「オレの名はネロ・トル・スカエウァ!貴様の力、利用させてもらうぜ!」
CV:北沢力
概要
種族はガレアン人。
ガレマール帝国軍第XIV軍団の幕僚長でガイウス・ヴァン・バエサルの部下。
優れた機工師であると共に戦闘能力も高く、自らが開発したガンハンマー「ミョルニル」を振う。
「~なンだよ」など、台詞の「ん」がカタカナで表記される独特の訛りを持つ。
ファンからの愛称は「ネロさン」。
性格は、一言でいえば皮肉屋かつ毒舌家。
根っからの知識欲・探究心にあふれ、承認欲求の強さもあって、世界を未曽有の危機に陥れるような兵器にさえ手を出すマッドサイエンティスト的な気質の持ち主。
しかし意外にお人好しな所もあり、憎めないキャラである。
シド・ナン・ガーロンドとは同期。
しかし彼が天才と持て囃され、自分の実力が認められないことに強いコンプレックスを抱いており、「シドを超える研究」を完成させ、認められることに執心している。
その執着はシドが亡命し帝国を去った事で「伝説の機工師」として語られるようになり、超えるどころか比較対象にもして貰えないような存在になってしまった事でさらに強まっている。
一方シドの実力に関しては誰よりも認めており、彼と協力するときには抜群のコンビネーションを見せる。
「紅蓮秘話」第8話「少年たちの魔導展」では、帝国時代の若き二人を巡るエピソードが紹介されている。
ガイウスがアシエン・ラハブレアを介して入手した古代兵器「アルテマウェポン」の調整を任され、アルテマウェポンの絶対的な力を以て自分の力を世界に、そしてシドに見せつけようと目論む。
プラエトリウムに侵入した光の戦士たちを足止めし、アルテマウェポン起動までの時間を稼いだ後は何処かへと消え、生死不明となった。
パッチ6.1「新たなる冒険」において、新生編のメインクエストに関連したID・討滅戦がコンテンツサポーター対応化し、ソロ攻略可能となった。
これに伴い、ネロとの戦いも大幅に変化。演出が強化され、ガンハンマーによる複数の技や爆撃支援、デスクローとの連携など、ギミックがかなり増えている。
ネタバレ
その後、光の戦士たちの前に「異国風の男」なる名で再び姿を現し、モードゥナの「クリスタルタワー」の調査に向かうよう勧める。
この時はマスクを被っていて解らない(しかし言葉遣いでバレバレ)状態だった。
ガイウスが生死不明となり、ネロは「敗残兵として本国に戻って処刑されるくらいならば」とフリーランスの機工師に転身。自分の知的欲求を満足させる「オモチャ」を探してエオルゼアを放浪していた事が、その口から語られる。
古代アラグ帝国の技術の結晶たるクリスタルタワーに興味を持ったネロは、以後強引に調査団に加わり、その結果シドと協力することになる。
その途中、クリスタルタワーの鍵を握るドーガとウネを(技術目的とは言いながら)庇って闇の世界に落ち、二人を守る中で負傷。傷口からヴォイドに浸食されてしまった。
その後、闇の世界に残ったドーガとウネが元の世界に戻る為の扉を開き、脱出しようとするがあと一歩及ばない……という所で、ギリギリで駆けつけたシドにより救助。
脱出時にドーガから返されたエーテル測定器を「目に見えるものが全てではない」という言葉を受けて投げ捨て、夜明けを見届けて姿を消してしまう。
しかしシドからは「友人としての見立てだが、あいつはもう大丈夫だろう」と苦笑された。
ちなみにこの時のヴォイドの闇のエーテルに侵食されて異形になりかけていた状態は、後の暁月編にてヴォイドに渡るために必要な準備は何が必要かを話し合う際に「ヴォイドに長く留まると闇のエーテルに侵食されて妖異化してしまう」という現象の実例として引き合いに出されたが、光の戦士はこれを説明する際に「紫のパリパリ」という何とも言えない表現をした。
「紅蓮のリベレーター」では神龍への対抗策としてオメガを起動する際に現れる。元々オメガに関しては「オモチャ」として目をつけていたらしい。
国の関係を左右してきたオメガ投入をためらう同盟指導者らに対し、「そこの英雄様にすべてを押しつけて、成功すりゃおだてて終い、失敗したらすべておじゃんってか?」と舌鋒鋭く指摘。決断を下すきっかけを作った。
