データ
基本レベル | 100(種族レベル45+職業レベル55) |
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役職 | ナザリック地下大墳墓 宝物殿領域守護者 |
住居 | 宝物殿管理責任者室 |
属性 | 中立(カルマ値:-50) |
種族レベル | 二重の影(ドッペルゲンガー)15lv、上位二重の影(グレータードッペルゲンガー)10lvほか |
職業レベル | エキスパート10lv、クラフトマン10lv、ロード・オブ・ア・キャッスル15lvなど |
二つ名 | 千変万化の顔無し |
創造主 | モモンガ(アインズ) |
解説の前に
WEB版・書籍版で、最も容姿が変わった人物の1人。基本路線は変わらないものの、服装がダークスーツから軍服へ、何より性格のウザさが更に増した。
ここでは、投稿数及び一般認知度が高い書籍版の設定を中心としつつ、オリジナルであるWEB版による誤差を追記・別記等の形にて記載する。
解説
CV:宮野真守
ギルド長のモモンガ(アインズ)自らが創造した領域守護者。『リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン』を持つ者のみが辿り着ける特殊エリア《宝物殿》を守護テリトリーとし、ナザリックが所属する金貨・武器・マジックアイテム・そして世界級(ワールド)アイテムの管理を行い、守り続けている。
ナーベラル・ガンマよりも上位の“上位二重の影(グレータードッペルゲンガー)”であり、至高の四十一人全員の姿に擬態し、その力と能力を80%まで使用する事が可能。
“パンドラ”の名の如くその能力は未知数かつ強大な物であり、領域守護者でありながら、ナザリック最高の頭脳と称されるアルベドとデミウルゴスに匹敵する頭脳を誇る(一例として転移後の世界における言語の内、数カ国語を読み解ける)という、規格外ぶりを示している。
人物像
……が、当時のモモンガは『これカッコいい』と思っていた所作・設定をつぎ込んで生み出した結果、『口調はドイツ語交じり・いちいちオーバーリアクション・周囲の話を聞かない』などのウザいキャラに仕上がり、作ってしばらく経って落ち着いてみると立派な恥ずかしいだけの動く黒歴史と化してしまい、隔離する意味合いも兼ねて《宝物殿》から出す気は無かった(ギルドメンバーの姿を永久保存する意味合いもあるが、他の僕からは『存在が秘匿されていた僕』扱いにされてしまっていた)。
《ユグドラシル》時代にNPCを連れて《宝物殿》に来たギルドメンバーは、いないorほぼいないのどちらかで(源次郎が創造したエントマや、ギミックを熟知しているシズ辺りは知っているかもしれない)、最奥まで来たのは確実にギルドメンバーのみ。
転移後はそのウザさのまま実体化した結果更に手に負えなくなり、なおかつ女性陣からリアルな冷たい眼差しを送られる羽目になり、転移してからも表に出す事をとっても躊躇していたアインズの苦悩は、更に更に増した。
基本、ドイツ語の使用を禁じられている。だが今ではアインズ側が諦めたかそれとも慣れてしまったのか、ちょくちょく出ている。
ナルシストかつマジックアイテム・フェチ(アインズが「マジックアイテムを愛している設定なら、宝物殿管理の仕事が苦にならないだろう」と考え、設定した結果)であり、趣味は毎日マジックアイテムの掃除をする事。
こんな具合にオーバーリアクションとウザさばかりが目立つ彼だが、書籍版14巻にて初めて書かれた本人の思考をなぞる文では、普段のオーバーリアクションは完全に鳴りを潜めており、それどころか一貫して真面目かつ大人しいものであった。
この事から、彼が見せる派手な言動や行動は飽くまで表面上だけのものである事が窺える。
そして彼もまた他のNPC達と同様にアインズを神算鬼謀の叡知の持ち主だと強く信じており、同巻ではアルベドとデミウルゴスと同じくアインズの発言を深読みし、その真意を探ろうと必死で頭を巡らせるも結局答えを見付けられず、ナザリックでもトップクラスの知性を持つ筈の自分が即座に主人の考えを共有できなかった事に対して、顔を伏せる程の羞恥に襲われていた(アインズと同様に、精神的に追い込まれると普段の演技が崩れるとも解釈出来る)。
