概要
アインズ等の《中位(WEB版では上位)アンデッド作成》により創造される、《ユグドラシル》のモンスター。漢字表記は『死の騎士』。
ナザリックの雑兵でもある為、アンデッドモンスターの代表格でもある。
各種族の遺体(または首1つでも良い)を媒介にすると永続的に残せる為、非常に重宝されている。ちなみに媒介無しでも召喚出来るが、その場合は一定時間が経つと消滅してしまう。
カルネ村での戦闘でその事実を知ったアインズは、前者の方法でデス・ナイト軍団を創り上げ、今ではデス・ナイト作成はアインズの日課になった。
王国と帝国との戦争で起きた『大虐殺』では、魂喰らい(ソウルイーター)に騎乗したデス・ナイト500体を動員させ、王国・帝国・法国といった各国にナザリックの戦力の一部を見せ付けた。
容姿
身長2.3mのアンデッドの騎士。右手に赤黒いオーラを纏わせた1.3mのフランベルジェ、左手には体の4分の3を覆えそうなタワーシールドを持つ。
黒色の全身鎧(フル・プレート)には血管の様な真紅の紋様があちこちにあり、鋭い棘が所々から突き出しており、ボロボロの漆黒のマントをたなびかせている。
顔の部分が開いた兜は悪魔の角を生やし、顔は腐り落ちた人間の顔で、ぽっかり開いた眼窩の中には、生者への憎しみと殺戮への期待が煌々と赤く灯っている。
強さ
平均35レベルの強さであり、攻撃力は25レベル、守備力は40レベル相当の実力がある。
更に召喚者のヘイトを肩代わりして敵モンスターの攻撃を完全に引き付ける能力と、1回だけどんな攻撃を受けてもHP1で耐えきる能力を持つ事から、《ユグドラシル》では肉盾として優秀なモンスターだった。
転移後の世界では伝説的なモンスターとして知られており、かつて自然発生したデス・ナイト1体相手に、ハバルス帝国がフールーダとその弟子達による空中からの魔法攻撃で弱らせてから、やっと捕獲出来た程の脅威がある。
主な使用スキル
- 従者の動死体(スクワイア・ゾンビ)作成(仮称)
自身の手で殺した者を、スクワイア・ゾンビに変えて使役出来る。なおスクワイア・ゾンビに殺された者は、通常のゾンビとして使役される。
この能力によりデス・ナイト1体で、大規模なバイオハザードを引き起こす事が出来る。
余談
転移後の世界では王国最強のガゼフ・ストロノーフと互角の強さがある為、某所ではデス・ナイトの戦闘力を『1ガゼフ』と呼ぶ事があり、戦闘力を探る物差しとなっている。
「ガゼフより強い」、「ガゼフより弱い」と転移後の世界の住民の力を比べたり、デス・ナイトを倒す事の出来た敵対勢力を褒めるきっかけになったりする。