CV:緑川光
概要
日本妖怪の警察・司法機関に相当する『天狗ポリス』のエースであり、必要に応じて鬼太郎に力を貸してくれる。蒼坊主とは昔からの知己。ネコ娘に想いを寄せている。
人物
基本的には冷静だが、悪を憎み正義を愛する心は強く内面はかなりの情熱家。
天狗ポリスを統括し裁判長を務める大天狗・赤嵐坊の息子として育てられている。現在では想像がつかないが、幼少期はかなりの乱暴者であったらしく、問題を起こす度に養父である赤嵐坊に叱られていたとの事。
主な登場回など
初登場は第36話の『レスキュー目玉おやじ』から。妖怪“松明丸”を倒すために蒼坊主と共に妖怪横丁にやってきた。その際蒼坊主を介して鬼太郎と出会い、その後一緒に松明丸を倒した事で鬼太郎や仲間達との親交を築く。その際、ネコ娘から鬼太郎の仲間の証である『霊界符』を託された。
第39話の『ぬらりひょん最期の日』で再登場。自分が渡した霊界符を大事にしてくれていた事に感謝したネコ娘の笑顔に、「可憐な方だ…」と一発で恋に落ちる。
その後、ピンチに陥ったネコ娘を助ける為にぬらりひょんを逃すという失態を演じてしまうが、天狗ポリスのボスである大天狗に許され事なきを得る。
第68話では、地獄に呼ばれたネコ娘とねずみ男の引率として共に地獄へ赴いた。自分が何かしたのかと落ち込む猫娘を必死に励ます姿から「ナンパ鴉」とねずみ男にひやかされ真っ赤になって怒鳴り返すなど、コミカルな描写も増えた。
しかし、ねずみ男が『妖怪四十七士』を集める大任を任された時には我が事の様に喜んだりと、好青年ぶりが窺える(当のねずみ男は心底嫌がっていたが…)。
第73話では、鬼太郎の力になる為に修行をするネコ娘を厳しく暖かく見守り、反対に全くやる気の無いねずみ男をそれは厳しく厳しく躾けていた。
第100話は彼の過去に関する回で、黒鴉は自分の「大昔に滅びた悪の天狗のボスの息子であり、自らがその父の魂の憑り代(よりしろ)である」という思ってもみなかった驚愕の出自に驚き、苦悩する。終盤では群馬の妖怪四十七士として覚醒した。
ネコ娘との関係
概要の欄にもある通り、黒鴉はネコ娘に想いを寄せており、度々ネコ娘を意識する描写・発言が各話でちらほら見られる。
しかし肝心のネコ娘はというと、鬼太郎が好きなためか黒鴉の想いには全く気が付いていない様である。
更に第67話の『歩く吸血樹!樹木子』では、「天狗ポリスが居るから大丈夫」の発言の後、天狗ポリスの面々を回想する場面があるが、何故か一番良く知っているであろう黒鴉の存在が全く出てこない。
下手すると公式では異性どころか、仲間としてちゃんと認識されているか大変微妙な所である。真実はいかに。
余談
- 6期では、メインキャラクターである犬山まなに恋心を抱くという共通点を持つ、若いカラス天狗の小次郎が登場している。
- 5期における鬼太郎と黒鴉は互いに毛や羽根を槍にしたり、父親との関係やネコ娘との関係がアンチテーゼになっているなどの類似点がある。
関連タグ
ネコ娘とのカップリングタグ。