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ツァインドルクス=ヴァイシオン

つぁいんどるくすゔぁいしおん

ツァインドルクス=ヴァイシオンとは、丸山くがね著のライトノベル『オーバーロード』に登場するキャラクターである。WEB版と書籍版で設定が異なるが、ここでは主に書籍版の設定について表記する。
目次 [非表示]

「──私が世界を守る。そう。私が世界を守るのだ」


CV:山野井仁

データ

役職複数あるため、特定はできず
住居複数あるため、特定はできず
職業レベルプリミティブ・キャスター?lv、ワールド・コネクター?lv、オーバード・ドラゴン?lv、ソウル・アドラー?lvなど
誕生日星の降る夜
趣味世界の観察
二つ名白金の竜王

概要

アーグランド評議国の永久評議員を務めるドラゴン。愛称は“ツアー”

転移後の世界において最強の種族とされるドラゴンの中でも、特に優れた力を持つ竜王(ドラゴンロード)』の一角で、普段はとある理由により魔法で空っぽの鎧を遠隔操作して活動している。

プラチナム・ドラゴンロード

 

その力から最強の竜王として畏怖されており、“白金の竜王(プラチナム・ドラゴンロード)”の異名を持っている。

既に600年以上の時を生きており、六大神や八欲王、十三英雄など転移後の世界における古くからの伝説にも実際に立ち会ってきた、この世界でも屈指の偉大な存在の1人。十三英雄時代は鎧を遠隔操作して“白銀”と名乗り、一行に加わり魔神退治の戦いで共闘した。


彼と同格の竜王は、その殆どが500年前の八欲王との戦いで戦死して絶滅しており、ツアーを含めた現在の竜王は戦いに参加しなかった一部の生き残りである(ただし作者のTwitterにて、少なくともツアーは八欲王との戦闘経験がある事が仄めかされている)。

もっとも、戦いに参加していなかったとはいえ彼らの力は超強大であり、場合によってはアインズ階層守護者を打ち倒せる可能性がある強者も存在している(しかも彼らは生き残り同士で同盟を結んでいるとも描写されているため、プレイヤーを恐れて何もしないでいる訳では無い)。その中で「最強」と言われるツアーの戦闘力が計り知れない事は言うまでもない。


理由は不明だが、アーグランド評議国にある本拠地にて八欲王の遺したギルド武器を守護し続けており、本人が直接外に出られないのもそのため。


過去のしがらみからスレイン法国とは対立関係にある他、現在でも鎧の傀儡を外界に飛ばして各地の監視や偵察を行っており、『百年の揺り返し』なるプレイヤーの出現を警戒している。

また八欲王の様な悪しき世界の理を歪める脅威を、「世界を穢す者」と呼んで危機感を抱いている。


現在は『百年の揺り返し』によるプレイヤーの降臨を感じて警戒を強めており、傀儡の鎧による巡回の強化や《ユグドラシル》のアイテムを探し集めて、対抗手段を整えようとしている。

また、その過程で対外任務に出ていたシャルティアと「不幸な遭遇戦」を行ってしまい、鎧には穴を開けられてしまった(なお、シャルティア本人は世界級(ワールド)アイテム『傾城傾国(ケイ・セケ・コゥク)』による精神操作を解除するために、アインズに一度殺されて蘇生した際、この戦いの記憶を失っていて何も覚えていない)。


人物像

性格や口調は穏やかかつ理知的で、自らの持つ強大な力や立場などに溺れる様子は微塵も見当たらず、超越者故の油断や驕りは全くない。

自身より強い存在の可能性も考慮し、常に最悪の事態を想定して動く抜け目のなさを持つ。


基本的に慈悲深く温厚な人格者である反面、大局を考え時には流血をも厭わない覚悟を持ち合わせており、世界に仇なす存在とみなした相手に対しては躊躇無く攻撃を仕掛け、場合によっては友好関係を築いている人物の切り捨てや闇討ちもやむなしと考えている。

更に怜悧な面もあり、彼の言動・行動は常に損得を踏まえた上で取られている。

ある竜王のグループとは概ね目的が一致しており、協力し合う事もあるが最終目標が違うため、仲はあまり良くない。


各場所で組織作りの実験をしており、ツアーが属している評議国もその一環。

最も力を持っている地は腹心の竜王が運営しているという東方であり、書籍版14巻のキャラクター紹介では「ツアーとの決戦があるとしたらその地になる」と書かれている。


上述の通りかつては十三英雄の一員であったが、メンバーは鎧がドラゴンによって遠隔操作されていたとは思っていなかった様で、その正体を明かした際は「騙された」と憤慨しており、メンバーの生き残りにして旧友のリグリットは未だにその事をからかってくる。

リーダーの事は現在でも親愛の情を述べる程、その人柄を認めていた。


強さ

リク・アガネイア(ツアー)

100レベルプレイヤーですら勝敗不確かな存在である『真なる竜王』の中においても最強クラスとされ、リグリットからは、「己に縛りさえかけてなければこの世界で最強の存在」と評される。


竜王としての絶大な力に加え、現在では失われた『始原の魔法(ワイルド・マジック)』を使いこなす事ができ、それによって巻き起こされる爆発の一撃は、炎属性への完全耐性を持つシャルティアに瀕死の大ダメージを与える程。

