バックガイナー
ばっくがいなー
イラストで青髪と青いパイロットスーツの少女が緑川なつみで、赤いパイロットスーツが麻生鈴音である。
バックガイナーとは、1997年でから1998年に掛けて、「はるかぜ戦隊Vフォース」で知られるビングがプレイステーションとセガサターンで発売していたシミュレーションゲームであり、全三部作を予定していた。
「平凡な少年少女達が戦いに巻き込まれる」と言った『機動戦士ガンダム』を始め、『超時空要塞マクロス』、90年代中期~後期に流行った『新世紀エヴァンゲリオン』や『機動戦艦ナデシコ』の要素を採り入れており、キャラクター&メカニックデザインに後の『機動戦士ガンダムSEED』シリーズや『蒼穹のファフナー』シリーズや『銀色のオリンシス』のキャラクターデザインを手掛けた平井久司が担当した。
1997年に「覚醒編・ガイナー転生」が翌年に「飛翔編・うらぎりの戦場」がそれぞれ発売され、「完結編・そして未来へ」は98年夏に発売される筈だった。ところが、発売元のビングがゲーム事業から撤退した為、そのままお蔵入りの未完に終わった処か、ゲームの出来栄えもお世辞にも良いとは言えなかった。
21世紀初頭、科学的には発達してはいるが、日常生活は今までとさほど変わらない平穏な日々が続いている。
そんな折、ここ日本で人間の消滅、怪物の出現といった不可解な事件が起き始める。
原因は一般には知られず、報道機関では、連日評論家たちがおもしろおかしく取り扱っていた。
しかしその影では、この事件を独自に捜査し、解決すべく警視庁特殊警察機動隊(通称:特機隊)が結成され、人型兵器を駆使して活躍していた。
そんなある日、いつものように登校していた水城慎と緑川なつみは機動隊の交通封鎖に遭遇する。
空を飛び交う報道ヘリにいつもの静かな朝はかき乱されていた。そこで2人が目にしたものはビルの合間から飛び出す特警用シェルと怪物の姿であった。
撃墜された報道ヘリの爆発に巻き込まれ負傷し、動けないなつみを助けるため、慎は乗り捨てられていたシェル・リブラルに搭乗するのだった。
(説明書より引用)