概要
戦闘メイド『プレアデス』の1人ナーベラル・ガンマが、モモンに同行する冒険者としての姿。
人物像
尊大かつ温厚で慈悲深いモモンとは対照的に、性格はかなりきつく冷たい印象を抱かせる。
ンフィーレアからは、「冷酷でやや天然」と評されている。
立場上モモンの相棒なのだが、モモンに対しては普段から盲目的かつ献身的に従っているのに加え、元々の主従関係の所為で時折うっかりミスを起こすため、周囲からは「従者ではないか?」と言われている。
容姿
格好は至って普通の旅人で、特にレアな装備を身に付けていない。
“黄金”と称される王女ラナーに並ぶ絶世の美貌を持つ美女でもあるため、“美姫”の異名で呼ばれる。
そのため言い寄って来る者は少なくないが、大抵は酷い毒舌を浴びせられるか、物理的に追い払われている。
強さ
若年で第三位階までの魔法を使いこなし、純粋な魔法詠唱者(マジック・キャスター)でありながら背負った剣による接近戦もこなせる、天才的な魔法詠唱者という触れ込みで売り出している。
なお、この状態では意識的に第三位階までの魔法しか使わない様にしているが、緊急時のみ独自の判断で第五位階まで解放する事が許可されている。
主な使用魔法
- 不可視化(インヴィジビリティ)
位階不明(WEB版では第一位階)。一定時間対象者を透明化させる。
- 電撃球(エレクトロ・スフィア)
第三位階。手の平の中で電撃の球が膨れ上がり、それを相手に放つ。着弾後、一気に膨れ上がり広範囲にその膨大な電撃を飛散させる範囲型魔法。
- 盾壁(シールド・ウォール)
位階不明。不可視の障壁が盾の様に対象の半面を覆う防御魔法。
- 人間種魅了(チャームパーソン)
位階不明。精神支配の魔法で、その名の通り人間種にしか効かない。
対象者は魔法の使用者を、『信頼できる非常に親しい友人』と認識する様になる。ただし友人に言えない事、出来ない事は受け付けない。
- 飛行(フライ)
第三位階。体の周りを魔法の膜が包み、効果時間の間空に舞い上がり飛行する事が出来る。転移後の世界基準では、第三位階魔法の中でも使用可能者が限られるレア魔法で、使えるだけでも天才扱いされる代物。
ただし、多くの場合実用性は微妙なもので、燃費が悪いので長距離の移動手段には向かず、飛行中は他の魔法を使う事が出来なくなる。そのため本来ならば、高空からの物見や緊急時の回避・逃亡手段として以外には効果的な使い道がないのだが、ナーベラルの項目でも書かれている様に、ナーベは飛行中でも普通に他の魔法を使用出来る。
- 負属性防御(プロテクションエナジー・ネガティブ)
第二位階。防御魔法。負属性のダメージを軽減する効果があると思われる。
- 雷撃(ライトニング)
第三位階。雷撃を放つ魔法。直線上にいる対象(構造物含む)を貫通する。
- 兎の耳(ラビッツ・イヤー)
位階不明。頭部に兎の耳が生え、周囲の小さな音を聞きやすくする。《ユグドラシル》ではバカな人気があった。
- 鎧強化(リーンフォース・アーマー)
位階不明。防御魔法。対象者の防御力を上げる魔法と思われる。
WEB版
一時的に彼女自身が『冒険者モモン』として行動している。なお書籍版より性格が丸いためか、単独行動でも問題は起きなかった。
王国兵大虐殺後はアインズが帝国貴族入りした為、冒険者活動を中断し、王国から撤収した。