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ミドガルズオルム(FF14)

げんりゅうみどがるずおるむ

ファイナルファンタジー14:新生エオルゼアに登場するキャラクター/モンスター
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CV:武虎

概要編集

幻龍(the great dragon)と呼ばれる巨大なドラゴン。

惑星ハイデリンにおいて最初に生み出された龍とされていたが、真実は異なる。詳細は後述。


エオルゼアの創世神話では、時神アルジクとその妹ニメーヤが渦より生まれ、この世に「水の理」が生じると、世界の中心に「銀泪湖」ができた。

途切れることなく魔力の湧き出る「魔力の源泉」である湖が悪しき者の手に渡らぬよう、二柱の神はこの湖を「水の理」と共に現出した幻龍に守らせることにした。

人々はこの龍を「湖の守り神」として、崇め奉ることにしたという。


アルデナード小大陸中央部に位置するモードゥナ地方の「銀泪湖」にて、深い眠りについていた。

しかし新生編開始の15年前、ガレマール帝国によるエオルゼア侵攻の際、ガレマール帝国の戦艦「アグリウス」が率いる艦隊をドラゴン族が強襲。ミドガルズオルムはアグリウスと相討ちとなり、銀泪湖に墜落した。

この時アグリウスに搭載されていた青燐機関が損壊、銀泪湖の湖水の大半を蒸発させ、湖畔に大規模な水晶化現象を引き起こした。

これをきっかけとし、帝国はエオルゼアから一時撤退。ミドガルズオルムの亡骸はアグリウスに巻き付く形で現存し、エオルゼアではこれを「黙約の塔」(The Keeper of the Lake)と呼び、監視体制を敷いていた。


新生編終盤、イシュガルドから寄せられた「幻龍復活の兆候あり」という報告、および竜詩戦争再開の兆しを知らされた暁の血盟は、光の戦士に調査を依頼。

いまだドラゴン族が徘徊し、帝国軍が調査を続ける「黙約の塔」最上部にて、光の戦士はミドガルズオルムの「幻体」と邂逅する。

戦いの末に光の戦士がハイデリンの加護を受けた者として認めたミドガルズオルムは、かつてハイデリンと交わした契約に従い、一時的にその身から「光の加護」を奪い、封印してしまう。

その上で「加護を失ってなお前に進む強さを見定める為」として、自らの思念を小さな竜に変え、光の戦士に付き従った。


蒼天のイシュガルド編集

光の戦士の傍にあるものの、他者に感知されない範囲で行動。

人とドラゴンの間に千年続く争いの連鎖と怨嗟を超え、融和と終戦を願う人々の願いを見届ける中で、光の戦士が少しずつ力を取り戻すのを目の当たりにする。

そして最後の封印が解かれた時、ミドガルズオルムは光の戦士の強さを認め、中型のドラゴンの姿を取って自らの背に乗る事を許す。そして竜詩戦争を終わらせて恒久的な平和を敷く為に「神」にならんとした教皇トールダンの元へと彼/彼女を運んだ。


その中でラタトスクの死とニーズヘッグの憎悪に打ちひしがれる聖竜フレースヴェルグに語りかけ、竜詩戦争終結の為の最期の戦いに力を貸すよう説得。

また自責の念からアジス・ラーに自ら捕らわれ続ける闇竜ティアマットを気遣うなど、「父」としての顔を随所で見せる。

こうした姿勢について、フレースヴェルグは後に「人間の言葉で言うなれば、とても愛情深い方」と表現している。


紅蓮のリベレーター編集

メインクエスト終了後に解放される「次元の狭間オメガ」のキーパーソンとして登場。

創世神話とは異なる出自が明らかとなった。


かつてミドガルズオルムは遥か宇宙の彼方、ドラゴン族の住む星「竜星」に生きる、「赤きたてがみ」と呼ばれる戦士だった。

長らく竜星は繁栄していたが、ある時突如として機械文明の侵略を受ける。星は滅亡の危機に晒され、自律型兵器「オメガ」との闘争の最中、ミドガルズオルムは我が子たる七つの卵と共に脱出。気の遠くなるような距離と時間を旅し、たどり着いたのが惑星ハイデリンだった。

そこで星の意思たるハイデリンとの間に契約を結び、時来たりなば現れる「光の戦士」を見定める事を約束。星に守られた七匹の子供は無事に産声を上げ、ドラゴン族が繁栄する事となった。

後にオメガは痕跡を辿ってハイデリンに飛来するが、この時既にミドガルズオルムは深い眠りについており、ハイデリンと半ば融合した事で本質が変化。ターゲットであるという認識が出来ないまま、オメガもまた休眠に突入する。


「アルファ編第2層」にて、オメガの記憶から再現された「原初の龍」として登場。比類なき猛攻を仕掛けてくる。

その後、「テスト」の結果に納得できないオメガによって光の戦士は抹消されそうになるが、ミドガルズオルムは幻体にて次元の狭間に介入。窮地を救ったがその代償は大きく、再び深い眠りにつく事となった。


