概要
三大州の一つオサード小大陸の更に東、「紅玉海」を間に挟んで存在する島国。
日本のそれをベースとした独自の文化を開花させており、着物や食品、音楽や芸能など他国と一線を画している。
ひんがしの国からヤンサへと移住した人々の末裔がドマ人であり、文化を継承している。
侍・忍者のルーツであり、独自の理論大系に基づいた風水術もひんがしの国発祥とされる。風水術については占星術師のジョブクエストLv60~70で登場しており、かつて災いを成した妖獣・金狐を巡り、一騒動持ち上がる。
侍の武器である刀や甲冑の鍛錬術も、大いに発展を遂げている。忍者のレリックウェポン「吉光」の作者・吉光は短刀の名手であり、その作品には極めて高い値がつけられるという。
詳細な歴史は不明だが、かつては戦乱に明け暮れていた。しかし現在の将軍が天下統一後に幕府を敷き、大名が支配する小国を統治している。
ただし政情には不穏な気配があり、諸国の大名の中にはいまだ天下取りの野望を抱く者もいるという。
日本の本州に当たると考えられる「コウシュウ」に都ブキョウがおかれているほか、ひんがしの国の最高峰・大天山はコウシュウにあり、国のシンボルとなっている。
また詳しい所在は不明だが、白帝江のほとりにあるという「井ノ国」、ブヘンのズイコウなる武将により確立された「末ノ国」、ドマ忍衆の本家「影隠の里」などの地名が、忍者のジョブクエストやNPCの台詞に登場している。
エオルゼアでは毎年新年になると「降神祭」と称し、ひんがしの国から奉行が来訪。
その年を祝う聖獣になぞらえた飾り兜や祝い餅で、広く祭りを広める行事が根付いている。
クガネ
ひんがしの国は鎖国政策を取っているが、唯一異国からの入港を認めた港町・クガネを最西端の島「シシュウ」(筑紫こと九州に由来か)に開いている。
「黄金」を意味する名の通り、珍奇な品をお互いに求める商人が行き交い、交易で大いに繁盛している。
とは言え諸手を上げて歓迎するという訳でもなく、紅玉海に「紅玉台場」を設置し、仮に諸外国が攻めてきた時には大筒で撃退するとしている。
非公式ながらひんがしの国と国交を行う目的で、ラザハンとガレマール帝国がそれぞれ大使館を置いている。
またエオルゼアのうちウルダハは、砂蠍衆ロロリトが会長をつとめる「東アルデナード商会」が商館を立ててクガネ支店としている。
こうした諸外国の訪問は海に限らず、飛空艇の離着陸が可能なランディングが作られている。ただし、残念ながらエオルゼアとの直通便はない。
クガネ奉行の統治の下、街の治安維持や警備は自警団「赤誠組」によって行われている。なおクガネの法に背けば問答無用でバッサリな為、戦闘をはじめとした騒ぎはご法度である。
港では厳しい臨検が行われており、禁制品が持ち込まれていないかをあらためるのが決まりとなっている。
とは言え悪徳商人や汚職役人など、金にたかるきな臭い存在はそこかしこにいる。
威容を誇る「クガネ城」、紅玉海を臨む絶景の温泉宿「望海楼」、クガネ最大の酒場にしてクガネ登山の異名で恐れられる「潮風亭」、活気あふれる市場「小金通り」、連日芝居を興行する「無地鼓座」、芸者衆が集う「三条花街」など、異国情緒溢れる景色がそこかしこにある。
特に「黄昏橋」から見る夕日は絶景。
冒険者の中から広く人材を集める為、冒険者居住区「シロガネ」を開いており、エオルゼア三国とはまた趣の異なるハウジングエリアとなっている。
なおエオルゼアとクガネの間は直でテレポすると尋常でないお金がかかる為、シロガネでアパルトメントを購入し、テレポ代を節約するヒカセンが多い。
「紅蓮のリベレーター」で訪問が可能。
フルトレイラーが初公開され、クガネが登場した時には、会場から大きな歓声と拍手が上がった。
余談
「ひんがしの国」の初出はFF11である。
紅蓮メインクエストクリア後に解放されるクロニクルクエスト「四聖獣奇譚」に登場するテンゼンは、FF11の「プロマシアの呪縛」で同名のNPCと、エリア「醴泉神社」が同名で登場している。