「英雄気取りめ、愚かなことを……!
それで世界が救えると、本気で信じているのか!」
プロフィール
概要
鏡像世界の一つ「第一世界」で長らく活動しており、エメトセルクによると「行動を共にしていたアシエン・アログリフとは仲が良かった」とのこと。
第一世界の光の戦士を利用して原初世界から霊災を引き起こそうと目論んでいたが、力をつけたアルバート達によってアログリフと共に倒されてしまった。
オリジナル
それでも私たちは、この星に根差して生きる者。
探そう、未来への希望を……。
十四人委員会の一員だったミトロンは水棲生物創造を専門としており、当代の真名は「アルテミス」。
当代のアログリフとは恋仲であり、彼女の「騎士」として彼女を陰日向に護り続けていた。
少々嫉妬深く、寂しがり屋ではあったが、彼女を想う心は本物であった。
余談
実は『蒼天のイシュガルド』にて過去視という形で登場しているが、その際は名前が「黒衣のアシエン」と表記されている。
関連タグ
ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア 蒼天のイシュガルド 漆黒のヴィランズ 第一世界 アシエン アシエン・プライム 十四人委員会
この先ネタバレ注意!!
実はミトロンはアルバートによって倒されたが、消滅したわけではなかった。
アルバートの強すぎる光の力を受けたミトロンはその瞬間にエーテルバランスが変異し、最初の大罪喰い「エデン」へと変貌してしまったのだ。
エデンとなったミトロンはすでに自身を制御できず、アルバートの一撃に込められた「世界に光あれ」という願いに突き動かされうように膨大な光のエーテルを開放。それが、後に「光の氾濫」と呼ばれる現象の正体である。
その後、エデンは完全に沈黙し転生組であるが故にエメトセルクからは見放されたが、ミトロンの意識はわずかに残っていた。
ミトロンは身動きが取れないまま、かつての相方であるアログリフ…その転生体へと呼びかけ続けていた。100年間もずっと。
そのアログリフの転生体こそが、ガイアだったのである。
つまり彼女に囁きかけ続けていた「妖精」の正体こそ、ミトロンであった。
無の大地にリーン達の努力によって属性が蘇ったことでエデンの力が弱まり、ミトロンは開放された。そしてガイアを取り込み「アシエン・プライム」になることで、ガイアに眠るアログリフとしての記憶を呼び覚ました。
そして一つになった二人はプロミス・オブ・エデンに変貌。エデンを使って第一世界のエーテルを吸い付くし、もう誰にも邪魔されることのない、二人だけの楽園を築こうと暴走を始める。
だが光の戦士によってエデンは打ち倒され、彼のエーテル体も消滅してしまう。
しかし、無の大地にエーテルが循環するようになったことで、死者の魂はエーテルとなって巡り、また新たな生命として再誕する輪廻転生の輪が機能するようになった。
束の間、リーンの元へ帰ろうとするガイアと彼は再会の約束を交わし、その魂は輪廻の輪の中へと消え去っていった。
幾星霜の時が経とうとも、必ずまた巡り会えると信じて…
それから物語は進み、「暁月のフィナーレ」メインクエストにおいて、光の戦士は一万二千年前の古代世界へと赴く。
訪れたエルピスで発生するサブクエスト「アカデミア院生の頼まれごと」において、名前だけが登場。休暇を利用してエルピスを訪れていたアナイダ・アカデミアの院生に、アログリフにプレゼントする為の「エルピスで試験中の美しい花」を持って戻るようお願いをしており、二人の相思相愛が周知されている事が判明した。
さらにその後公開された暁月秘話アンコール「いつの日か巡りゆく命」に登場。
古代においてミトロンの座に就いていたオリジナル(アルテミス)は女性であったことが明かされた。
希望の園エデンでは男性の姿で現れたが、あくまで転生組のためオリジナルの性別は引き継いでいなかったのだと思われる。