概要
『でろでろ道中おばけてんこ盛り』のラスボス。
妖怪たちが住む地底世界を支配していた鬼。
300年前、地底界にて破壊の限りを尽くした後、地上進出を目論んだことで勃発した妖怪同士の戦争に敗れ、魔封島にある魔人城最上階の巨大な器の中に封印されていた。
その後、ビスマルが盗んだ召喚マシーンによって復活をとげ、浮遊城に根城を構えて地上世界の征服に乗りだす。
ゴエモン一行を陰ながらサポートするネコ娘のスザクにとっては故郷の村を滅ぼした宿敵である。
その凄まじい妖力で世界そのものを崩壊に追い込むという、シリーズのラスボス屈指の凶悪さを備えた敵である。
……が、いざふたを開けてみれば設定上のスペックと実態がまったく見合っておらず、ファンからは不評であった。
過去作に倣っての美形悪役、OPムービーにも顔見せしている、ラスボスは二段階戦で勝ったと思ったら真の姿を現して襲いかかるという燃えるシチュエーションを備え持つ(BGMもカッコいい。タイトルがアレだが)上、実は不死身で肉体を失っても魂は滅びず新たな肉体に宿ることで復活できるというチートスペック設定の持ち主だったりするのだが、ゲーム本編での出番の少なさゆえの影の薄さと設定上の強さに見合わぬ雑魚っぷりに加え、魂の状態で逃走を図ったところにエビス丸の屁を食らって消滅するというなんとも情けない最後も相まって、ファンからはラスボス(笑)の烙印を押されてしまった。
第1形態から第2形態へ変化する演出はエフェクトも相まって野蛮な大猿を連想させる。