漆黒のヴィランズ編集

第八霊災が起きた未来を描いた「漆黒秘話」第8話「序幕に謳う」に登場。

クリスタルタワーを第一世界に送り込んだ後、何も変わらない事に気抜けしたガーロンド・アイアンワークスの人々の前で動き出し、ドラゴンにとっては僅かな時間でしかない200年、世界を救う方法を模索した数多の人々が、願いをかけて成し遂げた事を称賛。

このまま続いていく「ろくでもない世界」を、それでも救いたいと願う者の気持ちに答え、黙約の塔を城壁として都市を作り、新たな時代を作るよう告げた。


暁月のフィナーレ編集

直接登場しないものの、終盤の「最果ての地」へ至る為の助けとして、かつて星の海を越えて旅してきた自らの「鱗」を提供。

子たるフレースヴェルグ・ティアマット・ヴリトラもこれに協力し、魔導船ラグナロクにとっての強固な守りとなった。


その「最果ての地」であるウルティマ・トゥーレの宙域、「オストラコン・デカオクト」には、かつてミドガルズオルムが生きた「竜星」の残骸が登場。

僅かなドラゴン族が絶望を抱えたまま生き残っているが、ミドガルズオルムが脱出に成功した事を聞いて僅かに希望を抱く個体もあれば、それも結局は無意味だとして立ち直れないままの個体も見受けられる。星外脱出を呼び掛けたことで多くの同胞から臆病者との誹りを受けた中、彼に賛同した竜からは誰よりも賢く猛き翼だったと評されている。

また「オストラコン・デカークシ」には、オメガの母星である「アルファトロン」(人間用に翻訳した名前)の残骸もあり、果てしない侵略戦争の末に矛盾を生じ、結果滅んでしまった事が語られる。


メインクエストクリア後に解放されるLv90ID「電脳夢想 スティグマ・フォー」では、過去の戦争の記録が再現。竜星との戦いの様子を窺い知る事が出来る。


七大天竜(The First Brood)編集

ミドガルズオルムの直系の子にあたる七翼。

ハイデリンに栄えるドラゴンは全て彼らの子孫・眷属である。

ドラゴンに雌雄の差は明確に存在しないが、概念として兄弟姉妹の認識をお互いに抱いている。


光竜バハムート編集

闇竜ティアマット編集

共に南方大陸(後にメラシディアと呼ばれる)に渡る。

つがいとなって多くの子を成し一族を繁栄させるも、アラグ帝国の侵攻によって運命を狂わされてしまった。


聖竜フレースヴェルグ編集

フレースヴェルグ

ドラヴァニア雲海に住まう純白のドラゴン。

1200年もの昔に聖女シヴァと心を交わし、人とドラゴンとの融和の架け橋となったと伝わる。


邪竜ニーズヘッグ編集

七大天竜が一翼 -Nidhogg-

イシュガルドとの永きに渡る「竜詩戦争」の発端となった、フレースヴェルグと対を成す漆黒のドラゴン。

眠りについた父に代わり「星の守護者」たらんと誰よりも強くあろうとした結果、取り返しのつかない事態につながってしまう。


詩竜ラタトスク編集

フレースヴェルグとニーズヘッグの「妹」にあたる一翼。

好奇心旺盛な性格で、人との融和にも好意的であった。兄ニーズヘッグのふとした戯言を悪意なくそのまま人に伝えたことが、悲劇をもたらした。


星竜ヴリトラ編集

七大天竜の末子。

有史よりも遠い昔からサベネア島に住まい、移り変わる島の繁栄を見守ってきた。錬金術国家ラザハンを統治する「真の太守」であり、誰よりもサベネアの子を愛し守ろうとする。


月竜アジュダヤ編集

バージョン6.0「暁月のフィナーレ」現在、唯一の未登場。動向については「こちらの呼び掛けにはいつも通り応えなかった」とヴリトラが語るのみだった。

その後パッチ6.1にて、アラグ帝国と南方大陸の戦いにおいて、アラグが開いたヴォイドゲートに突入して以来、ヴォイドこと第十三世界にとらわれている事が判明した。ヴリトラにとってはすぐ上の「姉」に当たり、幼いヴリトラを母のように愛し育ててくれたという。


余談編集

ミドガルズオルムの名前の元ネタは北欧神話に登場する世界蛇であり、過去のFFシリーズにも蛇型の幻獣やモンスターとして登場している。

また、オメガと敵対している設定からFF5に登場した「神竜」もモデルになっていると思われる。


本編では基本的にミニオンサイズの小さい竜の姿で出てくるが、かわいらしい外見とは裏腹に声は渋いままなのでギャップが激しい。


関連タグ編集

ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア FF14 蒼天のイシュガルド ハイデリン

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