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アズス・アインドラ

あずすあいんどら

アズス・アインドラとは、丸山くがね著のライトノベル『オーバーロード』の登場人物である。
目次 [非表示]

CV:加瀬康之

データ編集

役職朱の雫リーダー
住居アーグランド評議国 ドラゴンズブレスの高級宿屋
職業レベルファイター?lv、スナイパー?lv、アスレチックマスター?lvなど
誕生日下水月15日
趣味美味い酒を飲むこと(あまり強くはない)
二つ名演技派冒険者

概要編集

冒険者チーム『朱の雫』のリーダーを務める、アダマンタイト級冒険者。


アインドラ家出身の元貴族(『名誉騎士爵号(デイ)』は持っているが、貴族の称号は捨てている)。ラキュースの叔父にあたり、彼女が冒険者を志す切っ掛けとなった人物。

そのラキュースの事は、「ラキュー」と呼んでいる。


初登場は書籍版14巻だが、以前から存在は仄めかされていた。


人物像編集

民衆や初対面の相手への外面こそ良いものの、本質的には「悪人ではないが、とりあえず子供には悪い影響しか与えなさそうな変人」と評される。

その一例として、初登場時は2人の娼婦を侍らせながら面会に来たラキュースを出迎えるという姿を見せており(当人曰く、「薄汚れた宿屋に呼び出した漆黒聖典へ少し嫌がらせがしたかった」との事)、しかもラキュース達が室内に入ってきてもお構い無しに、娼婦達の胸を揉みしだいている(ちなみに娼婦達はその後、見かねたイビルアイによって《人間種魅了(チャームパーソン)》を使われ隣室へ追い出された)。


またイビルアイに図星を突かれた際には、彼女を睨み付けるといった子供っぽい一面も持つ。

これでもラキュースが幼い頃は、もっとまともな人物だったらしい。


本来は正式の長い名前があるが、依頼の際その長い名で呼ぶと不機嫌になる。


モモンと雰囲気が似ているらしく、朱の雫と面識のある冒険者がモモンの事を「朱の雫の面々も知っているが、やはりあんな感じだな。人間的にでかそうな感じ」と評している場面がある。


容姿編集

引き締まった肉体を持つ40代~50代位の男。髪は肩に届く程の長さで、一本だけ三つ編みにしている。また、前髪はメッシュの様に赤く染まっている部分がある。髭を生やしているが、髪と同様に三つ編みにしている。


アニメ公式Twitterで公開されたビジュアルはこちら


強さ編集

素の実力は指揮能力に優れる以外に取り立てて秀でるものはなく、アダマンタイト級冒険者としては弱い部類に入り、朱の雫においても最弱


しかし、《ユグドラシル》産のアイテムパワードスーツの一種と思われる全高3mほどの真紅の全身鎧(フル・プレート)を切り札としており、これを装備した状態ではデス・ナイトやデス・ウォリアー程度の敵ならば、複数相手でも無双が出来る程の戦闘力を発揮出来る。

また14巻のキャラクター紹介文にも、『パワードスーツ頼みのところはあるが、それでもオリハルコン級までは実力で登りつめただけの才能は持っているため、弱いとは決して言えない』と書かれている。


作者のTwitterによると、アズスのレベルは帝国四騎士(デス・ナイトに及ばない)程度だが、パワードスーツ頼みならイビルアイ(プレアデスと同程度の強さ)以下に多分勝てるとの事。


パワードスーツ編集

パワードスーツ

《ユグドラシル》でも、かなり後期の大規模イベントで追加されたアイテム。新規参入プレイヤーの戦闘力底上げを企図して実装されたと言われる。各部位の構成はある程度組み換えが可能らしい。


『内蔵武装による攻撃能力や単独での飛行能力を持つ乗り物タイプの防具』という特殊な形態で運用されるため、パワードスーツの武器や性能に依存する形とはなるものの、装着者が低レベルや生産職でも一定の戦闘能力を獲得できるという利点がある。


ただし完全に相当レベル相応の強さを得られる訳では無く、あくまでも防具の一種という扱いのためかHPは装着者のそれに依存する。むしろスーツ以上の戦闘力を持つ者が装着しても、自身の戦闘力を下げる足枷にしかならないという欠点がある。


最上位クラスのものは80レベル以上の戦闘能力を有しているらしく、かつてあまのまひとつが入手してペロロンチーノに空中戦を挑んだ事がある。あまのまひとつ自身が空戦シューティングゲームの経験者という事もあって、扱いにはかなりの自信があった様だが結局敗北し、以降は使わなくなったらしい。

現在どうなっているかは不明だが、ナザリック宝物殿に保管されている可能性はある。


アズスの物は重機関銃型の魔導銃の他、第七位階の攻撃魔法《連鎖する龍雷(チェイン・ドラゴン・ライトニング)》などを撃ち出す、魔法射撃武器を機体各部に備える。

ただし、前述のあまのまひとつが所持していた最上位クラスのスーツ程の性能は無いのか、アルベドからは「まるで豆腐」と形容される程度の防御力しかない。


作中の動向編集

王国の完全殲滅に乗り出した魔導国を止めるべく、アーグランド評議国ツアーを訪ね、利害の一致によって一時的な協力関係を結ぶ。

その後、自身はパワードスーツを駆ってエ・ナイウル防衛戦にて侵攻する魔導国軍を単身殲滅した後、ツアーの提案したアインズとアルベドを分断する作戦に協力した。


ツアーはアズスのパワードスーツが魔導国の手に渡る事を恐れており、陽動相手のアルベドが格上だった場合には上位者の存在を匂わせる策を取るよう指示していたが、アズスは対峙したアルベドに一当てしただけで「全く勝ち目がない」と悟り、掠っただけの一撃が無視出来ないダメージだった事も重なり早々に撤退を決意。

逃れる事には成功するも十分な時間稼ぎが出来ず、結局アルベドがアインズとツアーの対決途中に横槍を入れる事を許す結果となってしまった。


なおアズスはツアーを信頼しているが、ツアーの方はその真意と信条から所持しているパワードスーツの方に価値を見出しており、アズス自身の能力がさほど高くない事を危惧して所持者には相応しくないと見なし、アズスを殺してパワードスーツを奪いもっと強く御しやすい強者に授けようかと企んだりされている(ひとまず現時点では、アズス及び朱の雫を切り捨てるか否かは十分に吟味してから判断する事にしている)。


関連タグ編集

オーバーロード(アニメ)


リ・エスティーゼ王国


ラキュース・アルベイン・デイル・アインドラ ツァインドルクス=ヴァイシオン


パワードスーツ

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