また同巻では、ツアーの強さや能力を探るというアインズの目的に合った慎重な方法で戦う様子が終始見られ、時には情報を引き出すべく臆病で情けない演技を行い油断を誘うなど、創造主が持つ必要以上の慎重さや用心深さ、そして狡猾とも言える立ち回りによる戦法はしっかりと受け継がれている模様。
なお、後の16巻でアインズが森妖精(エルフ)の王国の王デケム・ホウガンと対峙した際、ツアーと戦った時のパンドラズ・アクターと同様に情けない口調と姿勢で自らを弱く見せる演技を行っており、油断したデケムのMP消耗を誘導すると共に、巻物(スクロール)も動員して可能な限り自分の能力を隠す緻密さや狡猾さも見せるなど、何気に創造主と被造物同士の繋がりを感じさせる場面となっている。
他にも、自身のセンスに対して強い拘りを持つ所も似ていたりする。
ナザリックでは数少ない『中立』属性であるため(現時点で判明しているのはコキュートス、ヴィクティム、恐怖公のみ)、他のNPC達の様な人間蔑視の感情は抱いていない様子。
しかし、ナザリック外も含めた作品全体で登場する『中立』属性のキャラの中では、今のところカルマ値が一番低い。
ちなみに、当初はモモンガによって“びっくりボックス”という名前を付けられそうになったが、ウルベルトを筆頭とした仲間達が「それはないだろう」と止めに入り現在の名前になった事が、原作刊行10周年記念特別番組の作者への質問コーナーで判明した。
容姿
- 共通
頭部はピンク色の卵の様に、つるつるとしている。顔は「子供が落書きしたような、真っ黒い黒丸の目が二つと口が一つ」と、耳・鼻などの突起物は無い。
- WEB版
ダークスーツに、白シャツ+黒い革靴と紳士風の衣服を着込んでいる。眼鏡を着用しているが、何処にかかっているか不明。
- 書籍版
ナチス親衛隊制服に酷似した軍服を着ている。
書籍版とWEB版での凄い違い
WEB版は出番が無い。そもそもWEB版ではシャルティアの洗脳事件が発生せず、アインズが《宝物殿》に来たのはストーリーの外伝扱いであり、後は王国編でアインズと入れ替わったという事以外の登場がほぼ無い。後は外伝で仕事場風景が出ているだけで、影が薄い。
…が、書籍ではアルベドが登場するため、WEB版デミウルゴスの『豪奢な衣装』の意図がアルベドに移動。WEB版パンドラズ・アクターの『ダークスーツ』の意図が書籍版デミウルゴスに移動した結果、軍服を着用する結果になった(軍服もスーツとほぼ似た書き方だが)。
その結果、WEB版と比べても非常にやかましく、黒歴史度がアップするウザキャラに仕上がった。
出番が増えたのは良かったのだろうが、更にそこへアニメ版の担当声優の演技が加わり、ますますウザさがレベルアップ。アニメ一期以降に発表された書籍版での性格が、アニメから逆輸入された状態と化している。
ちなみに弱点は、『長い間マジックアイテムに触れていないとストレスが溜まる』らしい。もっともこれは守護領域から離れる事による、領域守護者共通の症状かもしれないが。
転移後はメニュー欄の消滅に伴い、転移前の様な取り出しを行えなくなったのか、本格的に財政管理を行っている。
『リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン』を与えられた事により、《宝物殿》守護と言う事実上の孤立状態から解放され、ナザリック内部を自由に行き来している(とは言え、仕事の都合上ナザリックの外に出る事はあまり無いが)。
書籍版7巻ではナザリックに侵入したワーカー達を迎え撃つために帰還したアインズに代わって、上述の変身能力を用いてモモンを演じており、魔導国の建国後はアインズが表に出る事が増えたため、モモンの影武者として本格的に活動する事となった。
他にも、アルベド率いる『至高の四十一人捜索チーム』の副官任務を受け持っているが、その活動内容は未だ不明。
アニメ版
声優は宮野真守。某黄色いアイツなど、アニメの設定が原作に逆流するケースが見事に適用され、書籍版のウザさに磨きがかかっている。
その成果は、登場話に対するスペシャルバージョン予告にフライング登場した上、原作に描写がないシャルティア復活の儀式に参加(ただし、台詞は無い)。
中の人とパンドラズ・アクターの設定が良い具合に融合した結果、第一回人気投票で『アニメ登場時間が約3分なのに9位』という、驚異の人気を発揮する事となった。
前後二部作で上映された映画では後半に約3分間だけ登場した後、同時上映アニメの方では1人声優無法地帯に等しい主役を張り、ミニアニメ『ぷれぷれぷれあです』では世界を崩壊させるアイテムを制作するなど、色々と冷遇されがちな領域守護者の中では破格の待遇を受けている。
