「ならば、聞こう…このエオルゼアに、真実はあるのか?」
プロフィール
概要
ガレマール帝国軍第XIV軍団の軍団長。56歳。
「漆黒の王狼」の異名を持ち、過去に5つの都市国家を征服し、属州化した実績を持つという。
現在は帝国支配下のアラミゴ準州にて臨時属州総督の座に着き、軍政両面の指揮を執っている。
武器は、9人の王位継承者の血を吸ったガンブレード「No.IX」。
「人の世は、強き人の力でのみ統治されるべきである」という覇道思想の持ち主。
蛮神やエオルゼア十二神といった超常の存在を崇め縋るエオルゼアの民を「弱き指導者に導かれし愚民」として否定している。
性格
一見豪気で近寄りがたいイメージを持つが、実際は面倒見がよい人物。
人を見る目を持ち合わせており、支配下にある属州の出身であっても分け隔てなくその才覚に見合った待遇を与える。第XIV軍団の団員には彼が見いださなければ行き場がなかったか、大衆に埋もれていたものも多い。この為部下からは絶大な信頼を寄せられており、特にリウィア・サス・ユニウスからは上官に対する尊敬の念とは異なる想いを抱かれ浅からぬ関係があるのではないかとされていた……が、パッチ5.4でガイウスがうまいこと回避していたと語られている。
父親との確執によって孤立化していたシド・ナン・ガーロンドの才能に早くから目をつけ、後見人となっていた。再会した後でシドの父ミドについて語り、筆頭機工師として戻ってくるよう勧誘をかける。光の戦士に対してはその強さを称賛し、自らの配下に勧誘している。また、かつて制圧したウェルリトでは戦災孤児を保護し、彼らからは「義父上」と呼ばれて慕われていた。
彼の掲げる覇道思想も、実際は苦難の民に安寧を供給するための方策であり、決して自分本意なものでない。実際にエオルゼアとは敵対しても、自身が征服した暁には蛮神に頼ることのない安定した生活を与えるつもりであった。後述する「黒薔薇」についても「未来の自国民を無差別に殺すなど仁義に反している」として反対の立場を取り、その計画を中止させている。
欠点があったとすれば、個々の価値観に対してはともかく、大衆に対しては帝国の思想を盲信しており、他文化に無理解であった点であろう。
動向
本編開始の20年前、アラミゴの暴君テオドリックに対する革命を密かに扇動し、革命成功に乗じてアラミゴを占領、属州化。
その後グリダニアと接する国境に巨大防壁、通称「バエサルの長城」を建設。対エオルゼアの最前線にして橋頭保を確立した。
こうした数々の実績により、旧版ではソル帝に重用されていたものの、ネール・ヴァン・ダーナスが継承する古代の知識と軍功により台頭、一転して遠ざけられる事となる。
そして「第二次メテオ計劃」がエオルゼアの焦土作戦であると知ると、機密情報を密かに賢人ルイゾワに流し、ネールに対する妨害工作を行っている。
最終的にネールは光の戦士によって討たれるも、衛星ダラガブが墜落して蛮神バハムートの封印が解かれ、カルテノーの地に敵味方を問わぬ虐殺の嵐が巻き起こるのを魔導艦から見下ろす姿が、ムービーで確認できる。
5年後、第七霊災によってエオルゼア領地に孤立していた第XIV軍団の増援として登場。
アシエン・ラハブレアを介して古代アラグ帝国の遺跡からもたらされた「対蛮神兵器」こと「アルテマウェポン」を用い、エオルゼアを一気に支配下に置こうと王手をかける。
このアルテマウェポンを手に入れてしまったことで気が緩んだのか、エオルゼア3国相手に同時に宣戦布告に等しい降伏勧告を送る。
その結果よりによって兵法上危険極まりない三正面作戦を行う羽目になり、マーチ・オブ・アルコンズの反抗作戦により折角築いた拠点が次々と陥落し、補給用の魔列車も止められ、多くの部下も失ってしまう。歴戦の将としてはあまりにもお粗末な結果となった。
喉元に迫られた結果、自らアルテマウェポンに搭乗して最後の決戦に挑む。
だが、実はアルテマウェポンのコアには古の究極魔法「アルテマ」が封じられており、ラハブレアはアルテマの封印を解き放つためにガイウスを利用していただけに過ぎなかった。
それでもなお己の力を証明するため光の戦士と戦うが敗北。最後は崩壊する魔導城プラエトリウムと共に運命を共にした……
関連タグ
ファイナルファンタジー14 ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア ガレマール帝国 ガレマール帝国軍第XIV軍団 アルテマウェポン(FF14)
紅蓮のリベレーターのネタバレ
「漆黒の王狼は、その仮面とともに死んだ。
我は祖国に戻ることなく、復讐者として第二の生を得たのだ。」
…と思われていたが、実は生きていた。
「このまま死ねばアシエンに騙された自分につき従ってきた部下に申し訳が立たない」と思い立ったガイウスは、プラエトリウムから辛うじて脱出に成功。
ガレマール帝国が実際はアシエンの影響下にあると知るや、「影の狩人」を名乗って各地でアシエン狩りを行いながら、現在の帝国をアシエンから開放しようと、反帝国を掲げるレジスタンスの頭目となった。
