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第十三世界

だいじゅうさんせかい

「第十三世界」とは、ファイナルファンタジー14に登場する架空の世界である。
目次 [非表示]

概要

1万2千年前に原初世界から生じた、13の鏡像世界の一つ。


この世界の英雄たちは幻魔に対抗するため幻魔の力を封じた「メモリア」と呼ばれる聖石を用いて戦っていた。しかし次第にメモリアの力に呑まれていき、遂にはエーテルをお互いに奪い合う「妖異」に変貌。

妖異同士の争いが続いたことで世界のエーテルは更に枯渇。光と闇のバランスが崩壊し、「闇の氾濫」によって闇の世界「ヴォイド」と化してしまった。

この時闇に侵されてゆく第十三世界から、アシエン・エリディブスによって助けられたのが、ウヌクアルハイサイエラだった。


かつてアシエン達が世界統合のためアシエン・イゲオルムをこの世界に送り込んだが、彼女の失態で再統合には適さなくなってしまい(エメトセルク曰く「はりきったイゲオルムがやりすぎた」)、この反省から霊災を利用した統合に切り替えた。


妖異は常にエーテルに飢えており、エーテルが豊富な「物質界(現世)」への進出を試みようとする。

二つの世界を繋ぐ裂け目のうち、小さな裂け目を「ヴォイドクラック」、大きな裂け目を「ヴォイドゲート」と呼ぶ。ヴォイドクラックは自然現象として偶発的に開く事もあるが、ヴォイドゲートは物質界側から人為的に開く必要がある。

インプなどの低級の妖異は、肉体を維持したままヴォイドクラックを通り抜けられる。しかし高位の妖異となるとヴォイドクラックを通り抜けるのに十分な大きさがなく、ヴォイドゲートに頼らざるを得ない。更に肉体を放棄して魂のみを移動させ、物質界に用意した「依代」(石像や生贄)に憑依しなければならない。


黒魔道士のジョブクエスト、およびクロニクルクエスト「クリスタルタワー」「古の神々」にて、ヴォイドに関連した情報が複数登場する。


ヴォイドゲートを開くのに際し、術者自身の血をもって術を執り行う必要がある。

そして一度開いたゲートを閉じるには「血を刻む」という行為が必要で、術者以外にもその血縁者の血でも閉鎖は可能である。


「クリスタルタワー」第三弾「闇の世界」では、光の戦士はヴォイドゲート閉鎖の鍵となるドーガとウネ、更には二人をかばったネロがヴォイドに呑み込まれてしまったのを助ける為に突入。光のささない空間には無数の建造物が浮かんでおり、高位の妖異がたむろする危険地帯だった。

最終的に大妖異「暗闇の雲」を退けるも、完全に討滅する事は出来ずに撤退している。またヴォイドにおいて、ネロは負傷した傷口から闇の侵食を受けて体内エーテルが変異。救助があと少し遅ければ妖異になり果てる所だった。

これについて後に光の戦士は「紫色のパリパリになっていた」と身も蓋もない表現をしている。


漆黒のヴィランズ」では、パッチ5.4「もうひとつの未来」にて、「光の氾濫が起きた第一世界を再生できるなら、第十三世界でも同じ事が出来るのではないか」と考えたウヌクアルハイが第一世界に渡り、サイエラと再会。故あってヴォイドに通暁する少年テイナーと賢者ベーク・ラグの協力の下、第十三世界の観測を行っている。


暁月のフィナーレ」では、パッチ6.1「新たなる冒険」メインクエストにて、第十三世界の存在が改めて語られた。

そして七大天竜が一翼・月竜アジュダヤが、現在は第十三世界にいることが判明。光の戦士たちは彼女を救出するため、そして鏡像世界を渡る術を追求するため、様々な検証と協力を受けて第十三世界を目指すことになる。


パッチ6.2「禁断の記憶」では実際に第十三世界を訪れることになり、断片的ではあるが第十三世界の実情を知ることが出来た。


パッチ6.3「天の祝祭、地の鳴動」では、現状における黒幕が、捕らえられたアジュダヤと共に第十三世界の月にいる事が判明する。

そこから見る事の出来る第十三世界のアーテリスはどす黒く染まっており……。


地理

闇の氾濫によって海も大地も曖昧なものとなっており、少なくとも光の戦士たちが見た限りでは、大地は厚い雲に覆われており視認することは出来なかった。

空は常に薄暗く、天体といったものは観測できず、黒い太陽のようなものが無数に浮遊している。

この世界では上位の妖異が自身の心象風景を具現化した浮き島「領域」を構築して根城にしており、多くの下位の妖異はその傘下に加わることで領域を生活圏としている。ちなみに領域はすでに物質として定着しているようで、創造主がいなくなっても消滅することはない。


価値観

知性を持つものが少ないからなのか非常に原始的で、弱肉強食と等価交換を原則としている。

強者に対しては恭順を示すか逃走するしかなく、逆に弱者は下僕か食料くらいにしか思われていない。そのために横の関係は希薄で、凡そ個々人が独立して活動しているため文化というものを持ち得ない。

また通貨などの概念はなく、相手から何かを得る場合は力ずくか、エーテルを対価に払う必要がある。


そのような事情から、「信頼」という概念が無い。

ゼロのように闇の氾濫以前を知っている存在は言葉だけは知っているが…と言ったところ。


死生観

第十三世界では「活性」を司る闇の力が溢れているため、生命は死しても魂に安息は訪れない。魂は星海に帰ることなくその場に存在し続け、やがてその魂を中心に周囲のエーテルが凝縮して実体化し復活する。

復活に要する時間は、保有するエーテル量に比例する。強大なエーテルを保有していた妖異が復活するには相応の時間を要する。

もちろん一度霧散したために完全な復活は難しく、多少の弱体は許容しなくてはならない。


他者に食われて死んだ場合は復活しないが、魂が消滅するわけではなく、「混ざる」。(後述)



食事事情

食物が絶えて久しく、多くの妖異はエーテルを体で直接吸収してエネルギーを摂取する。

主に対象を殺害し、その死体が霧散したエーテルを吸収するが、時には相手の魂もエーテルとして取り込む。だが、魂の吸収は相手の記憶や人格も取り込むことになるため、強固な自我がなければ意識が混ざり合って人格が変容、悪くて人格崩壊を招くリスクがある。ただ、それほどのリスクを犯す価値があるほど、第十三世界でエーテルは貴重なのである。


不明点

ゼロ曰く、餓死した場合も復活することで飢餓状態から回復するとされているが、なぜ飢餓状態が回復するのかは不明。(第十三世界は環境エーテルが不足しているために周囲から吸収することはできない。餓死とエーテル不足は別問題という可能性はあるが、詳細は不明。)

またとある妖異たちが空腹を満たすためにお互いのエーテルを与え合うという行為を行っていたらしいのだが、二人のエーテルの総量は変わらないはずなのに、なぜ空腹が解消できるのかも謎である。


関連タグ

ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア FF14 蒼天のイシュガルド 暁月のフィナーレ

ハイデリン 鏡像世界 第一世界 アラグ帝国

アシエン・イゲオルム ウヌクアルハイ 影の王

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