概要
ナザリックの第十階層に存在する巨大図書館、『最古図書館(アッシュールバニパル)』の司書長を務めている。種族は“骸骨の魔法使い(スケルトンメイジ)”。
製作系に特化した(恐らく)NPCで、創造主は不明。普段は羊皮紙を温存するため、転移後の世界で採取出来る物で巻物(スクロール)を製作出来るよう目指している。また、ニニャが遺した日記の解読を行ったのも彼である。
同じく図書館で働く部下(?)に、死者の大魔法使い(エルダーリッチ)の“司書J”と、死の支配者(オーバーロード)の“コッケイウス”、“ウルピウス”、“アエリウス”、“フルウィウス”、“アウレリウス”がいる。
アニメには未登場だが、ドラマCD『ショー・マスト・ゴー・オン』ではシャルティアの要請で、『ロミオとジュリエット』のプロットについて説明している。
人物
物静かな性格で、理知的な雰囲気を漂わせている。図書館によく通っているマーレとは顔を合わせる機会が多い様で、初登場時は自身よりも階級が上の彼にタメ口で話している様子が見られたが、決して慇懃無礼という訳ではない。
カルマ値は不明だが、転移後の世界における人間だけが持つ独創的な巻物の開発技術を高く評価し、自身もその技術を得たいと考えるなど、人間を蔑視する者の多いナザリックのNPCの中でも珍しいタイプ。なおその向上心の高さは、マーレを感心させている。
容姿
身長は150cm位で、通常のスケルトンとは異なり頭に角が2本生えている。人間と動物を融合させた様な骨格を持ち、手指は4本、足には蹄がある。
サフラン色のヒマティオンを着ており、フード用に1枚、腰巻き用にもう1枚を身に着けている。
七色の宝石が詰まった白銀のブレスレット、黄金のアンク十字、巻きつく様に指に嵌った複数の奇怪な指輪、腰巻き用のヒマティオンに付いた宝石など、1つ1つに相当な魔力が込められたマジックアイテムを持ち、腰には幾つかの巻物を着けている。
強さ
戦闘描写は無いため、強さの程は不明。種族こそエルダーリッチよりも下位のスケルトンメイジだが、レベルはむしろナザリックのエルダーリッチより高い。