概要
1903年6月22日、山梨県北都留郡初狩村(現:大月市初狩町下初狩)に生まれる。
本名・清水三十六。ペンネームの由来は小学校卒業後に徒弟として住み込みで働いていた質屋・山本周五郎商店に因んだもので、文人として自立するまで支援してくれた店主への感謝の念が込められていると言われている。
作品の多くは時代小説で、「赤ひげ診療譚」等名も無き庶民の生活を描く一方、「樅ノ木は残った」等歴史小説でも傑作を残している。
人付き合いを極端に制限して文学賞の類も嫌い、直木賞や文藝春秋読者賞等の受賞を悉く辞退している。