スタン・ワウリンカ
すたんわうりんか
スタン・バブリンカ(ワウリンカ)とは、スイス・ローザンヌ出身の男子プロテニス選手。本名はスタニスラス・バブリンカ。2014年5月から「スタニスラス」の愛称の「スタン」に登録名変更した。
彼の母国語の表記に基づけば、「バブリンカ」という発音が正しいのだが、彼自身が日本のメディアに向けて「ワウリンカ」で統一して欲しいという要望を出しているため、本記事もそれに準拠する。
なお理由は「日本のファンの皆様が名前を探しやすいように」だそう。
アルファベット表記と英語発音が一致する方が日本人にはわかりやすいという判断だろう。
ただpixiv上の作品は「バブリンカ」表記の方が圧倒的に多い。彼の気づかいは無意味だったのだろうか…。
1985年3月28日生まれ、身長183cm、体重81kg。右利き。
ジョン・マッケンローが「現役選手の中では最高」と絶賛する片手バックハンドの強打と、時速200キロを超える高速サーブが武器。
スイスには言わずと知れた「絶対王者」ロジャー・フェデラーがいたため、長らく「スイス第二の男」の座に甘んじていたが、2014年に全豪でグランドスラム初優勝を果たした。2015年に全仏を、2016年に全米を制覇し、なにげにキャリアグランドスラム(現役中に4大大会すべてで優勝すること)に王手がかかっている状態である。
フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー、のビッグ4に加え、ワウリンカも入れてビッグ5という敬称も一時されていた。
2016年の全米でワウリンカが優勝した後、準優勝者のジョコビッチがインタビューで「ワウリンカはビッグ5と言えるか?と聞かれ、間違いなく入ってくる」と答えている程。
左腕には"Ever tried. Ever failed. No matter. Try again. Fail again. Fail better."とタトゥーが入っている。これはアイルランド出身の作家サミュエル・ベケットの著作から取ったものである。
2012年以降はヨネックスと契約しており、ラケット・ウェア・バック・シューズ、つまり全身をヨネックスブランドで固めている。