概要
CV:緑川光
『シャドウバースF』の登場人物。
主人公である天竜ライトにシャドウバースをプレイすることを勧め、そのまま彼をシャドバカレッジに招待した。
前作『シャドウバース』で登場した「伝説のカード」は、学園内の石像に一つずつ封印されることになったのだが、それを提案した者がウルフラムである。
災いの樹が再び目覚めた時に訪れる脅威に向けて、次世代のシャドバプレイヤーを育成することを決めている。
「平等と公平を愛する」と語っており、誰もが平等であることを尊ぶらしい。
使用デッキ
ロイヤルクラスのデッキを使う。
自身の手札を公開する代わりにドローやフォロワーの強化などを行うという、かなり癖がある変わったコンセプトのカードを多数投入したデッキとなっており、バトルした者も「うざってぇデッキ」と口を漏らすほど。
曰く、デッキも「平等公平」言い換えれば「正々堂々」を銘打ったものであるらしく、おそらくは自身の手の内(手札v)を相手に見せることを「正々堂々」としているのだろう。
切り札となるレジェンドは、太陽の騎士・サンライト、月の騎士・ムーンライト、星の騎士・スターライトの3枚。
いずれも、自分の手札を1枚公開したとき、または手札のこれが公開されたときにそれぞれ強力な能力が働く。
活躍
第1話にてライトの回想内にて初登場。
「運命に選ばれた者」として、彼にシャドバカレッジへの招待状を渡した。
第24話では、シャドバカレッジの理事長を務める白銀ミカドと対談する。
セブンシャドウズの中でもリーダーのような立場なだけあり、ジェネシスカンパニーも彼を強く警戒している模様。
私が君の未来を照らそう
ワールドランキング編となる第44話では初のバトルシーンが描かれる。
ワールドランキング戦開幕から数日経ったにもかかわらずバトルをしようとしない邪星リョウガの前に現れ、彼を挑発してバトルに乗らせた。
ヴァンパイアクラスの「狂乱」状態になると強力になるカードを多数プレイし、リョウガはウルフラムへ苛烈に攻めるが、彼は自身の体力が1になるまで追い詰められても動じる様子は全く見せなかった。
そして、最終的には太陽の騎士・サンライトの連続攻撃能力によってバトルに勝利。リョウガに黒星をつけた。
ワールドランキング編のセブンシャドウズに共通している点だが、この時点では彼らはまだ本気でバトルする気は無い様子があちこちで見られる。
バトル後はリョウガに再戦を求められるも、彼のデジフレであるデモニアが彼の体を心配しバトルすることを止めようとする。
ウルフラムは再戦には応じず、リョウガに対し自身の「衝動」をまだ理解していない、という内容のアドバイスを添え、その場を去った。
余談
Shadowverseにも大量のスターシステムでキャラクターが登場している神撃のバハムートにおいて、ウルフラムの担当声優である緑川光はアルベール役で声を担当している。
そして後のセブンシャドウズ編にて、ウルフラムのデッキにアルベールのカードが含まれていたことが判明。しかし実際にプレイすることはなかったため、一種のファンサービスとして入っていた可能性がある。
関連タグ
※以下はシャドウバースFの重大なネタバレが記されています。
アークルーラーに勝利したライトの前に突如姿を現したウルフラム・ゼルガ…
アークルーラーからアークを奪い、破壊するとアークルーラーはライトのスマホの中に吸い込まれ、災いの樹が姿を現す。
彼はなんとライトが敗北すれば地球は滅びると宣告をする。
ネクサスの力を用いてアークを破壊、さらに世界を管理しようと企む。
彼は災いの樹の中へ消えていった…
世界の命運はライトにかかっているー
ついに世界の命運がかかった、本当の最後のバトルが、始まる…
時は彼の少年期…
ウルフラムはロンドンの上流階級の家に生まれ、何不自由なく育っていた。
ある日、彼は興味本位から荒れ果てた路地裏に入り、そこでハリー・スミスという青年と出会う。ハリーは自分たちのボスが近づいてきたのを感知して、ウルフラムを守るために身を隠してくれた。
ハリーは孤児院で育ち、孤児院のボスに多額の借金を背負っていた。借金を返すためにウルフラムを人質にして身代金を要求することもできたが、そんな卑劣をするほど彼は堕ちてはいなかった。
ウルフラムはハリーに、借金を返すために働くか自分を誘拐してボスに渡すかしたらよかったのにと言う。そしてハリーに仕事を与えるよう父に交渉するも、特別扱いするわけにはいかないと却下されてしまう。
そんなある日、ウルフラムは路地裏に張ってあったシャドウバース世界大会のポスターを見て、ハリーにシャドバを教えようとする。しかし、シャドバを教える約束をした矢先には悲劇が待ち受けていた。シャドバを教えるために彼を待っていたが…ウルフラムは燃える東地区を見て絶望し、スマホを落とした…
