概要
『青山ラブストーリーズ』とは、1998年にコナミで発売予定だったゲームである。
1997年にコナミは『ときめきメモリアル2』を柱に『みつめてナイト』、『あいたくて…』、『青山ラブストーリーズ』を次々に発表、ギャルゲーのコナミを定着させようとした。
本作のコンセプトは「やるドラ」シリーズと同様に主人公達を操作し、一つの物語を作るもので、「インタラクティブシネマ」と称しており、本作はその第一弾になる筈だった。
しかし、翌年のコナミ再編で本作を担当する予定だったKEC青山が解散した為、お蔵入りとなってしまう。
コナミ再編は同時にときメモ優先・偏重の姿勢となり、『あいたくて…』と共にコナミ…否、日本のギャルゲーの歴史に名を残す筈だった作品を潰した事で、コナミは自らギャルゲーの才能とノウハウを潰し、発展の芽を摘み取る結果となった。
なお、本作の代替作品が『かってに桃天使』である。
登場人物
夏野 響子 CV:伊藤美紀 - 職業はディスプレイデザイナー。
菅野 慎二 CV:辻谷耕史 - 職業はイラストレーター。
安田 奈美 CV:五十嵐麗 - 職業は雑誌編集者兼絵本作家。
彩門 聡 CV:古澤徹 - 職業は有名なブティックのオーナー。
ゲームシステム
「EVE」シリーズに似た男女プレーヤーを交互に操作するザッピングシステムで、互いの主人公の自分捜しを行う筈だった。
また、背景は実写取り込みを行っていた模様。
関連タグ
『EVE』 - 20年以上続くザッピングアドベンチャーゲーム。未だ終わりが見えない。
『あいたくて…』 - コナミ再編の犠牲となった不運の作品
『かってに桃天使』 - 本作の代替作品だったが、三作目が企画倒れに終わった。