概要
世界級(ワールド)エネミーとは、小説『オーバーロード』に登場するゲーム《ユグドラシル》内にて、公式から数多くのネームドモンスターや強敵などが比較にならないラスボスとして設定された強敵。
ワールドアイテム同様、《ユグドラシル》の世界観の根幹に関わる。
総数は32体(うち《ユグドラシル》の大幅アップデート『ヴァルキュリアの失墜』以降の追加が6体)。
強さ
公式がラスボスとして設定する超級の敵であり、その破格の強さはバランスブレイカーと評されるほど。
6人からなるチーム六つから成る軍団(レギオン)で挑戦したとしても勝利は厳しいとされる。即ち、カンストプレイヤー数十人でも勝算が低いという無慈悲さ。
仮に転移後の世界にワールドエネミーが現れた場合、八人のプレイヤーに苦戦した真なる竜王はもちろん、複数人で転移したプレイヤーでも勝算の低い最悪の敵となる。
一覧
『九曜の世界喰い』
公式の微妙ストーリーにおけるラスボス。
《ユグドラシル》のバッググラウンドストーリーである、世界樹の葉を食べて強大な力を得た巨大な魔物の一種。
『八竜』
『七大罪の魔王』
七体いるとされる悪魔。
名の通り、七つの大罪がモチーフにされているようで、アインズの回想では、ギルドメンバーの会話で『傲慢』がどこかのギルドに討伐されたとネットで話題になっていた。
『セフィラーの十天使』
モチーフはおそらくセフィロト。
『第六天天主』
《ユグドラシル》の大幅アップデート『ヴァルキュリアの失墜』以降に追加されたワールドエネミー。
『五色如来』
《ユグドラシル》の大幅アップデート『ヴァルキュリアの失墜』以降に追加されたワールドエネミー。
余談(ネタバレ注意)
- 総数32体の内訳は明確にされていないが、現在公開されている情報から『九曜の世界喰い』が1体、『八竜』が8体、『七大罪の魔王』が7体、『セフィラーの十天使』が10体、『第六天天主』が1体、『五色如来』が5体だと考えられる。
- 世界級(ワールド)エネミーという名前が付けられているだけあって、プレイヤーからは「倒せば絶対に世界級アイテムが手に入る」と思われている。(書籍6巻の会話)
- ゲーム『MASSFORTHEDEAD』では、『九曜の世界喰い』もまたオーバーロードの世界(本編と同一かは不明)に転移しており、その触覚として神人を作り出している模様。なお、ツアーが挑んで討たれているので、強さは健在のようである。