東地区で大規模火災_死亡者計164名
東地区大規模火災の首謀者逮捕
首謀者は故意を否定も、計画的犯罪の疑い
大規模火災による死亡者リスト
大切な友人が命を落とし、平等公平を求め始めたウルフラム。
そんな時、どこからかネクサスが姿を現し、ウルフラムにこれまでの出来事を見せる…
ウルフラムは彼のためにもう一度やり直そうとするため、この世界を滅ぼそうとしていた。
バトル開始後、セブンシャドウズのデータ改ざん、さらにシャドバカレッジ爆破が自分の仕業だと明かす。
シャドバカレッジを創ったのも、伝説のカードを始末するため…そしてライトにシャドバを伝えるため。
大切な場所を破壊したウルフラムに怒りを露わにするライト。
そして彼は、有り得たかもしれない真実を明かす、ライトが、ネメシスクラスの、8人目の伝説のカードの持ち主になるはずだった者だと…
ネメシスクラスの伝説のカードを手にしたライトにハルマ、ヒイロ、アークルーラーと、これまでのライトの試練となったバトルは全て自分のシナリオ通りと明かし、ライトにライト個人ではなく、世界の代表人類の代表としての意思を問うもー
「甘すぎる!誰が身の上話をしろと言った!世界を背負う理由が、足りない!子供の戯言ではなく、それを話せと言っている!」
この期に及んで自分の思った通りの意見を言わなかったため激昂し、民衆やヒイロ達、セブンスフレイムの前でライト個人ではなく、人類の代表として戦うよう恐喝に走り、シャドバするまでごく普通の子供だったライトに恐喝する様に、ハルマは何で普通の子供であるライトや、自分達に重荷を背負わせようとしてることに憤慨し、これまでと一変した態度にリョウガとミカドも困惑。レオンは手厳しいと辛口なコメントをしている(一方で視聴者の中には、「勝手にライトに期待しておいて都合が悪くなるとあっさり失望して、辛辣な言葉ばかりぶつけるなんて身勝手すぎる」と、そんなウルフラムの滑稽な態度に憤慨した人も少なくなかった様子リョウガにも同様の態度を取っている)。
ライトがアークルーラーのエンハンス効果で呼び出した絶傑の効果で体力1まで追い込まれるも、最初のターンに加えたスペルカード『終焉のいななき』を破滅の騎士のラストワードで加え、破壊された黙示録の騎士4体を呼び出して進化させ守護無視のワンショットキルを決める。
まだ抵抗しようとするライトを痛め付け、それに怒ったドラグニルもネクサスの力で一蹴して、災いの樹奥深くへ入り、虚ろの影を呼び出して計画を進めると、アークルーラーの導きでやって来たライトと真の最終決戦を行う。
ターンを重ねる中、自分の真の目的がかつてのレオンのようにネクサスの力を利用して災いの樹に人々の魂を閉じ込め、自分の元で文化や人種による差別偏見が無く、同じものを食べて、同じ服を着るという個性もない、皆平等と公平の世界を作り上げることを明かす。仲間も要らないと断じ、孤高で歩んだ自分と相容れないにもかかわらず、ずけずけと他人のパーソナルスペースに入り、自分の本心を引き出そうと対話をしてくるライトに癇癪を起こし、レジェンドフォロワーからさらに進化したドラグニルの効果で破壊された黙示録の騎士の力を纏い、新たな力ジャッジメントデッキでライトに牙を剥く。
あらゆる手でライトを追い詰めるが、真実の証によってデジフレ達、さらにセブンス・フレイム、リョウガとミカドを呼び出される。
真の力を解放したデジフレ達によってついに敗北をしたウルフラム…
敗北した彼は跪き、その場で愕然としていた。
崩れ行く城の中…ライトは彼を助けるために動く…
「俺とウルフラムさん…一勝一敗ですからっ!バトルはまだまだここからですよ!」
「負けたよ…運命じゃない明日を、受け入れよう…」
世界をかけた戦いに負け、ライトに命を救われたその後…ウルフラムはセブン・シャドウズを引退し、屋敷に帰還…
そこに、もう居ないと思われた『彼』が現れた…
「おう!老けたなー、お坊っちゃん!」
「ッ!あなたは………あなたは何も変わらない。」
「まっ、ついてねぇ人生だったからよ……帳尻合わせの奇跡ぐらい、起きるわな…」
「約束!忘れたとは言わせねぇぞ!」
「えぇ。ずっと…覚えていましたよ…。」
死んだと思われていた彼は生きており、遠回りになってしまったが、ようやく約束を果たすことが出来るだろう。
真の関連タグ
レオン・オーランシュ:前作のラスボス
グルーシャ:ウルフラムと同じく、再戦を望んだ主人公に対し辛辣な言葉を投げつけた人物繋がり。登場時期が同じの為、重ねた人もいるのではないだろうか(ただし、こちらは過酷な運命を背負って目的を果たそうとしたウルフラムとは違い、辛辣になったのは「単に不慮の事故で夢を諦めた」という浅はかな理由である)。