解説
CV:瀬戸麻沙美
ナザリック地下大墳墓において戦闘能力を持つ6人のメイド、チーム『プレアデス』の1人。
正式名称は“CZ2128・Δ(シーゼットニイチニハチ・デルタ)”といい、“シズ・デルタ”は略称。
自分の創造主であるガーネットの事は、「博士」と呼んでいる。書籍版13巻では、そのガーネットが作ったらしい『あのシズたち』と呼ばれる存在がいる事が明かされており、「時が来たら動き出すのかもしれない」との記述もある。
一般メイド達からは「ちゃん」付けで呼ばれ、マスコット的存在として可愛がられており、彼女が食堂へ訪れた時はメイド達から歓声が上がっていた。
ギミック考案を担当した創造主により、『ナザリックのギミックとその解除法の全てを熟知している』との設定を施されているが、情報漏洩を危惧したアインズが記憶操作を施したため、現在は別の物にすり替わっている。
加えて機械仕掛けの身体故に、毒に対する完全耐性を持つ。
データ
基本レベル | 46(種族レベル5+職業レベル41) |
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役職 | ナザリック地下大墳墓 第九階層戦闘メイド |
住居 | 第九階層の使用人室のひとつ |
属性 | 中立~善(カルマ値:100) |
種族レベル | 自動人形(オートマトン)5lv |
職業レベル | ガンナー10lv、スナイパー3lv、アサシン3lv、ストーカー3lvなど |
二つ名 | 急襲突撃メイド |
創造主 | ガーネット |
人物像
機械の型番の様な名前や銃器の使用に適した職業(クラス)、何よりその種族からも分かる様に『無感情なメカ少女』といったキャラクターメイキングをなされており、表情が動かされる事はまずない。
彼女のじとっとした緑の瞳は、「極寒の視線」とも称される。
更に寡黙で必要以上に言葉を発さず、口を開いても「…」の多い淡々とした抑揚の無い口調で話す。
ちなみに敬語で話すのに慣れていないのか、アインズなどの目上の相手と話す時は「…ました」「…です」といった具合に、思い出したかの様に語尾に付け足す感じになる。
はたから見れば無口で無表情で無感情の冷人に見えるが、本性はナザリックにおいても指折りの善人であり、なまじ無感情気味な性格をしているお陰で心に“悪意”が無い。
具体的に言うと、同じ善人であるセバスやユリの様に積極的に人助けは行わないが、コキュートスの様に友好的な人間とは仲良くする事が出来るタイプの善人。その善良性は、長女のユリをして「唯一まともな性格をした妹(意訳)」と言わしめる程。
その一方で、双子という設定のエントマとはどちらが姉で妹なのか明確に決められなかった事で、事あるごとに「自分の方が姉である」と口論になったりするなど、あまり仲は良くない。
他にももふもふした可愛い動物が好きという一面があり、作中では執事助手のエクレアを度々小脇に抱え、第六階層でアウラの魔獣やハムスケと度々遊び、ミニアニメ『ぷれぷれぷれあです』に至っては猫に化けたパンドラズ・アクターを可愛がっていた。
ちなみに気に入った人や物があれば、お気に入りの印である1円シールを貼る癖を持っており、前述の猫化したパンドラズ・アクターにも貼っている。
偏に一般メイド達から好かれているのも、無感情的だが確かな善良性と少女性が内包している所が由来しているからなのだろう。
容姿
外見は翠玉(エメラルド)の瞳にもう片目を覆うアイパッチ、ミリタリー風味の飾り付けに赤金(ストロベリー・ブロンド)のロングヘアーといったところで、無機質な印象ではあるが、プレアデスの例外なく非常に美しい容姿をしている。
強さ
ナザリック内では、ほぼ唯一と言っていい程の銃使い。…というのも彼女の種族と職業は、《ユグドラシル》でもかなり後期の大規模イベントで追加された最新クラスであったため、古参ばかりで固められた《アインズ・ウール・ゴウン》のメンバーでは該当者がほぼ皆無だった事が理由となっている。
戦闘描写に乏しいため詳しい戦闘力は不明だが、フルオートからセミオートまで様々な魔導銃を使いこなす。近~中距離での機動射撃戦から、遠距離からの狙撃・火力支援まで幅広くこなせる、後衛向けの戦闘職となっている。
物理攻撃のステータスは、ユリを抜いてプレアデスの中で最も高い。
主な使用スキル
- 魔法妨害(仮称)
ドッペルゲンガーの模擬戦の際、射撃で使ったスキル。アインズに使うにはレベル差があるので、本来なら滅多に成功する事は無いが、模擬戦ではオーレオールの支援(バフ)で強化されていたので、妨害に成功している。
装備
- 白銀の魔導銃
アサルトライフル型の魔導銃。魔力を使って弾丸を撃ち出せるが、弾丸を消費するため交換しなければならないらしく、そこは普通の銃と変わらない模様。
サイレンサーが装着されているのか、消音で撃つ事が出来る。なお曲射は出来ない。
- マフラー
伝説級(レジェンド)アイテム。不可視化や不可知化が行える(不可知化は短時間)。
余談
作者によると、「シズの一円シールを貼ってある状態でナザリックに行くと、そこの住人から大歓迎を受ける」らしい。
現地人において悪魔や死神的な存在であるナザリック関係者からのこの扱いは大変異例なので、シズの1円シールを貰った者は、最大級の生存フラグを踏んでいるといってもいい。
しかしながら「良くも悪くも無感情」である事から、外部の者が1円シールを貰える機会はほぼ無い。
シズが何らかの任務で長期滞在している場所で、下心なく甲斐甲斐しく世話を焼いてやった場合か、或いは素でもふもふである場合などは貰えるかもしれないが、その場合恐らくその者にはナザリックに行く理由も実力も無い筈である。
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