ラキュース・アルベイン・デイル・アインドラ
らきゅーすあるべいんでいるあいんどら
CV:小清水亜美
最強のアダマンタイト級冒険者チームの1つ、『蒼の薔薇』を率いるリーダー。
なおWEB版では、“ラキュース・アルベイン・フィア・アインドラ”という名前となっている。
元はリ・エスティーゼ王国の貴族アインドラ家の令嬢だったが、英雄への憧れとアダマンタイト級冒険者である叔父の影響から、家名に縛られる生き方を嫌って家出し、自らも冒険者となった(両親には後に理解を得る事が出来た)。
更に19歳という若い身ながら天才的な神官戦士で、その実力も英雄級と評される。
人物像
貴族の令嬢らしくない、明るく活発な性格。しかし貴族としての知識や常識が無い訳ではなく、公の場での立ち振る舞いは高貴な者特有の優雅さと冒険者としての威圧感に満ちた、凛々しい戦乙女と呼ぶに相応しい態度である。
更に行動力と勢いでチームを引っ張るため、その容赦の無さから「鬼ボス」や「鬼リーダー」などとも称され、怒った時の笑顔の威圧感はかなりのもの。
しかしチームの仲間達との絆は深く、リーダーとしても信頼されている。
またラナーの提案した政策に対して、ダメ出しを行える程の政治に対する知識を有するなど、智能面でも極めて有能な人物である。
そのラナーとは身分を越えた良き理解者であり友人同士で、その繋がりから冒険者組合を通さずに、彼女個人から依頼を請け負う事を許されている。しかし、彼女の本性は知らない。
十三英雄所縁の逸品たる四大暗黒剣の1つ『魔剣キリネイラム』を手に入れてからは、内なる素質が目覚めたのか中二病を発症してしまい、変な技名(後述を参照)を必死で考えた挙句に叫んでみたり、意味のないアーマーリングを着けだしたり、仲間に内緒で日記に何かを綴ったり、邪気眼がどうの的な事を夜な夜な呟いている。
本人は隠しているつもりでもガガーランには一連の行動を把握されており、中二病の概念が理解できない彼女や、その話を聞かされた他の仲間達とクライムからは、「キリネイラムの邪念に意識を乗っ取られ掛けているのではないか?」と本気で心配されている。
また、前述の奇行を指摘されると顔を真っ赤にして慌てるのだが、ゲヘナ作戦時にその様子を見たイビルアイは「私達に何も言わないという事は、恐らく制御出来ると踏んでいるからなのだろう」と思い、同じく見ていたモモンは「顔を紅潮させたのは怒りで、慌てているのは切り札を晒された事への警戒からだろう」と深読みするなど、それぞれ真に受けていた。
だがそれらの点を除けば、前述の通り常識を弁え社交性に富んだ人格者であり、変わり者だらけの蒼の薔薇の中では貴重な存在とも言える。
本人の自己申告で「難度90に届かない程度」(難度とは現地の住人がモンスターの強さを図る際の尺度であり、その数値は《ユグドラシル》時代における、そのモンスターのレベル×3である。ちなみに難度90からが英雄の領域の境目であり、そのため彼女のレベルは《ユグドラシル》換算で29レベルとの説が有力)。
剣術と信仰系魔法を使いこなす、遠近両用の神官戦士。伝説級の武器である魔剣キリネイラムを使いこなす卓越した剣技に加え、第五位階の蘇生魔法を使用可能であるなど、魔法詠唱者(マジック・キャスター)としても天性の才を持つ。
またマジックアイテム(後述を参照)の効果による俊敏さと瞬発力、物魔両面での強力な護り、更にはオールレンジ攻撃など、攻撃から支援まで多方面に活躍出来る。
今の時点でも英雄級とされる実力者だが、未だに発展途上でまだ強くなれるという。
更に詳細は不明だが、『生まれながらの異能(タレント)』持ちでもある。
装備
- 無垢なる白雪(ヴァージン・スノー)
白銀と金によって作られた様な輝きを放つ全身鎧(フル・プレート)。ユニコーンの装飾が施されているのが関係しているのか、乙女しか着用出来ない。
- ネズミの速さの外套(クローク・オブ・ラットスピード)
鼠色をした外套(クローク)。移動速度や敏捷性、回避力を上昇させる。
- 浮遊する剣群(フローティング・ソーズ)
所有者の周囲を浮遊し、ターゲット目掛けて剣を撃ち出す事が出来る。なお必要性は皆無なのだが、ラキュースは撃ち出す際に「射出!」と叫ぶ。
- 魔剣キリネイラム
十三英雄の1人、“暗黒騎士”が所有していた大剣。漆黒の刀身には夜空の星を思わせる輝きがある。
魔力を注ぎ込むと刀身が膨れ上がり、無属性エネルギーの大爆発を起こす事が出来る。
主な使用魔法
- 魔法無詠唱化(サイレントマジック)
詠唱を省略して即座に魔法を使えるので、妨害するための準備時間を無くせる。
- 全体支援魔法
詳細不明。
- 暗黒刃超弩級衝撃波(ダークブレードメガインパクト)
魔剣キリネライムに魔力を注ぎ込む事によって引き起こされる、広範囲爆破攻撃。ラキュースの切り札でもある。ちなみに技名は、幾度も考えて名付けた自信作。
- 治癒魔法
詳細不明。
- 死者復活(レイズ・デッド)
第五位階。復活魔法としては最低位で、復活時に膨大な生命力を消失させてしまうため、鉄(アイアン)クラス以下の冒険者はほぼ間違いなく灰となってしまう。
蘇生させる際、近場に死体がないと難しいらしい。また、損傷が激しいと蘇生が難しくなる。
上述の様なキャラ属性を持っていながら、「蒼の薔薇では存在感が薄い」と扱われる事がある(他のメンバーが濃すぎるせいもあるだろうが)。
冒険者を志す切っ掛けとなった叔父。『朱の雫』のリーダー。アダマンタイト級冒険者としての戦闘力は低い方だが、優れた指揮能力を持つ。
身分を超えた友人。彼女の人柄と有り得ない程の才能には、厚い信頼を置いている。
『蒼の薔薇』結成当初からの古参メンバー。出奔した自身を助けてくれた恩人でもある。
元十三英雄の一員にして、『蒼の薔薇』結成当初からの古参メンバーだったが、現在は引退済み。自身の後任としてイビルアイを招いた。
『蒼の薔薇』のチームメンバー。リグリットの後任。
当初はチーム入りを拒んだため、リグリットやガガーランと組んでボコってしまった事がある。
『蒼の薔薇』のチームメンバー。元々は自身を狙って来た暗殺者集団『イジャニーヤ』の頭領だったが、説得して離反させた。
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