概要
ワールドアイテム(以下:WI)とは、作品内に登場するゲーム『ユグドラシル』に存在する全アイテムの中で頂点に位置したアイテム群。総数は200個で、それぞれがゲーム内に一つしか存在しない。
「世界樹から落ちた葉がWIになった」という設定であり、一つ一つがゲームバランスを崩壊させかねないほどの破格の効果を持つ。WIの効果に防ぐには、WIを所持する(所持するとステータスに『ワールド』というバフが表示され「世界の守り」を得る)か、特別な職業(例:ワールドチャンピオン)の持つスキルをタイミングよく使用するしか方法がない。
WIには一度使用すると無くなるタイプが存在する。無くなったWIは同じ方法で再入手が可能。
所持数のランキングが知られておりアインズ・ウール・ゴウン(以下:AOG)はトップの11個を所有していた。
二十
ワールドアイテムの中でも特に凶悪な力を持った20種類。
あまりに強すぎるためか、一度使用すると無くなってしまう。
一覧
※本編・外伝・Web版・作者Twitterで説明があったものを記載。
AOG保有
- ????・オブ・モモンガ
現在はモモンガが所持している。
通称「モモンガ玉」。明確な名称・効果は今のところ不明。
このアイテムは誰が持っても、もはや名前を変えることは基本できない。
現在分かっている効果は下記の通り。
- モモンガが装備することで最強となるらしいこと。
- 複数の能力があること。
- ドラゴンに対して有利な効果を持つこと。
- (恐らく)最大の力を解放する度にモモンガのレベルが減少すること。
- 真なる無(ギンヌンガガプ)
現在はアルベドが所持している。
対物体最強のWI。広範囲の破壊が可能らしい。アルベドはこのWIを変形した装備を主武器としている。この形態変化した武器は破壊不可能という強力な効果を持つが特化した神器級には及ばないなどデメリットも存在する。
対物体に強力ではあるが対人に効果があまり無いとのこと。
- 幾億の刃
現在はコキュートスかデミウルゴスが所持している。効果不明。
- ヒュギエイアの杯
現在はコキュートスかデミウルゴスが所持している。効果不明。
- 強欲と無欲
現在はマーレが所持している。
外見は白と黒の小手(ガントレット)。右手の『無欲』が天使の手をイメージしたようななめらかな作りで白銀に輝き、左手の『強欲』は悪魔をイメージしたような棘や鉤爪が生え、固まった溶岩のような亀裂から赤い光が漏れている漆黒の小手である。
装備者が手に入れるはずの経験値を強欲が吸収・ストックし、必要に応じて無欲からストックした経験値を取り出すことが出来る能力を持つ。
- 山河社稷図
現在はアウラが所持している。
超巨大な巻物。使用者含む相手やそのエリア全体を、全100種類からなる異空間から選んで隔離する効果を持つ。異空間はダメージを与えるもの等様々なエフェクトが存在しており、エフェクトが影響を与える対象は使用者が選別できる。
特定異空間を除くと、ランダム40種の中から一つ選択される方法で異空間から脱出されると所持権限が相手に移ってしまう、というデメリットも存在する。
尚、WI所有者は展開時には入れないが中に入ることを後で選択する事もできるので、この時間差を利用してWI所持者を見つけることができる。
- 諸王の玉座
ナザリックの玉座の間にある巨大な水晶の玉座。明確な効果は今のところ分かっていない。
最初にLV.80以上かつ適正レベルダンジョンを初見攻略することで獲得することができる。
- 熱素石(カロリックストーン)
明確な効果はわかっていないが運営にお願いするタイプの消費型WI。二十の一つでは無い。
七色鉱を大量に集め、それら全種を一定量消滅させることで入手できるが、鉱山を占拠する必要があるほど金属が必要なのでやはり手に入れるのは容易ではない。
湖の水温を上昇させるほどの熱を放出する効果があるらしい。
なお、AOGは既に使用済らしい。
- ???
もともと桜花聖域の領域守護者が持っていたが、後にシャルティアに渡された。
名称・効果ともに不明。
- ???
名称・効果ともに不明。アインズ曰く、「二十」の一つであり、シャルティアが洗脳された際も(実際に使用はしなかったが)これを使用すれば洗脳を解除できたとのこと。
別勢力が保有
- 傾城傾国
六大神が残し、現在はスレイン法国が保有。
効果はシャルティアなど精神支配無効の者にも精神支配を与えるという効果であるため、強力なアイテムとなっている。ただし、制限無く無限に魅了は出来ない。
外見は白銀の生地に天に昇る龍が金糸で刺繍されたチャイナ服であり、発動する際、龍が光る。
- 無銘なる呪文書(ネームレス・スペルブック)
八欲王が残したマジックアイテム。
新しい魔法も含めて全ての魔法が自動的に書き込まれていく。
WIとの明言は無いが、世界一つに匹敵すると言われている。
- グライアイ
ゲーム時代はギルド『ワールド・サーチャーズ』が所持。
効果不明。
- 両界曼荼羅
外伝である『亡国の吸血姫』で名称のみ登場。
新生アインズ・ウール・ゴウンが手に入れ、キーノが所持しているWI。
転移した世界で聖域指定された場所にあった。指定した国は滅亡済み。
効果不明。
その他
- 支えし神(アトラス)
かつてモモンガ達が手にしたが、後に奪われたWI。クラン時代に、初めて手に入れたWIを奪われた事があるので、それはこのアトラスの事かもしれない。
効果不明。
- 世界樹の種
外伝である『亡国の吸血姫』で名称および効果の説明が登場。
種族変更が可能になるアイテム。WI以外にも種族変更できるアイテムはあるが、アンデッドを別の種族に変更するには、ゲームではこのアイテムしかない。
- ギャラルホルン
効果不明。作者設定では「超位魔法《コール・アヴァター/神の化身召喚》の上位?バージョン」とのこと。
- ダヴはオリーブの葉を運ぶ
効果不明。作者設定では「なにこれ」。
- ファウンダー
効果不明。作者設定では「運営狂ってる」。
- ホーリーグレイル
効果不明。作者設定では「回復?系 」。
- ユグドラシル・リーフ
効果不明。作者設定では「防御系」。
- ???
世界を覆いつくすほどの悪魔を召喚する。
- ???
パートナーを作るWI。NPCの作成はギルド拠点が必要だが、このワールドアイテムはギルド拠点無しでNPCが作成できる。
- ???
NPC作成可能レベルを増やすWI。お願い系WIかは不明。
- 光輪の善神(アフラマズダー)
「二十」の一つ。
世界一つを覆うほどの効果範囲を持ち、カルマ値がマイナスの対象に強大な効果を発揮する。
- 永劫の蛇の指輪(ウロボロス)
「二十」の一つ。
製作会社に「五行相克」よりも幅広い範囲でシステム変更を要請できる。
制作会社と運営会社が聞き入れてくれれば他のワールドアイテムの効果のコピーすら出来る。
- 五行相克
「二十」の一つ。
製作会社に魔法システムの一部変更を要請できる。
- 聖者殺しの槍(ロンギヌス)
「二十」の一つ。
使用者を完全抹消する代わりに、相手も完全に抹消できる。このデータ抹消を復活させるには、他のなんらかのWIを使うしか方法がない。
NPCに使われたらギルドが作れるNPCレベルの総数が低下する。
- 世界意志(ワールドセイヴァー)
「二十」の一つ。
普段は棍棒程度の攻撃力しかないが無限に強くなる。単騎で全ギルドメンバーがいたナザリックでも攻略可能。