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概要編集

1992年、ガイナックスは「王立宇宙軍」の続編として本作を立ち上げた。舞台は王立の50年後とし、当初は監督を庵野秀明、脚本を山賀博之とする予定であったが、制作には数十億円もの予算が必要と判明。そんな大金をスポンサーがすんなりと出してくれるはずもなく、ガイナックスもアダルトゲーム制作などで経営が手一杯という状況では自主制作も困難ということで、企画は凍結。後、1997年に企画が再開するも、庵野は興味を失って監督を辞退、山賀が監督を引き継ぐも、1998年にCD-ROMによるデータ集「蒼きウル 凍結資料集」、2000年にゲーム「蒼きウル コンバットフライトシミュレータ プレーン&ミッションモジュール」シリーズが発売されるにとどまり、作品の制作は行われないまま、時間だけが過ぎていった。


それから10年以上が経過した2013年の東京国際アニメフェアで、突如イメージポスターを公開し、制作再開を発表。監督・脚本を山賀、キャラクターデザインを貞本義行とし、シンガポールに設立する「Uru in Blue LLP」を制作主体に2014年に先行短編、2018年に本編世界同時公開を目指すとしたが、先行短編は2015年春に延期され、その時期になっても公開されず、再度企画は凍結。


2017年6月、株式会社カラーとの裁判終結後の謝罪文の中で、同月から「蒼きウル」の制作を開始していると発表。

2018年、株式会社ガイナに制作主体を変更し、2022年までに全世界同時公開を目指すと発表。

更に同年、監督の山賀が大徳寺真珠庵「襖絵プロジェクト」に参加し、盛大なイメージボードとなる襖絵「かろうじて生きている」を発表。

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