物流
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ぶつりゅう
モノ(商品)が生産され、消費者の元に流通する流れのこと。
物的流通(ぶってきりゅうつう、PD: Physical Distribution)の略。
生産拠点(田畑、漁港、工場など)と小売拠点(店舗)の中間に位置する事業。発注されてから在庫を流通させるのが主な務め。
船舶・鉄道・航空機・トラックなどの交通手段を用いた「輸送」と、商品を受け入れて倉庫や物流センターなどに留め置く「保管」、輸送手段への積みおろしや倉庫などへの出し入れを行う「荷役」、商品の数を揃えたり組み合わせたりする「流通加工」、モノを保護し運びやすくするための「包装」、およびそれらを統括し、モノが確実に消費者のもとに届くようにする「情報管理」といった機能がある。
全国の店舗施設に商品が並ぶのを影で支えているが、日本の企業において物流部門はコストセンターと見なされ(製造や販売、企画など他の部門と比べて)軽視されやすいと言われている。物流業は2000年代の規制緩和で過当競争に陥った。大手企業はコスト削減のため物流部門を分社化、人件費が削られブラック企業と化した。送料無料や付帯サービス(トラック運転手が荷役をさせられるなど)などの過剰な顧客サービスが現場を圧迫し、2020年代には深刻な人手不足から機能不全に陥りかけている(2024年問題)。
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