概要
ファイナルファンタジー14の舞台となる世界(惑星ハイデリン)、もしくはその星に宿る「光の意志」を指す言葉である。
世界としてのハイデリン
ハイデリンの全てはエーテルにより形作られており、エーテルの結晶は「クリスタル」という。
プレイヤーが冒険する世界は「原初世界」と呼ばれている。
有史以来、7度の「霊災」と呼ばれる大災害(人災を含む)を経験しており、その度に文明の興亡が起こり、各文明が栄えた時代ごとに「星歴」と区分している。
現在は第7星暦。
三大州
惑星ハイデリン最大の大陸であり、三つの大陸が連なった形状をしている。
イルサバード大陸(北州)
三大州のうち最大面積を誇る。温暖な南部は「近東」と呼ばれ、南東に位置するサベネア島には都市国家「ラザハン」を擁し、エオルゼアとの交易がある。北部は寒冷だが、青鱗水などの地下資源は豊富。「ガレマール帝国」はここで発祥した。
オサード小大陸(東州)
ドマ国、旧ダルマスカ王国、アジムステップなどを擁する、比較的温暖な土地。北州とは境界の砂漠地帯(ダルマスカ砂漠と永久焦土)により比較的独立した文明圏を築いていたが、飛行技術を持つ帝国により約30年ほど前にアジムステップを除く主要部を制圧された。
アルデナード小大陸(西州)
エオルゼアの主要地域。北州とは境界のギムリトの荒野で分かれる。三大州屈指の豊かな自然環境とエーテル濃度を誇り、古くから多くの人々の出入りが激しい。
国家
エオルゼア都市国家群
ガレマール帝国
三大州の内の北州と東州を抑えている大国。
ひんがしの国
東州のさらに東、極東に存在する島国。鎖国中立政策をとっており、交易都市「クガネ」のみ諸外国へ開放している。
ドマ
三大州の内の東州中央部「ヤンサ」を収めていた都市国家。現在はガレマール帝国の属国となっている。北方の「アジムステップ」にアウラ族を中心とした遊牧民族を抱えているが、政治的関係はない。
種族
鏡像世界
1万2千年前に原初世界から生じた13のハイデリン世界。
幾つかの鏡像世界でアシエン達が霊災を引き起こすことで次元圧壊が起こってしまい、その内7つの世界は原初世界に再統合され、第十三世界は「闇の氾濫」によって無の世界「ヴォイド」と化した。
- 第一世界:「光の氾濫」により「無」になりかけている。
- 第二世界:第三霊災によって原初世界に再統合。
- 第三世界:第四霊災によって原初世界に再統合。
- 第四世界
- 第五世界:第一霊災によって原初世界に再統合。
- 第六世界:第五霊災によって原初世界に再統合。
- 第七世界:第七霊災によって原初世界に再統合。
- 第八世界
- 第九世界
- 第十世界:第六霊災によって原初世界に再統合。
- 第十一世界
- 第十二世界:第二霊災によって原初世界に再統合。
- 第十三世界:「闇の氾濫」が起きたことで「ヴォイド」化。再統合には適さなくなってしまった。
「光の意志」としてのハイデリン
『聞いて…感じて…考えて…』
惑星ハイデリンの意志集合体「マザークリスタル」に宿る意志。
「闇の意志」であるゾディアークから星を守るため、自身の声を聞きとる力を持つ者達に「光の加護」を授け、ゾディアークの使徒であるアシエンに対抗している。
ハイデリンが直接世界に干渉することはできないが、光の加護を持つ者達を介して光のクリスタルの力を増幅させることが可能。
しかしその力は日に日に弱まりつつあり、「新生エオルゼア」の終了時点で声を届ける事すら困難なほどに消耗している。
それを感じ取ったミンフィリアは、エーテル海を通じてハイデリンに接触し、「星の代弁者」としてハイデリンの意志を届ける役目を担うことになる。
関連タグ
ファイナルファンタジー14 ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア 蒼天のイシュガルド 紅蓮のリベレーター 漆黒のヴィランズ
漆黒のヴィランズのネタバレ
漆黒のヴィランズでアシエン・エメトセルクから語られた過去は、それまでのハイデリンの印象を大きく変えるものだった。
それによれば、ゾディアークとハイデリンは元々星に宿っていた意志ではなく、星の危機に際して古代の人々が作り上げた、いわば「最古にして最強の蛮神」だったのだという。
元々星の意志として作られたのはゾディアークが先だったのだが、ゾディアークの強大な力を恐れた「ヴェーネス派」と呼ばれる者たちが、抑止力として作り出したのがハイデリンだった。
力を弱める事に特化した能力を持つハイデリンの放った一撃は、ゾディアークを世界ごと14個に分断。これによって現在の原初世界と13の鏡像世界が生まれ、ゾディアークもそれぞれの星に分割されて消えていった。
そして世界と共にその世界に住んでいた人々もまた14の魂に分けられ、さらにそれぞれが独自の意志を持って文明を築き始める。
ハイデリンの攻撃から逃れた3人のオリジナルのアシエン達は、分かたれた魂のあまりの弱々しさからそれらを生きた命として認めることが出来ず、世界を再び一つに戻し、ゾディアークを復活させるためにアーダー(霊災)を引き起こして原初世界に鏡像世界を統合させていくことを決意した。
また、アルバートは「ハイデリンが蛮神ということは、光の加護を持つ者達はハイデリンのテンパードなのではないか」という疑惑も口にしている。
キタンナ神影洞にはハイデリンがゾディアークを倒した時の様子を描いた壁画があるが、「地面に倒れたゾディアークをハイデリンが凄まじい勢いで踏みつぶしている」というシュールな絵であったため、「ハイデリンキック」と呼ばれネタにされている。
PLLでは吉田PがこのハイデリンキックのイラストをあしらったTシャツを着て登場し、後に正式に賞品化も決定した。