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超獣機神ダンクーガBURN

ちょうじゅうきしんだんくーがばーん

『超獣機神ダンクーガBURN』とは、1997~98年にに展開したメディアミックス企画と、長谷川裕一が担当した漫画版の題名。
目次 [非表示]

その体は機械

動きは獣

姿は人――

そして心は“神”である


概要編集

『超獣機神ダンクーガBURN』とは 1997~98年に展開したメディアミックス企画、及び長谷川裕一による漫画版の題名である。

1997年、葦プロダクション(現・プロダクション・リード)は過去作品のリメイクを計画、その中で『ダンクーガ』のリメイクも上がった。

その際にアニメ版と漫画版の展開も計画され、長谷川裕一が漫画版を「少年エースダッシュ」で執筆した。しかし、アニメ版の方は諸事情でお蔵入りし、漫画版のみの単独展開となった(『オタクの遺伝子 長谷川裕一・SFまんがの世界』より)。

実現していれば『BURN』が二代目となり、製作されていれば『ノヴァ』が三代目となったかも知れない。

原典がTV放送が打ち切りになりOVAで完結した様に、漫画版も最終回目前に掲載誌が廃刊となり、最終回は書き下ろし加筆となった。


スーパーロボット大戦』への参戦が望まれる作品で、実際ある声優が主役の声を当てたいとTwitterで発言している。


ストーリー編集

21世紀初頭、地球は後にフォアと呼ばれる謎の異星人軍団の侵略を受け、支配されていた。

フォアは地球を自ら支配する26の部族に互いに非干渉を条件に分割統治させ、人類は家畜や実験動物の様な扱いを受けていた。

しかし、地球人はそれに甘んじる事無く、資材を蓄え、技術を上げ反攻の機会を窺っていた。

フォアの地球占領から13年が過ぎたある時、人類は超兵器である獣戦機を完成させ獣戦機隊BURNを結成。

獣戦機の主と認められた1男3女の若者達は獣戦機の最終合体形態ダンクーガを用い、フォアへの反攻の狼煙を上げた。

果たして、フォアの目的とは何か?

獣戦機隊BURNは地球を取り戻せるだろうか?


キャラクター編集

獣戦機隊BURN編集

風間翔児

主人公でイーグルファイターの主、寡黙で任務達成の為なら多少の犠牲と被害も厭わない非情な所もあるが、実は過去のトラウマが遠因だった。


深森静香

ランドクーガーの主、理知的だが同時に大胆不敵。

射撃の名手と同時に水浴びを披露した。


炎条寺ユーリ

ランドライガーの主で元武器商人のキャラバンに居た。


富士見双葉

ビッグモス主の僕っ娘。


端槻博士


深森博士

台詞のみ語られる。


敵(フォア)編集

突如地球に侵略・占領した異星人連合


シャピロ・ニーズへヴン

元は地球人だったが、フォアに認められ、フォアの尖兵となったサイキッカー。


ヴァルハリアント

この物語の全ての黒幕にして元凶。


メカ編集

獣戦機

作中解説ではもともと21世紀初頭に地球で用いられていた兵器とされている。

当時戦闘は高度な自律型コンピュータを備えた無人兵器に移行していたが、コンピュータ技術に劣る国が野生動物の脳を移植して作り出したとされる。

その動物特有の非論理的な動きが、“敵(フォア)”の機動兵器に対抗できたことを知り、脳をバイオチップに置き換えて生産されたのが獣戦機と呼ばれる自我を持った兵器であった。

作中では“敵(フォア)”戦に投入するも野生化した初期型の獣戦機がシャピロの誘導でダンクーガに敵対するというシーンも描かれた。

(Wikipediaより抜粋)


