CV:新井里美
概要
ナザリック地下大墳墓の第九階層領域守護者にして、メイド長。愛称は“ペス”。
語尾に「わん」を付けると設定されているのだが、時折(?)忘れる様で、「御飲み物はコーラですね…………わん」といった様に時間が経ってから付け足す。
創造主はギルド《アインズ・ウール・ゴウン》の3人しかいない女性メンバーの1人、餡ころもっちもち。
人物像
慈悲深いナザリックの良心。珍しい事にセバスやユリと並んで、カルマ値が善に偏っている。
どれくらい慈悲深いかと言うと、ニグレド共々ゲヘナ作戦で攫ってきた子供達を、情報流出を防ぐべく処分しようとしていたアインズの方針に逆らい、アルベドに激怒され謹慎処分を受ける程。
とは言え、アインズにとってはそういうNPCの意思は今はいない仲間達の意思も同然であり、加えて元より子供達を殺すのは流石に抵抗があった事から、結果的に自分を諌めてくれたある意味幸いに等しい事だったがため2人を咎めるつもりはなく、後に建国した魔導国で初の孤児院を設立・運営の任を命じるのと同時に、アルベドを改めてアインズが説得した事により謹慎を解かれる事になった。
創造主が同じエクレアや女性メンバー作のNPCであるアウラとマーレ、ユリとは仲が良く、仕事以外の場ではあだ名で呼び合ったりする(例・アウラ→「アーちゃん」)。
容姿
巨乳メイド。ただしメスケモである。毛皮も尻尾もあり、嬉しい時は尻尾を振る。
また、首から上は縦に真っ二つにされたものを縫い合わせた様な縫合痕がある。
強さ
神官系のスキルを持ち、高レベルの治癒魔法や蘇生魔法を使う事が出来る。また、毛皮は冷気に対する耐性を持つ。
作中では帝国のワーカー、エルヤー・ウズルスのチームに属していた奴隷エルフ達の切り落とされた耳を治癒魔法で元に戻したり、書籍版14巻で一度アインズに殺されたクライムを蘇生させている(明確な記述は無いが、クライムが目を覚ました直後にペストーニャが退室する描写があるので、ほぼ確定だと思われる)。
WEB版
メイド服を着た、人間大の直立歩行するシェットランド・シープドッグ。作中では、「艶やかな茶色と白色の毛並みをしており、つぶらかな瞳は英知と慈悲が宿る。表情には慈母の微笑みが浮かぶ。全身から何らかの香水と思われる芳しい匂いが漂ってくる」と記述されている。
創造主によって『優しい』と設定されているため、書籍版以上に慈悲深い性格となっている。
例として、アインズが帝国貴族となってからは配下になった騎士達への褒美として、下位の病気治療魔法では治らない病人の治療も行っている。その結果、彼らの忠誠心は限界を突破した。
作者曰く、ナザリックに侵入してきた『フォーサイト』達に温厚な裁きのチャンスを与えたり、助命を嘆願するくらい甘いらしい。
更にツアレを見付けたのがペストーニャであったなら、「目の前で治癒の魔法を使って、そのまま扉の中に突入。苦しんでる人たちを助け出すぐらいしそうです。で、渡せとか言われてもふざけんなとか言い切りそう」とも評している。
余談
中心線に沿って縫合痕がある事、首から下は人間の様に見える事から「中身は美女」といった予想や、「『宇宙家族カールビンソン』のジョンの様な得体の知れない何かが詰まっている」という憶測も囁かれている。
関連タグ
同じくナザリックに所属するNPC。上述の通り同じ創造主によって生み出されており、そういう点では種族こそ違えど姉弟(または兄妹)の様なものだと思われる。