概要
元々は『ビーストマシーンズ(Beast Machines)』(日本語タイトル『ビーストウォーズリターンズ』)の次回作として構想されていた作品。
作風や世界観は『マシーンズ』を引き継いだもので、機械と自然が融合したセイバートロン星(サイバトロン星)が舞台となっている。
キャラクターデザインも『マシーンズ』の路線を引き継いでおり、従来のTFと比較するとかなり有機的なデザインとなっている。ただし、やたらグロテスクだった『マシーンズ』と比べるとメカニカルな要素が融合されており、ちゃんとTFとして見れるデザインとなっている(海外のTFファンからはガンダムなどの日本製ロボットアニメのそれに似ているという意見もあったらしい)。
一方、チートァなど『ビーストウォーズ』シリーズからの続投組以外にも、オプティマスプライムやメガトロンなど初代を強く意識したキャラクター達が多数登場していることから、どこか原点回帰を意識していたと思われる。
本来ならば『マシーンズ』放送終了後に新シリーズとしての投入が予定されていたが、『マシーンズ』の急激な路線変更や前衛的過ぎる作風がTFファンから総スカンを喰らい失速。TF市場があわや崩壊寸前の危機に陥る。
もはや『トランステック』を展開できる余裕もなくなり、敢えなくお蔵入りの憂き目に会ってしまう(代わりに市場再興案として、和製の『カーロボット』が導入された)。
もっとも、アメコミなど一部媒体自体は展開されているらしく、完全な封印作品ではない模様。また、デフォルメの効いたキャラデザや初代回帰の路線など本作で導入される予定だった要素は、後続の実写映画シリーズやアニメイテッドなどでも見られるため、日の目こそ見なかったが後続シリーズの叩き台になった作品と見ることもできる。
関連タグ
トランスフォーマーカーロボット:本作の代わりに導入されたアニメ作品。
アニメイテッド:本作の影響を少なからず受けたと思われる作品。