概要
2015年6月23日に発売された『ファイナルファンタジー14(新生FF14)』の拡張データディスク第一弾。
Ver5.3パッチ導入と同時にフリートライアルに組み込まれるため、プレイ権を購入せずに遊ぶことができる。
新生エオルゼアでは部分的にしか行くことが出来なかった北の皇国「イシュガルド」が舞台となる。
その後2022年、「暁月のフィナーレ」パッチ6.1において、新生編に続いて大幅に改修。ソロプレイに対応する調整が行われ、いくつかのムービーには変更も入った。
ストーリー
ウルダハで行われたイシュガルド戦勝記念式典。
そこで仕組まれた謀略により、「暁の血盟」と冒険者(プレイヤーキャラクター)はウルダハの女王ナナモ・ウル・ナモ暗殺の濡れ衣を着せられてしまう。脱出を試みる一同は、追われる中で散り散りになってしまった。
命からがら逃げ延びた冒険者は、同じく危機を脱したアルフィノ、タタルと共に、協力者たちに助けられながら北を目指すこととなる。
エオルゼア北部、雪に覆われた皇都イシュガルドにたどり着いた冒険者たちを待っていたものは……。
特徴
新生メインクエストがどちらかといえば世界観の紹介を重視した内容だったのに対し、こちらは一転してストーリー重視のシナリオ展開。いかにもファンタジーRPGらしい王道なストーリーは今なお根強い人気を得ている。
新生ではあまり描かれなかったNPCの内面の掘り下げにも力を入れており、特にアルフィノは蒼天におけるもう一人の主人公とも呼べるほどの活躍を見せている。
また、クエストの進行もテンポアップが図られ、シナリオボリュームとは裏腹にかなりサクサク進むように設計されている。
新たな要素として「フライングマウント」が追加。エリア内に複数存在する「風脈の泉」と呼ばれるポイントを全て調べることで、そのエリアをマウント(乗り物)で自由に飛び回ることができる。
なお、新生エリアのマップはフライングマウントの実装を想定して作られていなかったため飛ぶことができなかったが、パッチ5.3のアップデートでフライングマウントに対応する改修が行われている。その後パッチ6.1で「風脈の泉」が半分に減り、かなり楽に開放できるようになった。
新たな蛮族として、甲虫のような姿をした「グナース族」、ずんぐりした鳥のような姿の「バヌバヌ族」が登場。これに加えて新生にも登場していた「モーグリ族」を合わせた3種の蛮族クエスト(パッチ6.25より「友好部族クエスト」に変更)が追加される。
新たな蛮神としてグナース族が信奉する「武神ラーヴァナ」、雲海を遊泳する「雲神ビスマルク」、そしてストーリーのラスボスとなるある蛮神が登場する(リンク先ネタバレ注意)。
サブクエスト関連ではクロニクルクエスト「機工城アレキサンダー」「三闘神」、アライアンスレイド「シャドウ・オブ・マハ」が追加。
三闘神クエストはのちに漆黒のヴィランズにおける、とあるクエストを開始するための条件となっている。