若き冒険家カイル
わかきぼうけんかかいる
大冒険に出発だ!
CV:緑川光
白猫プロジェクトの登場人物。
優秀な考古学者であり冒険家でもある青年。
「アストラ島」にたどり着いた彼が主人公に出会う所から本編はスタートする。
そして、二人の元に現れた人語を解する白猫キャトラの導きによって謎の少女アイリスと出会い、共に行動する事となった三人(と一匹)は島の奥地にある遺跡で闇に取り憑かれたドラゴンを打ち倒す。
しかし、倒れたドラゴンから抜け出した闇が、今度はカイルに取り憑いてしまう。
この時点でカイルは自我を保っていたものの、意識を闇に取り込まれるのは時間の問題であった。
「このままでは主人公達に襲いかかってしまう」と察した彼は仲間達を遺跡の外にある「飛行島」へ促し、遺跡の中に一人残る事になる。
そして、そのまま彼の消息は途絶えてしまう……
関連キャラクター
同じ島の出身であり、天涯孤独の身だったリュートと共に暮らしていた。
また、戦闘技術及び槍の扱い方を彼に伝授したのもカイルである。
証拠に、彼と同じアクションスキルを使うことができる。
この時取り憑いた闇は「闇の王」という名前で、肉体を乗っ取られた現在は闇の勢力の親玉として活動している。
闇の勢力の一人である道化師エピタフは何年も前からカイルに目を付けており、闇の王の器へと仕立て上げる為に彼の友人である「エクス」として振舞っていた。
闇の王として姿を見せるのはピレント島が初だが、名前やその正体が明かされるのはアオイの島の後半となる。
意思は闇の王にほぼ完全に奪われており、キャトラ達の呼びかけにも応じない。
が、アオイの島のイベントにて「器に抵抗されるとは……」と闇の王が苦しみながら発言するシーンがあるのを見る限り、まだ完全に支配されてはいないらしい。
主人公を「我が後継者」と呼んでおり、両者の間に関わりを示唆するような発言も見られる。
闇の王のCVはカイルと同じ緑川光である。
主人公達は「約束の地」を目指すと共に、敵の親玉の依り代にされてしまったカイルを取り戻すべく冒険を続けている。
しかし、サブイベントや番外編ストーリーなど本編以外の物語は差異こそあれど着々と進行しているのに対し、本編ストーリーの進行はとんでもなく遅い。
冒険そっちのけのテニス大会まで始まっており、一部ユーザーに至ってはカイルそのものを忘れかけているという声もちらほら。
そして、新たにゲームを始めたプレイヤーが増える度にカイルとの別れを経験するプレイヤーも増えるので、ダウンロード数が増える度に「○○万回闇に呑まれた男」と呼ばれたり、テニスやクリスマスパーティーに興じる主人公達を、彼だけでなく闇の王までもが陰から羨むネタが掲示板に投稿されるなどといったネタがちらほら出てくる有様である(ちなみに同型の魔物「マルドゥーク」は、後にまさかのプレイアブル参戦を果たしている)。
闇VS世界の最終戦争でも気が付きすらしなかったという能天気っぷり。
アイリスに曰く「この戦争における闇のゆらぎでは闇の王も気が付かない」とのことだが、自分の狂信者が一時的に自分以上の驚異となったのにもかかわらず、それでも気が付かないとは・・・。
第14章の舞台「キ・ガルシェ」において、闇の王がアイリスを倒すための手段を探すべく、自ら「虚空の遊園」に赴き「変化する」ことを決断。
その過程で「器」をヴァルアスに託し、自身とカイルを切り離し、門の中へと飛び込んだ。
カイルが、闇から帰還した瞬間だった。
森の中で目を覚ましたカイルは、手始めにヴァルアスと共に島唯一の町へと向かうことにした。
??? ※ネタバレ注意