魔皇ヤルダバオト
まおうやるだばおと
CV:加藤将之
リ・エスティーゼ王国やローブル聖王国に突如襲来した、仮面の大悪魔。
作中では悪魔を生み出すあるアイテムを手に入れるためだけに、リ・エスティーゼ王国王都を襲撃。多数の眷属を放ち、物資の強奪、誘拐、殺人をはじめ様々な破壊活動を行い王国民の生命財産に対し多大な被害をもたらした。
また、アベリオン丘陵の亜人達を支配下に置いて同地を制圧、その後は亜人達を率いてローブル聖王国に侵攻、こちらでも暴虐の限りを尽くしている。
王国襲撃の際に冒険者モモンに撃退されたため、因縁の相手として見ている。
これらの事から、人類の国々からは国家の存亡さえも揺るがす『世界の敵』たる極大的脅威として、認識・警戒されている。
同じように仮面を被った5人のメイド悪魔、“アルファ”・“ベータ”・“イプシロン”・“デルタ”・“ゼータ”を従えており、王国最強クラスの魔法詠唱者(マジック・キャスター)たるイビルアイと互角に渡り合う程の戦闘力を有している。
また不確定情報ではあるが、ブレイン・アングラウスが遭遇した純白のドレスを着用した仮面の吸血鬼も協力者と思われ、本人の戦闘力だけでなくその勢力も非常に強大である事が窺える。
RPGアツマール版『オーバーロード』では、ラスボスとして登場。なおRPGアツマール版オーバーロードは、公開された直後でフリーゲーム2位を獲得した(ちなみに1位は『ぶきあつめ』で、人でも何でも武器に出来るRPGだったりするので、ヤルダバオトだと“聖棍棒”と共通点があったりする)。
また、スマホゲームの『MASS FOR THE DEAD』でも登場している。
アダマンタイト級冒険者チーム『蒼の薔薇』のイビルアイをして、「バケモノの中のバケモノ」と言わしめた圧倒的な力を持ち、英雄をも超える逸脱者級の彼女を軽くあしらった。
本人の戦闘力もさることながら、メイドの悪魔や複数の亜人勢力を支配下に置き使役し、補強の戦力としている。
ローブル聖王国襲来時には王国軍兵士、近衛、聖騎士団や冒険者らと交戦しこれを容易く壊滅させ、アインズ・ウール・ゴウン魔導国より来援した魔導王すら一度は退けている。
因縁の相手。自分以上の実力を褒め称えた。
取るに足らない雑魚。
一目見た時から、優秀な殴打武器になると確信していた。
- ???(ネタバレ注意)
部下の“頭冠の悪魔(サークレット)”が手に入れた、素敵なアクセサリー。
配下のメイドの悪魔の支配権を狙う相手。聖王国で激甚な戦闘の末に一度はこれを下す。
正体はもちろんデミウルゴスで、普段着に仮面を装着しただけという適当な変装である。モモン(アインズ)の名声を手っ取り早く高めるための、『強敵』として演じている。
ちなみにヤルダバオトが狙っていたという設定のアイテムには、かつてウルベルトが世界級(ワールド)アイテムの1つを真似て作ったという、悪魔を象った小型の像を使用している。
デミウルゴスはウルベルトから授かった成功作の悪魔の像を王国に手に渡らせるつもりだったが、アインズがウルベルトが創った失敗作の悪魔の像を渡し、デミウルゴスがウルベルトの成功作の悪魔の像を手放さない様に勧めた。ちなみに失敗作の悪魔の像は、書籍版14巻で王国を滅ぼすついでにアウラの手によって魔術師組合から回収済である。
ローブル聖王国で判明した『本来の姿』(第二形態)とされた形態は、部下の“憤怒の魔将(イビルロード・ラース)”がデミウルゴスと転移で入れ替わってヤルダバオトを演じたもの。
配下の仮面のメイド悪魔の正体もプレアデスが仮面を装着した適当な変装で、魔皇ヤルダバオトの協力者の吸血鬼もシャルティア(こちらはガチな変装)。…すなわち全部ナザリックのせいであり、一言で言ってしまえばマッチポンプ。