概要
100年前、第一世界のノルヴラントを裏から支配していた存在。
当時の光の戦士であるアルバート達によって倒されたが、それによって光の力が強まってしまう。
その後、アシエン・ミトロンとアシエン・アログリフが倒されたことをきっかけに「光の氾濫」が起き、第一世界は滅亡の危機に陥った。
漆黒本編クリア後に解放されるクロニクルクエスト「希望の園エデン」では、第三弾「再生編 」2層にて登場。アルバート達が相対したラクサン城を再現した空間にて、光の戦士改め闇の戦士達に襲いかかる。
影を自在に操り、技名によって対処が異なる為、難易度はやや高め。オメガ同様、左右失認のプレイヤーにとっては辛い敵となる。
関連タグ
ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア 漆黒のヴィランズ
正体
その正体は鏡像世界の一つ「第十三世界」からやって来た「シルヴァ」というエレゼンの女性。
ロールクエストの中でたびたびプレイヤーが「超える力」で見る過去にも登場した、アルバート達の6人目の仲間だった。
第十三世界がアシエン・イゲオルムの影響で起きた「闇の氾濫」によって滅びた後、アシエン達に拾われ彼らと同じ「不滅なる者」となる。
調停者たるアシエン・エリディブスの命を受け、第一世界の光の戦士たちの仲間となる。闇を討滅するにふさわしい実力を彼らが育むのを手助けする一方、裏で彼らが捨て去った「心」の欠片を集め、彼らの歩みを止めて「闇の王」としての力を蓄えていった。
その目的は、ギリギリの所で光と闇の均衡を保ちつつ、原初世界にてアシエンが霊災のトリガーを引く事で次元圧壊を起こし、世界を統合するという計画の成就だった。
ナイルベルトが捨てた「追慕の心」。
レンダ・レイが捨てた「自由なる心」。
ブランデンが捨てた「温情の心」。
ラミットが捨てた「伝統の心」。
冒険の中で四つの「心」を手に入れたシルヴァは影の王たる本性を露わにし、アルバートの「友愛の心」を奪おうとした。
しかし、シルヴァは敗北した。
彼女にとって誤算だったのは、アルバートが「友愛の心」を捨てず、敵である筈の自分を助けようとしたことだった。
これにより力を増したアルバート達はミトロンとアログリフを討伐。強大になりすぎた光が暴走して「光の氾濫」が発生するが、不滅なる者へと変じていたシルヴァは消滅を免れた。
それから約100年後。
暁の血盟のメンバー達が第一世界に召喚されたのと同時期に、「四使徒」と呼ばれる罪喰いが出現する。
それはかつて「光の戦士」であった仲間の死体から生まれ、生前の彼らの面影を残し、生前の思念が求めるままにノルヴラント各地を彷徨う「怪物」であった。
かつて自分が裏切り、その裏切りを許した仲間たちの変わり果てた姿を目の当たりにしたシルヴァは、自分勝手とは知りながらも我慢できない怒りを覚える。
彼らを倒し、安らかに眠らせる者を探すために「サイエラ」と名を変え、クリスタリウムに移住。
酒場「踊る階段亭」で給仕として働きながら、四使徒を倒す為に賞金稼ぎを集めていた。
第一世界にやってきた原初世界の光の戦士によって四使徒は倒され、アルバートの遺体に憑依したアシエン・エリディブスも討滅された。
一度はその名を貶められ、大罪人とされていたかつての仲間達の物語を正しく伝える為、サイエラは酒場で給仕をする傍ら、語り部となる。
同じ第十三世界の出身であるウヌクアルハイとは、エリディブスの元で言葉を交わした仲。
共に光の戦士になれなかった彼と、「異なる世界で使命を果たし、せめて他の世界の命は救ってみせる」と誓っていた。
その後原初世界に戻った光の戦士によってウヌクアルハイは第一世界へと渡り、第十三世界が再生する可能性を信じて観測を開始するのだった。
また、パッチ6.2のメインストーリークリア後に彼女の元を訪れると
かつて第十三世界ではゼロと同じ メモリア使いであったことが明かされる。
アシエンに十三世界から引き上げられる際、その力を失ってしまい 今ではどうやってその力を保持していたかわからないということらしい。