『カミワザショット!』
概要
アニメ『カミワザ・ワンダ』に登場するアイテム“カミワザガジェット”の一種。
大型の一眼レフ(作中でも「カメラ」と比喩されている)のようなシルエットで、バグミンをキャッチで取り込んで浄化(デバッグ)しプロミンに戻したり、デバッグの流れでプロミンをカミワザプロカに保存(チャージ)、プロカをタッチで召喚することが可能。
ワンダー星の住民のカラーに合わせた色が存在すると思われる(住民全員が所持しているかは不明)。劇中ではワンダ、マイティ、アメイジング、ナイスのカラーの4台が登場した。
ワンダの物(メイン画像右下)は地球でのバグターボミン捕獲の経緯で破損、ユートが修理した際に地球上の部品を組み込んだために地球人かつ修理したユートしか使えないようになってしまった(ワンダ曰く「地球の部品とワンダー星の部品がイレギュラーを起こし、データの再入力が出来なくなってしまった」)。
一度ワンダの妄想でユイの声がシステムボイスになっているものが登場した。
マイティのブラックカミワザショット(メイン画像左上)は現時点で確認できるタイプの中で唯一サーチが使える特異なものとなっている(後述)。
機能
左横のレバーを引くことで、目を引くレンズを覆う特徴的なカバーパーツが展開、各モード待機状態に移行する。
玩具版では本物のカメラでいうピント合わせ機能を前後にすることでキャッチ⇔タッチを切替可能(前→タッチ、後→キャッチ)。
カミワザキャッチ
『カミワザキャッチ!』
モードをキャッチに合わせてレバーを引いてブランクのカミワザプロカをセット、待機状態に移行(アニメ、漫画版ではカミワザプロカ装填が省かれることもあるが、玩具版でも展開前に装填しておくことで再現可能。漫画では対象のバグミンに裏面のモニターのライトの輪がスコープとして投影される)。
バグミンに狙いを定めシャッターを押すと(カメラらしさを強調するためか、1話でのみはっきりシャッター音が聞こえる)、レンズから黄緑色の光が放たれバグミンを包む。
抵抗に負けずバグミンを取り込み、レンズカバーを閉じるとデバッグに移行する。
カミワザデバッグ
『カミワザデバッグ!』
上記のキャッチから自動的に移行。この際バグミンの抵抗ゆえかショットが激しく揺れるため押さえ込みながらデバッグする必要がある。
シャッターを長押しするとライトの輪が貯まっていき(玩具版ではシャッターを離すと輪が最初に戻ってしまう)、全て貯まると『デバッグ完了!(プロミン名)!』の音声と共にプロミンがカミワザプロカに保存(チャージ)される。劇中では玩具版と違い、デバッグ後の効果音が個別にある。
アニメではこの機能を応用し、デバッグ済みのプロミンをカミワザプロカにチャージすることがあった(玩具版では再現不可能)。
カミワザタッチ
『カミワザタッチ!』
モードをタッチに合わせてレバーを引いて待機状態に移行、プロミンがチャージされたカミワザプロカをタッチするとレンズからプロミンが召喚される。カミワザシェイカーで合成プロミン、ファクトプロミンも召喚可能。
なお召喚されるプロミンの反動の勢いは凄まじくターボミンを初召喚したユートは後ろに吹き飛ばされており、これ以降カミワザショットを使用する人物は召喚時にプロミン顕現と同時にショットを上に振り上げて勢いを切っている(ワンダい曰くプロミンの召喚にかかる時間は0.75秒)。
漫画版では当初、タッチと展開の手順が逆転していた。
ブラックカミワザショット
マサトが所持している(メイン画像左上)。マイティから手渡された。
機能はユートらの物と基本的には同じであり、使用者選定機能はなく
- 白と緑、緑のラインで構成されているワンダの物に対し名前の通り濃い紺色と紫に金色のラインで構成されていること
- 音声がより渋く召喚時にワンダ、アメイジング、ナイスの物とは違いプロカタッチ時にプロミン名が流れる(エピソードによってはプロミン召喚後に流れることもある)
- キャッチ待機音、デバッグ待機音が渋め
- デバッグ後の効果音がワンダverの玩具版のもの
- 召喚・捕獲時の音声にEDM調の音声が裏で流れる
と様々な差異が見られる。
だが、最大の特徴はカミワザフラッシュ同様サーチ機能(カミワザサーチ)がついていることである。
モード関係なくレンズカバーを閉じた状態でシャッターを長押しすると『カミワザサーチ!』の音声と共に緑の光が照射され、バグミンを照らして視認可能にできる。
カミワザショット(アメイジング&ナイスver)
使用者選定機能がないユート/ワンダの物をそれぞれのカラーに変更したぐらいのもので、カミワザサーチもない。
アメイジングの物はミライに、ナイスの物はシュウにパートナーとしての証に送呈された。
玩具版
カミワザプロカ、カミワザシェイカーとはICで連動。カミワザフラッシュと上部のジョイントで合体できる。
また劇中とは違いデバッグ後の効果音は共通(ブラックカミワザショットのもの)。
ワンダ/ユートのカラーの物しか商品化されていないが、本来はブラックも商品化が考えられていたものの大人の事情によりお蔵入りになったらしい。
関連タグ
世紀王サンドライバー:前面のギミックが類似した変身ベルト。
ケミーライザー:8年後の仮面ライダーシリーズに登場する、カードを用いて小型モンスターを探知、捕獲(カードに封印)、召喚出来るアイテム繋がり。更に初期のマサトと似た考えの紫のライバルも主人公とは少し違うタイプを使う。