実際にこの頃、複数のアシエンを討伐してその仮面を戦利品として腰に下げており、その中には転生組のものも含まれていた。これはウルテマとデュダルフォンである事が吉田P/Dの口から明らかにされたが、アシエンの特性上完全に滅ぼしたかどうかは明確に語られていない。
また軍を抜けたことで、軍団長を意味する「ヴァン」を捨て、「ガイウス・バエサル」を名乗っている。
その後、帝国の策略に巻き込まれ、永久焦土「ザ・バーン」へと不時着したアルフィノと出会い、しばらく彼と行動を共にする。
その最中、帝国が化学兵器「黒薔薇」を運用しようとしている情報を掴む。それはかつてガイウスが廃棄を命じた、忌まわしき存在であった。
その後も調査を進めようとするが、アルフィノが突如原因不明の昏睡状態となったためドマに引き渡すことにし、その際に光の戦士と再会する。
お互い深い因縁のある相手同士ではあるものの、「アシエンを倒す」という共通の目的のため手を組むことになり、帝国で暗躍するアシエン・エリディブスの調査と黒薔薇の破棄のため、帝国領へと潜入する。
漆黒のヴィランズ本編~クリア以降のネタバレ
「黒薔薇」の増産工場を破壊して回っている途中、暁の血盟の協力者として帝国の調査をしていたエスティニアンと遭遇。共通の目的を持つ者同士、行動を共にすることになる。
そしてついに帝都ガレマルドにまでたどり着くが、そこでは「行方知れずになった帝国の百人隊長が、突然本国に戻ってきた」という噂が立っていた。
その噂にアシエンの影を感じ、エスティニアンと共に帝都魔導城へと潜入するが、そこで見たものはギラバニアで命を落とし、エリディブスに肉体を奪われていたはずのゼノス・イェー・ガルヴァスだった。
復活を果たしたゼノスは「退屈な戦を演じるもの」として、皇帝ヴァリスを殺害。
ガイウスは怒りのままにゼノスへと斬りかかるが、超越者となったゼノスはエスティニアンとの2人がかりでも止められず、更に駆け付けた帝国兵に皇帝暗殺の疑いをかけられてしまい、その場から逃亡する。
その後、帝国軍がアルテマウェポンの後継機「ウェポンシリーズ」を開発したという情報をつかみ、部下と共にその内の一体であるルビーウェポンの破壊を試みる。
しかし未知の蛮神の力を吸収し、想定以上の力を持っていたため失敗。アルテマウェポンとの戦闘経験のある光の戦士に、討滅の協力を依頼する。
その後、ウェポンシリーズのパイロットが、かつてガイウスが保護した戦災孤児たちであったことが判明。アルテマウェポン、黒薔薇に続く更なる帝国時代の因縁と向き合っていくことになる。
この「ウェルリト戦役」における犠牲は、決して軽いものではなかった。
父と仰ぐガイウスの覇道思想に殉じて「戦のない平和な国」を願い、孤児達は次々と命を散らせてゆく。
少なからぬ犠牲の果てにウェポンは全て破壊され、ウェルリト属州は帝国支配から解放。戦後、ガイウス達はウェルリト独立国暫定政府に協力する事となる。
これを受け、アラミゴ解放軍でも「要警戒人物としてではなく、重要な隣国の要人としてとりあつかうべき」と認識を改められた。
「暁月のフィナーレ」では、ガレマルドへの調査および人道支援を目的とした「イルサバード派遣団」結成にあたり、自らの置かれた微妙な立場から、故国への想いを押し殺しこれを固辞。
終盤ではウァレンスが溜め込んでいたアラグの魔器を魔導船開発のために提供し、光の戦士たちが最後の戦いに赴くための一助となった。
その後、パッチ6.1「新たなる冒険」において、新生編のメインクエストに関連したID・討滅戦がコンテンツサポーター対応化し、ソロ攻略可能となった。
これに伴い、ガイウスやアルテマウェポンとの戦いも大幅に変化。演出が強化されており、多数のギミックが追加されている。以前はよく聞き取れなかった台詞もしっかりテキストウィンドウが表示され、改めて彼の強さを窺う事が可能となっている。
2022年4月開催のシーズナルイベント「エッグハント2022」では、「ウェルリト戦役」をクリアしている場合、アリーと共に「義父らしきニワトリと義娘らしきニワトリ」としてニワトリの着ぐるみで登場。
ヒカセンをおおいにニヨニヨさせると同時に、ほっこり&しんみりさせてくれた。
パッチ6.4にて実装されたサブクエスト「タタルの大繁盛商店」にて再登場。
ウェルリトの暫定政府に新装備の試供品を持ってきた光の戦士と再会するが、そこでGセイヴァー2号機が奪取され、更に死んだ筈のウァレンスがそれをやらかした事が判明する。
Gセイヴァーに搭乗した光の戦士と共にこれを追撃するガイウスは、ネロのサポートもあってガレマルドに向けて逃亡する2号機を追撃、無力化。ウァレンスの正体は、彼の狂気をそのまま踏襲して影武者となった元副官であった。
事態を収拾して帰還したガイウスは、アリーが密かに願っていた「家族の肖像画」を描いてもらう為、ターンクリフの慰霊碑前に連れてこられる。アヴィリナによってダイヤウェポンのコアから再現されたアルフォンス達の投影映像と一緒に製作された絵を前に、皆の尽力に感謝するのであった。