概要
『ファイナルファンタジーⅦ』に登場する召喚獣。
FF:UAfter 外界の章にも登場したほか、『ファイナルファンタジーXIV』にも蛮神として登場する。
FF7
数ある召喚獣たちでも歴代屈指のバランスブレイカーとして知られる召喚獣。
元ネタはケルト伝承最大の英雄たち『アーサー王と円卓の騎士』である。
ワールドマップの端っこにあるラウンドアイランドという島に存在し、海チョコボを育成していないと取れないため、入手難易度は高い。
FF7はマテリアによるアビリティの自由があるため、ナイツオブラウンドの『召喚マテリア』を装備することで誰でも使用可能となる。
召喚魔法は、円卓の騎士たちによる連続攻撃からアーサー王の一撃へと連鎖する『アルティメットエンド』。
歴代最強の召喚獣候補
おそらく、間違いなく歴代最強の召喚獣の筆頭候補と目される存在。(ダメージが1桁違うFF10を除けば)
その理由はそのトンデモない攻撃力と攻撃回数。
演出内容は、“円卓の騎士たちが次々と攻撃や魔法を繰り出し、最後にアーサー王がエクスカリバーによる一刀両断でとどめを刺す”というもの。
……なのだが、王と騎士たちの13回の攻撃すべてに攻撃判定があるというまさかのトンデモ仕様。しかも9999がポンポン出る上、攻撃範囲が敵全体であるからさらに恐ろしい……。
ただし、ダメージが安定しないのが玉にキズ……なのだが、マテリア「MPターボ」を連結させると消費MPが255まで上がる半面、確実に9999が出る。本来のMP消費は250であり、MPが上昇することによる弊害は殆ど感じられないレベルといえる。
さらに他のマテリアと連結させると、13回分の攻撃の恩恵が発生する、「ついでにぬすむ」を使えばどんなレアアイテムでもほぼ確実に敵全員から盗めるようになり、「MPきゅうしゅう」を付ければMPが満タンまで回復する。
その総ダメージ数129987。
12万9987である、漢字に直せば十二万九千九百八十七である!!
え? エデン? たかだか5ケタ越えが何か?
(エデンはFF8の最強召喚獣。とはいえFF8ではキャラが強く主人公の最強技は連続攻撃後に17連続攻撃で20万程度のダメージを叩き出す。また、FF8は召喚演出中にボタンを連打することで威力が上がる『おうえん』アビリティがあり、これはナイツオブラウンドで顕著だった「見てるだけ」へのアンサーであるなど、エデンはナイツオブラウンドの割りを食った面がある)
具体的に言えば、ラスボスをたった2回で撃沈させる。しかも、ラスボス戦は『ナイツオブラウンド』を装備して挑むと"ボス性能が上昇するペナルティ"があってこれである。
あのルビーウェポン先生ですら8回で終了……。
ただこの召喚獣、唯一にして最大の欠点は『演出が1分40秒』かかるという点であろうか。演出時間はインターナショナル版のスーパーノヴァ(ラスボス専用技)の方がさらに長くなっている。
あまりの威力ゆえにスタッフ内でも物議を醸した、まさに最強の召喚獣である。
なお、「Wしょうかん」のマテリアを装備すると2連続で撃つことが可能になり、さらに凶悪化する。しかもWしょうかんのマテリアはコマンドマテリアなので、別々に装備しても作動する。つまり、上記のサポートマテリアと組み合わせたままW化できるのである。
「Wしょうかん」と「まほうみだれうち」とを組み合わせれば4×2=8回連続召喚となり、総ダメージは1,039,896!
…と思いきや、「まほうみだれうち」マテリアは、このナイツオブラウンドのみ例外になっている。さすがにこれができたら、強さ云々より演出に13分もかかってしまう弊害の方が大きくなるからだろう。
攻略本『解体真書』には、この組み合わせが可能であると書かれているが、これは誤記である。
「まほうカウンター」との組み合わせは可能。ただし通常ではMPが尽きてしまうためHPMPいれかえマテリアでHPとMPを入れ替えた上で相手の攻撃に耐えなければならない。そのため、上限回数である8回のカウンターはできない。
また、ものまねも可能。
FF:U
世界中にあるオブジェノバに対し使用された。
最初は一体の騎士が召喚され、その後それぞれ違う武器を持つ13体の騎士に分裂する。
FF14
※拡張ストーリー「蒼天のイシュガルド」のネタバレ注意
「蒼天のイシュガルド」のラスボス。表記は「ナイツ・オブ・ラウンド」。
王たる「騎神トールダン」と十二体の「聖騎士」達を総称した「円卓の騎士」。
イシュガルド建国王トールダンとその配下の十二騎士がモデルとなった蛮神。
現教皇トールダン7世と親衛隊・蒼天騎士団がニーズヘッグの竜の眼の力とイシュガルド正教への千年間の信仰をもってその身に呼び降ろした。
作中ではイシュガルド教皇庁の戦闘で聖騎士数名が主人公の前に立ち塞がり、その異様な力で主人公の最愛の友の命を奪った。
魔大陸アジス・ラーにて王を含めたフルメンバーが揃い踏みし、主人公に最終決戦を挑む。
戦闘では、ボスである騎神トールダンが号令をかけることで数名ずつ攻撃を仕掛けるという形になっている。
ボスのHPを減らすと背景が変化し、FF7を思わせる聖騎士たちの連続攻撃が繰り広げられる。
最後は十二体の聖騎士が円陣を組み、騎神トールダンの「アルティメットエンド」で締めくくる。ご丁寧にもガラスが割れる演出まで再現されている。
「絶・竜詩戦争」ではフレースヴェルクとニーズヘッグの力を取り込んだ騎竜神トールダンが登場する。
FF15
映画KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVにて登場した魔法障壁の設定として存在している。
膨大な魔力を消費し、王都インソムニアの至る所にある騎士像を自立行動をさせる代物で、
ルシス王家が扱う事が出来るシフトも出来る。
※尚作中に登場した騎士像はFF15のゲーム内で登場した歴代王の英霊と同じ姿をしている。
※ネタバレ注意
作中ではニフルハイム側の策略で放たれた、シガイのダイヤウェポンと戦った。