シドと共にオメガ起動に携わり、その圧倒的な力に大喜びしていたが、オメガが制御を受け付けずに行方知れずとなったため、その動向を追うことになる。
紅蓮メインクエスト終了後、会長代行のジェシーによってガーロンド・アイアンワークスの臨時社員として雇われ、颯爽と登場。ちなみに自分の事を「大型新人」「褒められて伸びるタイプ」と語っている。
レイドコンテンツ「次元の狭間オメガ」では中心人物の一人。
ギラバニア辺境地帯に墜落したオメガが「ヤーンの大穴」の奥底で異空間を形成したのを受け、調査に向かう。
次元の狭間で「最強の存在を証明する」実験を繰り返すオメガの調査に関わり、シドと共に光の戦士を支援し続けた。
紆余曲折の果てにオメガとの決着をつけた後は「長期休暇」と称して姿を消し、様々かつ莫大な経費をシド名義で切った領収書を押しつけている。中には「ネロさンへの多大なる感謝の気持ち代」なんてのもあり、シドをマジギレさせた。
更に勝手に経費を使って新装備「スカエウァシリーズ」を開発、ロウェナ商会に横流ししている。なおスカエウァシリーズは紅蓮当時の最上級装備の一つであり、改めて彼の技術力が高い事が解る。
「漆黒のヴィランズ」では、未来で起きる「第八霊災」において生き延びた数少ない一人。
シドや協力者達と共に数十年をかけ、晩年まで「第八霊災をなかった事にする為の方法」を模索し続けた事が「漆黒秘話」第3話「第八霊災叙事録」で語られる。
メインクエスト終了後、原初世界へ戻って来た光の戦士一行が、テンパードの治療方法をアラグ時代のデータベースから持ち帰った後、ガーロンド・アイアンワークス総出の解析作業に参加。もっともテンパードの治療そのものには興味がなく、本人曰く「アラグの科学者も出来なかった事をやる」のが目的らしい。
一方、第八霊災が起きた未来で自分とシドが晩年まで続けた研究については、99%が自分の功績に決まってるとドヤ顔をしていた。
クロニクルクエスト「ウェルリト戦役」においては、ダイヤウェポン捕獲作戦の要となる「Gセイヴァー」2号機の調整を担当。勝手に機体のカラーリングを赤にしており、搭乗者のシドはしかめ面になっていたそうな。
ガイウスと顔を合わせてはいないようだが、ダイヤウェポンの疑似聖石システムのメモリー再現では軍属時代の姿が見られる。
「暁月のフィナーレ」では、終盤にガーロンド・アイアンワークスの一員として登場、魔導船ラグナロクの最後の仕上げにかかる。
「オモチャ」というレベルではない未知のテクノロジーに満ち満ちた月や宇宙への興味津々で、自分が遠慮なく研究できるように早く元凶をぶっつぶして来いと、光の戦士にハッパをかけた。
パッチ6.1「新たなる冒険」において、ロールクエスト(エクストラ)に登場。
ガレマルドに現れた偽神獣の討伐に際し、情報を集めていた所を見つかると、強引にパーティーメンバーに参加してしまった。
その後ガレアン人の若者達が、偽神獣の正体が皇族であったネルウァであると知り、何とかして助けようと独断で動いた先で獣達に襲撃されてしまう。幸い光の戦士が駆けつけて大事にはならなかったが、指導者と故郷を失った事を思い知らされた若者達は意気消沈してしまった。
そんな彼らに対し、ネロは「ガレアン人の本質」について解いた。過去にとらわれず、未来へ向けて発展する。それが弱者として生まれながら、技術によって力を手にしたガレアン人の生き方であり、何もかもなくしたならいっそ新天地で好きなように自分を生かしてみろと尻を叩く。
折しも国の垣根を超えて「月」を恒久的な知の集積地にする計画が持ち上がっており、各国盟主は偽神獣を討伐してバブイルの塔を保全、月への転送装置を確保する事を目指していた。これにネロも加わり、偽神獣となり果てたネルウァと対決。久しぶりにガンハンマーを振るい、光の戦士と共闘した。
関連タグ
FF14 ガレマール帝国 ガレマール帝国軍第XIV軍団 ガイウス・ヴァン・バエサル シド・ナン・ガーロンド アルテマウェポン(FF14) クリスタルタワー オメガ(FF)
ガフガリオン…過去作で同じ訛りを持つキャラクター。