ダンクーガBURN

身長38メートル・体重580トン

作中では単にダンクーガと呼称されている、ここでは便宜上ダンクーガBURNと呼称する。

人類が13年の月日を掛け開発、完成させたフォアに対抗する超兵器。

原典と同様四機の獣戦機が「マシン」「ビースト」「マンマシーン(原典のヒューマノイド形態)」へ合体変形するが、パーツ面積は原典とは変わっており、悪役調の顔が特徴的である。

BURNの名の由来は、合体後は常にオーバーヒート状態のため機体が高温になってしまい、自らの熱でダメージを受けてしまう特性から。そのため作中ではギリギリまで合体せず分離状態で戦ったり、熱膨張を利用した戦術に嵌り窮地に陥ったこともあった。


イーグルファイター

翔児が主の獣戦機で唯一の飛行戦力。

暴走した所を翔児が強引に操縦し、主と認められる。

マンマシーン形態では内蔵火器を武器にしている。

原典と異なり、曲線状主体のデザインで、合体後は頭部と背中を形成するだけでなく、非常時には頭部を分離し、カッター代わりに使える。

唯一名前が無かった。


ランドクーガー

静香が主の獣戦機で、互いに見つめ合っているうちに主に認められる。「ナイトメア」と名付けられている。

黒豹がモチーフで、マンマシーン形態ではランドライガーとコンビを組み、射撃戦を得意とする。


ランドライガー

ユーリが主の獣戦機で、暴走した所をロデオの馬乗り状態となり、ランドライガーがユーリに根負けし、主として受け入れる。

「キング」と名付けられており、最終決戦でランドライガーの頭部コアが破壊された時は絶唱した程であった。

此方は白獅子をモチーフにしており、ランドクーガーと同様射撃戦を得意とする。


ビッグモス

双葉が主の獣戦機で何と「ぽち」と名付けられている。

搭載火器が豊富であるが主と同様、気は優しい為本来は戦いを望まない。

迷彩カラーリングが特徴である。


ガンドール(本編未登場)

長谷川裕一がコミュケで出版した「ひとりスーパーロボット大戦」で登場した第5の獣戦機。

原典は巨大宇宙戦艦だったが、BURN版では巨大戦闘機に変更された。

詳細不明ではあるがダンクーガBURNの背中にセットされ飛行可能になる事とマンマシーン形態が無い事が噂で聞かれている。

将来、スパロボ参戦になった場合、どんなリニューアルが成されるか(例・マンマシーン形態へ変形等)注目である。









物語の真実(ネタバレ注意!)編集

実は翔児シャピロは、実の兄弟であり、シャピロが兄で翔児が弟であった。

幼い時両親を失い、翔児の方は既に兄は死んだものと思っていたが、シャピロは翔児が生きていると信じ、ヴァルハリアントに従いながらも探していた。

そして、互いに生き別れの兄弟が再会した時、悲劇は起きた。

シャピロは成長した翔児を否定し、翔児もまた、兄と言えども罪なき人々を苦しめた事は許せず、巨大化したシャピロと対決。

そしてシャピロを斃した後、翔児は立場が違えば逆の境遇だった事を認め、地球人を苦しめたヴァルハリアント打倒を誓う。そして、仲間達に翔児は心を開き、「戦いが終わったら皆で静かな場所で暮らそう」と話す。


余談編集

本作は起承転結の「承」から始まった為、「起」の部分はシャピロ初登場の回で初めて語られる変わった構成だった。


関連タグ編集

超獣機神ダンクーガ 獣装機攻ダンクーガノヴァ

ダンクーガBURN ダンクーガ ダンクーガノヴァ

長谷川裕一


合身戦隊メカンダーロボ未来ロボダルタニアススーパーロボット大戦64マブラヴオルタネイティヴ:宇宙からの侵略で荒廃した地球が舞台の作品繋がり。


宇宙の騎士テッカマンブレード:地球を股に掛ける肉親同士の死闘繋がり。なお、テッカマンブレードでは主人公が次男坊で敵は長兄と双子の弟だった。

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