アデル(魔界戦記ディスガイア2)
あでる
日本一ソフトウェアより発売されたゲームソフト「魔界戦記ディスガイア2」の主人公。
CV:緑川光。
魔王ゼノンの影響で人間たちが徐々に悪魔化しつつある中、なぜか唯一人間の姿を保っている青年。
魔界戦記ディスガイアシリーズにおいては唯一(一応)人間の主人公である。
生真面目な青年であり、卑怯なことを嫌う。数年前に出会ったエレノアとの蟠りから、家族以外の女性が苦手。
その為、魔王ゼノンと誤ってその娘であるロザリンドを召喚した際は
丁寧にゼノンの元まで送り返そうとしている上、人質としても取らず正々堂々と勝負しようと考えている。
更に悪魔であり敵でもあるロザリンドの言葉を普通に信じ込んでいる。
卑怯な戦い方を嫌うが決して筋肉バカというわけではなく物語中盤ではジオシンボルのパズルのステージでキーとなるジオシンボルを言い当てるなど冷静に判断する力もあるようである。
シリーズにおける扱い
しかしながら人間の主人公であるためか、それとも真面目であるためかは分からないが他のシリーズの主人公と比べると他の作品での扱いがほとんどない。
毎作登場しているディスガイア1の主人公であるラハール達や強烈な性格のディスガイア3の主人公であるマオや、若干キャラがかぶってるが強烈なボケキャラの一面もある上過去に重みのあるディスガイア4の主人公のヴァルバトーゼと比べると他のシリーズでは話題にすら上らないことが多い。
現在のところ彼はDLCでのみしか別作品に登場していない。
一方で本作で敵として登場するアクターレはディスガイア3でも4でも登場している。
しかしながらDLCによるとロザリンドとは恋人くらいの仲にはなっているようであり二人を加入させると掛け合いがある場合が多い。
後のディスガイアシリーズで、ロザリンドとの恋仲は檄甘化が進んでいる模様。
実はプレネールさんの大ファンでサインを要求したことも。
シリーズ全体で言えることは「攻撃は最大の防御」を体現した性能であるということ。
ステータス、装備適正、魔ビリティー、特殊技ともに攻撃に力を入れてくださいと言わんばかりのものがほとんどを占める。
特に、属性耐性の数値分、その該当する属性を持つ特殊技の威力を強化できる「エレメントフォース」と高威力の「烈火武神撃」による組み合わせで発揮できる超火力は非常に有名である。特に、ディスガイア5以降は複数の魔ビリティーをセットすることができるようになったので、上記の火力をさらに高めることができるようになる。まさにバ火力である。
歴代主人公の中でも火力面だけで言えば間違いなく最強クラスである。
弱点は火力以外の性能が軒並み低いことと、技のほとんどが炎属性なので炎に耐性がある敵には火力が発揮しづらいこと。(それでも上記の魔ビリティーで高めれば平均以上の火力はあるが‥)
特に、前者は深刻で防御面に至っては一度敵の攻撃を受ける側になってしまうと一気にピンチに陥ってしまう。一応、魔ビリティーに「柔よく剛を制す」という防御に役立つものもあるが気休め程度なのでフォローにならないのが正直なところ。長期決戦になればなるほどこの弱点は浮き彫りになってしまう。
総じて、汎用性をドブに捨てた代わりに短期決戦での性能を徹底的に磨き上げた性能である。
(以下ネタばれ注意)
アデルが作中で「パパ」「ママ」と呼んでいる人物は実の両親ではなく、本当の親はアデルがママと呼ぶ人物の知り合い。彼女に召喚術を教えたのはアデルの実の母親である。そして、アデルの本当の両親は生粋の悪魔である。つまり、アデルは『人間として育てられた悪魔』である。
アデルが悪魔化の呪いに掛からなかったのは、本人が『悪魔としての特徴を持たない生粋の悪魔』だったから、ということ。
ちなみに自分が悪魔であるという自覚は無く、後のシリーズでも基本的には人間を自称している。
因みに実の両親は争いから逃れてきた悪魔の夫婦、シュラとセリオン。
ヴェルダイムに侵略してきた魔王ゼノンとの戦いに敗れ力によって従えられている。