概要
島根県松江市出身。
松岡修造主催のテニスのジュニアプレイヤーを対象にした強化合宿、いわゆる『修造チャレンジ』出身のテニスプレイヤー。
必殺ショットは、ジャンプしながらのスマッシュ「AIR・K」と自分の股を抜くようにしてループショットを放つトリックショット。
主な戦績
2011年
スイス・バーゼルで行われたスイス・インドアでノバク・ジョコビッチに勝利。
2012年
「全豪オープン」でベスト8に進み、ジャパンオープンでは優勝した。
2013年
「全豪オープン」「全仏オープン」でベスト16入り、「ウィンブルドン(全英)」では3回戦進出。
全仏前哨戦、スペイン・マドリッドで行われたムチュア・マドリッドオープンでロジャー・フェデラーに勝利。
全仏では、歴代最多7回の優勝回数(錦織と対戦時)を誇り「クレイキング」と呼ばれるラファエル・ナダルと対戦した。
2014年
この年から、コーチにマイケル・チャンがついた。ちなみにこの二人の出会いは、とんねるずの年始バラエティ特番がきっかけだったりする。
「全米オープン」では4回戦でミロシュ・ラオニッチ(対戦時世界ランク6位)準々決勝でスタン・ワウリンカ(同4位)準決勝でノバク・ジョコビッチ(同1位)と世界ランク10位以上の選手を続けざまに倒し日本人史上初のグランドスラムのシングルス(四大大会)決勝進出(アジア人では史上2人目)。決勝では、準決勝でフェデラーにストレートで勝った、マリン・チリッチ(同16位)と対戦、ストレート負けで準優勝、4大大会初制覇ならず。
ジャパンオープンでは2012年の優勝時と同じ相手ラオニッチと対戦、フルセットで勝利。二年ぶり二度目の優勝。
この年は、自身が目標にしていた年間成績上位8選手でロンドンで開幕のワールドツアー最終戦に日本人選手として初出場。
4人ずつ2グループに分かれ、総当たりで予選をおこない、上位2位までが準決勝進出。錦織と同グループは、地元のアンディ・マレー、ロジャー・フェデラー、ミロシュ・ラオニッチ。
その予選では、大会の開幕戦にあたる初戦のマレー戦ではストレート勝ち、フェデラー戦ではストレート負け、ラオニッチ戦は怪我でラオニッチが棄権、相手がダビド・フェレールに変更になり、第1セットを取られたが逆転で勝利し2位で予選突破。準決勝では、もうひとつのグループ1位のジョコビッチと対戦、フルセットで敗退。
この年の世界ランク最終順位は5位。
2016年
リオデジャネイロオリンピックに出場し準決勝でマレーに敗れるも3位決定戦でラファエル・ナダルを破り、日本人選手96年ぶりの銅メダルを獲得。
2020年
8月16日、新型コロナウイルスに感染。
2021年
8月、2021年開催の2020年東京オリンピックに続いて2週連続での出場となったシティ・オープンでは1、2回戦をストレート、3回戦はフルセットで勝利し、ベスト8に進出。準々決勝は勝利し、今季初のツアーベスト4進出を果たした。
余談
1.「アニメ・テニスの王子様が開始された当初、番組最後に「夢・テニス」という本気でテニスに取り組んでいる少年少女を紹介するミニコーナーがあった。
2001年10月10日第1話放送後の当コーナーで取り上げられた少年は、幼き日の錦織であった。
インタビューに対し、「アガシのようなプレイヤーになりたい」と語り、ナレーションでは「頑張れ!未来のアガシ!」と言われていた。
そして、2014年11月22日開催の『ドリームテニスARIAKE』でそのアガシと対戦。
1セットのみの8ゲーム先取マッチで8-6で勝利。
2.俳優の渡哲也・渡瀬恒彦兄弟は遠い親戚。(錦織の母方の曽祖父と渡の祖母がきょうだい。)
外部リンク
公式サイト『KEINISHIKORI.COM』
ファンサイト『KEI NISHIKORI FAN SITE』