パンドラズ・アクターは至高の四十一人への変身能力がある為、アインズへの変身能力を有している。14巻時点での明確な変身者はアインズとタブラ・スマラグディナと音改の3名のみだが(ドラマCDでは、探査能力を持つ誰かに変身している)、アインズに変身するアニメ二期では、宮野真守が何処にも登場していないのにも拘わらず、『日野聡演じるアインズの真似をする、パンドラズ・アクター役の宮野真守の真似をする、アインズ役の日野聡』という宮野氏リスペクトのスペシャルver予告を発表。
しかもホワイトデーとの連動キャンペーンで、特定店舗限定『メッセージカード付き、数量限定チョコレートマシュマロの2個セット』が配布。図柄はなんと、アインズとパンドラズ・アクターである。詳しくはこちら。
書籍7巻・8巻・9巻が舞台の三期では、OPで一期・二期と登場の出番を削られた領域守護者仲間、ニューロニストと恐怖公に続いて登場。
しかし、原作通りに彼の登場は9巻の最後のみ。それも『日野聡演じるモモンの真似をする、パンドラズ・アクター役の宮野真守の真似をする、モモン役の日野聡』と、今回も本編に宮野真守が何処にも登場していないのにも拘わらず、宮野氏リスペクトの好待遇を今回も受けている。
そして今回、パンドラズ・アクターが初めてTV本編の『ぷれぷれぷれあです』に登場する事になった。
『一期ぷれぷれぷれあですでアインズがその場誤魔化しに使った、魔法詠唱率をアップするリアクション』と『二期10話のカッコいいアクションをするアインズ』が融合し、『パンドラズ・アクター並みのオーバーアクションで魔法詠唱やスキルを使用する、プレアデスや守護者達』が、三期ぷれぷれぷれあですで展開する事になった。
『二期10話のアインズ』はパンドラズ・アクターの変装であり、必然的にプレアデス達が真似するオーバーアクションはパンドラズ・アクターであって…毎回、その光景を見てアインズが絶句するのがオチになっている。ちなみに何故か全員『アインズ様』の発音が、『ンァインズ様』になる特別仕様。
唯一言えるのは、中の人の影響が極大すぎる。
なお、コミック版3巻に掲載されたオーバーロードのアニメの監督を務める伊藤尚往氏と、コミック版の脚本担当の大塩哲史氏の対談によると、パンドラズ・アクター=宮野真守のキャスティングはアニメスタッフが「絶対面白いからぜひ!」と強く推した事から決まった様で、ダメ元で当人に連絡してみたら大丈夫だったそうである。
ちなみにドラマCDは、アニメ三期DVD&Blu-ray1巻(初回生産特典)付属、『ナザリック神話』にて初登場。魔導国の神話は何が相応しいかと各守護者が話し合った結果、アインズに選んでもらおうと提案を出す。その際、『各自が自分の考えた神話をナレーション』する際の『効果音』として事前に収録するという荒業を、パンドラズ・アクターに頼んだ。
当然ながらCVは宮野氏では無く、『日野聡演じるアインズの真似をする、パンドラズ・アクター役の宮野真守の真似をする、アインズ役の日野聡』である。
MASS FOR THE DEAD
主に小説・WEB・アニメ未登場の至高の四十一人への変身関係や、そして中の人によるオーバーリアクションボイス各種への期待などにより、制作発表直後から彼の登場が熱望されていた。
そしてそして、2018年11月6日にて配信時期が同年夏から来年初旬に伸びた告知と共に発表された、出演配役一覧イラストのそれも正面ど真ん中に登場。頑張れば事前登録キャンペーン第三弾として、宮野氏のサイン入り色紙が貰える。
原作同様、その能力の特殊性からなかなか表舞台に出れず、メインストーリーでは第十二章からようやく登場した。
冒険者として活動している主人公の名声を上げるべく、主人公の声帯を食べた口唇蟲を装着した上で書籍版におけるモモンの姿となり、ヤルダバオト率いる悪魔の軍勢を撃退。主人公をアダマンタイト級冒険者へとランクアップさせた。
メインストーリーでは前述の通り出番に恵まれない反面、イベントストーリーの方には頻繁に出ている。
強さ
注・12巻時点のパンドラズ・アクターの能力は、WEB・書籍共々共通となっております。
13巻で発覚した項目については別記とするので、ご理解お願いします。