またドラゴン種特有の並外れた感知能力も竜王たるツアーは傑出しており、探知阻害も通用せずツアーと同格の竜王でもなければ、掻い潜る事は非常に困難

更に理由は不明ながら作者曰く、現在登場したキャラクターの中でシャルティアとアインズの天敵に当たる存在であるという。

それに加え、法国はツアーに対してシャルティアすら洗脳してしまった『傾城傾国』が通用しないという見通しを立てており、世界級アイテムにすら耐性を持っている可能性がある


また前述の通り、自身の力に対する過信や強者故の驕りを持っておらず、戦闘時においても常に慎重に事を運ぶ油断のなさも彼の強みと言える。


戦闘経験に関しても、破格の強者ではあったものの同格との戦闘経験が不足していた事が原因で敗北を喫したキュアイーリムアンティリーネ達とは対照的にかなり豊富である様で、300年前にプレイヤーを殺害した“常闇の竜王(ディープダークネス・ドラゴンロード)”と同様にプレイヤーを殺害した経験があるとされる他、真なる竜王を狩り尽くしたプレイヤーの集団である八欲王との戦闘経験もあるとされている。


これらの事から転移先の世界における最強の存在の一角にして、現時点におけるナザリックの最大の強敵であると言えるだろう。


上述の理由によって評議国を離れられないため、基本的には空っぽの白銀の鎧を遠隔操作して活動している。この鎧の状態でも相当の強さを誇るが、本体に遠く及ばないらしい。

「最強」とされる本体の実際の強さや詳細な能力など、本来の力は未知数である。


主な使用魔法

  • 光衣

詳細不明。使用時は、白金鎧に日光の反射の様な光が宿っていた。


  • 世界移動

他者と共に転移出来る。


  • 世界断絶障壁

『始原の魔法』では中位に位置する魔法。術者を中心に通常手段による移動や転移で外に出る事が出来ない半球状(地面は不明)で半透明の壁を、周囲に展開する。範囲はキロ単位らしい。


関係

十三英雄

魔神を倒して世界を救った英雄達。これまでの記述の通り、ツアー自身もかつてはその一員だった。


六大神

スレイン法国の基礎となる部分を作った、600年前に降臨したとされる神。過去に何らかの取引を行ったことがあるらしい。


八欲王

500年前に突如出現し、瞬く間に大陸を支配した存在。ツアーは同胞である『真なる竜王』達を、殆ど狩り尽くされてしまった。


海上都市の少女

東方にある海上都市の最下層に眠るとされる少女。現段階での正体は不明。

ツアーが世界を穢す悪しきプレイヤーに対抗すべく、協力を取り付けられる可能性のある人物として、その存在が言及されている。


竜帝

ツアーの父親にあたるドラゴン。“朽棺の竜王(エルダーコフィン・ドラゴンロード)”ことキュアイーリムよりもレベルが上(100レベルオーバー)。

外伝『亡国の吸血姫(ヴァンパイアプリンセス)』にて、“七彩の竜王(ブライトネス・ドラゴンロード)”やキュアイーリムが、アインズ(悟)の事を「竜帝の汚物」と呼んでおり、どうやら《ユグドラシル》プレイヤーの転移に深く関わっている様である。


慈母(マザー)

ツアー曰く、「間違った事をしようとしている」竜王達の中核。


関連タグ

オーバーロード(アニメ)


アーグランド評議国 竜王(オーバーロード)


イビルアイ(オーバーロード) リグリット・ベルスー・カウラウ




この先、ストーリーのネタバレ注意!

























14巻にて『鎧人形』の状態ではあるが、遂にアインズと対峙・対決した

14巻


リ・エスティーゼ王国の完全殲滅へ乗り出したアインズ・ウール・ゴウン魔導国

その魔導国打倒を目指すアダマンタイト級冒険者アズス・アインドラの要請を受け、アズスが《ユグドラシル》産アイテム『パワードスーツ』を使い、エ・ナイウルに侵攻した魔導国軍を返り討ちにするという陽動の間に、単独行動中のアインズに鎧の状態でサシの勝負を仕掛ける事に成功した。


なお初めて遭遇したアインズに対しては、“リク・アガネイア”という偽名で正体を隠した(『リク』は知り合いの名前を用いているが、『アガネイア』は完全な架空の名字)。


ほぼ互角の攻防を繰り広げた結果、「(アインズの)底は見えた」と判断し撤退した。

アインズの素の実力を「指導力は脅威だが本人の戦闘力はプレイヤーとしては大したものではなく、本体で出張れば難なく打倒する事が出来る程度」と考えているが、この時交戦していたのは実際にはアインズでは無く能力でアインズに化けていたパンドラズ・アクターだった為(実際のフル装備アインズよりも二割減のスペックに加え、専用世界級アイテム『モモンガ玉』のバックアップも無い状態)、アインズの実力を勘違いしている形となっている。

また配下のアルベドの方が手強いと認識してもいるため、「魔導王がえぬぴーしー(NPC)でアルベドがぷれいやー(プレイヤー)なのか?」とも考えている。


余談

なお、ツアーはオーバーロードのスマホ用ゲーム『MASS FOR THE DEAD』にも(鎧の状態で)実装されているのだが、マイページの会話の中にパンドラズ・アクターについて話す内容のものがあり、その内容が「聞けば変身が得意とか……私も騙されないように気を付けよう」という、上述の対峙を示唆するかの様なものとなっている。

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