CV:ゆきのさつき
概要
エ・ランテルを拠点に活動していた、元鉄(アイアン)級冒険者。現在は冒険者を辞め、カルネ村に移住して同地の自警団のリーダー兼、野伏(レンジャー)見習いとして働いている(詳細は後述)。
人物像
自分の命を守るために節約してポーションを買ったり、ワーカーの事を「頭のおかしい奴ら。欲の皮の突っ張った奴ら」と評したりと、割と真面目な性格をしている模様。
カルネ村で自警団のリーダーを務めているのも、元冒険者としての経験のみならず、その人柄が認められての事だと思われる。
容姿
「鳥の巣」と称される乱雑に切り揃えられた赤毛と、両頬のあばたが特徴。
顔立ちは悪くないが目付きが鋭く、化粧は一切していない。肌は日焼けしており、健康的な小麦色をしている。筋肉が隆起し、手には剣だこがある。
ちなみに、革鎧(バンデッド・アーマー)の上からでもそれとなく分かる程の巨乳の持ち主で、WEB版ではナーベと同等とされた。
強さ
冒険者時代は低ランクの鉄級だったという事からも窺える様に、実力の程はよく居る一般的な冒険者の範疇を出ないもの。
しかし、元は戦闘経験の無い一般人で構成されているカルネ村ではトップレベルであり、更に元々戦士であったため剣と弓の両方を扱える。
作中の動向
冒険者時代に節約に節約を重ねた末にようやく苦労して手に入れたポーションを(事故とはいえ)モモンによって破壊された事で彼に弁償を求め、そこで《ユグドラシル》産の赤色ポーションを受け取った事で、ナザリック勢の暗躍に関連するトラブルに巻き込まれてしまう事となる。
その後組合からの依頼でチームを組んで、盗賊団『死を撒く剣団』のアジトに偵察を行っていたところ、正体不明の吸血鬼・ホニョペニョコの襲撃を受ける。
チームのメンバー達が瞬く間に殺されていく中で、パニックのままモモンから受け取った赤色ポーションを投げ付けると、見覚えのあるそれに反応したホニョペニョコから魔眼による魅了をかけられて情報を引き出され、意識を失った後はそのまま捨て置かれたため運良く彼女だけが生還を果たした。
以降はその一件で不眠症を患う程の恐怖に苛まれてしまい、冒険者を引退した後は食べていくために、上述の通りカルネ村に移住した。
現在でもホニョペニョコの事は彼女の中に根深いトラウマとなって残っており、アーグにその件に訊かれた際は「マジ思い出させないで 漏らしちゃうから」と顔を青ざめさせていた。
ちなみに、彼女はモモンから弁償として貰った赤いポーションをリイジーの元へ持ち込んでおり、それがモモン(アインズ)とンフィーレアが出会うきっかけとなっている。
結果としてブリタは、アインズとンフィーレアが互いに利益のあるWin-Winな関係を築く手伝いを知らない内に行った事になった。
書籍版9巻でバルブロ率いる王国軍が襲来した際は、野伏としてトブの大森林へ避難するエンリと女子供の先導役を、アーグと共に務めた。