階層守護者以外では数少ないレベルカンストNPCの1人であり、その総合戦闘能力は階層守護者にも引けを取らず、頭脳はナザリック頭脳陣に匹敵する(アインズが創造する際に、「(知性は)アルベドとデミウルゴスに匹敵する」と設定したため)。
元々の出番の少なさやこれまで記述されてきたオーバーリアクションなどが相まって、『知恵者』という点に関してはアルベドやデミウルゴスと比べるとなかなか発揮出来る機会に恵まれずイメージとしても結び付きにくいが、11巻ではアインズが山小人(ドワーフ)の国へ送り出すNPCを決める際、最初は「知性や対応能力を考えると最善に近い」という理由でパンドラズ・アクターを選ぼうとする場面があるなど、知性も含めた能力的にはアインズが最も信頼を置く配下の1人である。
また10巻では、アルベドが使者として王国へ赴いている間、彼女からの推薦で臨時の守護者統括を任されている。
彼自身の戦闘シーンは今のところ皆無だが、ステータス表によると魔法詠唱者(マジック・キャスター)に関する職業(クラス)を取得していないと思われるにも拘わらず、MPの量はレベルカンストNPCの中ではマーレに次ぐ序列2位を誇る(しかしその反面、魔法攻撃のステータスは最低レベルであり、物理攻撃の方が上となっている)。更に素早さはアウラとほぼ同等の序列1位となっている。
恐らくHPとMPに関しては、ステータス表のHPとMP以外の項目(『特殊』を除く)に『(可変)』と書かれている事を考えると、それらはパンドラズ・アクター本人のものに依存するために高めに割り振られているのだと思われる(なおHPは序列4位といったところ)。
ドッペルゲンガーとしての基本形態時の総合ステータスは、(書籍版がWEB版と同様とするなら)レベルカンストNPCの中では最低クラス。
しかし、逆に種族レベルはレベルカンストNPCの中では最も高く、至高の四十一人全員の姿となってその能力とスキルを八割の精度で再現できる恐るべき汎用性の高さが、パンドラズ・アクターの最大の売りである。
更に至高の四十一人の装備は各々の特性に特化しているのだが、対象の能力やスキルをほぼ完全に再現出来るパンドラズ・アクターが41人の中の誰かに変身した上で該当する装備を使えば、対シャルティア戦でアインズがかつての仲間達の装備を使用した時よりもより完全に効果を発揮出来る。
攻撃から支援、生産まで1人でどんな役目も穴埋めもこなせる上、その優秀な頭脳で万能に過ぎる能力を十全に使いこなす様子は、もはや領域守護者の枠を逸脱している。
ただし、たっち・みーの『ワールド・チャンピオン』などの取得条件が非常に特殊なプレイヤー専用のレア職を再現する事は出来ないため、その辺りは例外的に八割の基準に達していない。
あくまで『外装と能力』までがコピー範囲であるため、《支配者のオーラ》と呼ばれるギルドメンバー固有の波動(特殊な気配)までは真似る事が出来ず、オーラを感じ取れるナザリック勢にはそもそも変身が通じない。
このため、初登場で何故かタブラ・スマラグディナに変身していた際には彼の子に正体を見破られた上、裏切りの嫌疑が掛かったセバスの審問でアインズの影武者を務めた時にもセバス本人には偽者である事が実はバレていた。
もっともこの時は敢えて影武者を選ぶ事で、自身への詰問へ影武者を派遣する程にアインズを警戒させたという事態の深刻さを、セバスに自覚させる意図もあったが…(なお支配者のオーラ云々を抜きにしても仕草がちょくちょく大仰になる上、一人称が「ンァインズ様」と混同しかける事が度々あり、アニメ版においては帰還の際に《上位転移(グレーターテレポーテーション)》を使用する場面で、「グレーター↑…テレポーテー↑ションッ!」と宮野節の炸裂した発言になっている為、アインズを知る者なら違和感を禁じ得ない有様だった)。
14巻ではツアーを欺くために、アインズの姿に変身した上で鎧状態のツアーと交戦し、ほぼ互角の戦いを繰り広げた。
その際にアインズ本人に匹敵する戦闘センスと情報分析力を見せており、変身能力だけでは埋められないPVPの経験の差は、創造主たるアインズから受け継いだ天賦の才と知性でカバーしたのだと推測される。
上述の通り、『ぷれぷれぷれあです』にてアイテムを作成していた為、マジックアイテムを作成可能なスキルないし職業(恐らくは『エキスパート』か『クラフトマン』)を持っていると思われる。
書籍にて判明した能力
傭兵モンスターである同族によると、
①カルマ値等の様々な条件が付いている武具を、使いこなす事が出来る。
②コピー元である当人の記憶を持つ事は出来ないが、他者の持つイメージを精神操作系のスキルで読み取り、それを元に演技する事が出来る。ただし、抵抗手段が無い訳では無い(分類が攻撃である為)。
③外見だけなら、服や装飾品もコピーが可能(《二重の影》では不可能)。
②はモンスターテキスト(モンスターの説明として使用される文面)だったが、転移後は現実化している。
パンドラズ・アクターの立ち位置
彼はナザリック唯一の、『去らなかった至高の四十一人のNPC』である。
階層・領域の各守護者、更にプレアデスや一般NPCの忠誠心は至高の四十一人に向けられるものであり、その最上位は自らの創造主である。
その為、もしアインズが出会う事が出来たユグドラシルのプレイヤーが至高の四十一人の誰かであり、なおかつ敵対する道を選んだ場合、該当NPCはアインズの元から離反ないし葛藤する展開も可能性の1つとして存在する。
しかし、パンドラズ・アクターはアインズによって創造された唯一の僕であり、ナザリックでは彼のみあらゆる意味で、アインズに対する最上位の忠誠と最上位の命令優先権利を有している。
「他の至高の方々に戦いを挑めと言われても、それを迷いなく実行するでしょう!」(書籍版3巻より)
最上位の忠誠を捧げる彼は、アインズを守る為になんか色々やらかしてくれる展開も、一応どころか確実にやらかすだろう。
一番やらかしそうなのは、至高の四十一人能力80%に加え、宝物殿の武器やマジックアイテム、世界級アイテムを湯水のごとく使いまくる。
お前の中の人はあいつではないんだが…(ちなみにこの戦闘スタイルは、『MASS FOR THE DEAD』で実際にやった)。
その結果、
「私の息子なら父の想像を超えてみろ」Byアインズ
上述の台詞は、書籍記載の公式です。
アインズはパンドラズ・アクターを息子と認知したので、非公式ながらも彼の立場は『ナザリック地下大墳墓・特殊領域《宝物殿》領域守護者』にして、『アインズ・ウール・ゴウン魔導国 魔導王の第一王子』になった模様。
その分、もしもプレイヤー等によって守護者達が危機に瀕した場合、救出する優先度を下げる事を言い渡されている(もっとも、基本が宝物殿から出て来ない彼が他の守護者と共にピンチになる状況も、かなり限定されるのだが)。
ちなみに、息子だと認知された際にアインズを「父上」と呼んでいるが、皆の前では呼ばないよう釘を刺されている。
…コキュートスが切望しているアインズ様のお世継ぎ、この人ですよ。
「うわぁ」Byシズ・デルタ
余談
アマゾンプライムビデオの『オーパーロードIV』のページでは、真っ先にパンドラズ・アクターにBL気味に詰め寄られるアインズという画像が表示される。よりによって、何故トップにこれ。
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敬愛する創造主にして父。これほど優れた御方に生み出された事こそが最大の自慢。
名付け親筆頭。ある意味恩人。
仕事場。原則1人の内勤なので、自室では殆どの事が外に出なくてもどうにかなるらしい。
- 至高の四十一人の化身(アヴァターラ)
世界級アイテム守護ゴーレム。宝物殿にはパンドラズ・アクター以外の僕・シモベは存在しない為、戦力という点では配下に入る、のか?
番外編ご愛用アイテム。私が作りました。
ナザリックの知恵者。WEB版では彼と双璧を成していた。
ナザリックの知恵者その2。書籍化に伴い三人組の知恵者となっている。彼女とは何かと因縁が…。
ちなみに『大虐殺』後に、パンドラズ・アクターがモモンに変身して彼女とアインズの前に立ち塞がった際「婚期を逃すぞ」とアルベドを罵倒し、対するアルベドは「お前に言われても嬉しくは…」と返すなど状況そっちのけで口論する場面があった。
“二重の影(ドッペルゲンガー)”仲間にして、ナザリックでは数少ない同族同士(アウラとマーレは姉弟なので例外)。
ちなみに彼女のステータスは、職業レベルが種族レベルより高いのはパンドラズ・アクターと同様だが、こちらは種族レベルを捨てて職業レベルに特化したビルド構成であるため変身能力は殆ど機能していないという、パンドラズ・アクターとは逆の様な形となっている。
『普段の態度は飽くまで表面上だけのものであり、素の性格とのギャップが激しい』点が似ている。またこちらは、パンドラズ・アクターとは違った意味で狡猾な面を持つ。