ヒューム値
ひゅーむち
このままだと意味不明なので解説行きます。
まず、現実性とは、簡単に言えば、「そこにある『現実』が、どれだけ他の『現実』に勝てるか」を示す値。通常の状態ではヒューム値は「1」。
単位はhm。(例:1hm)
ヒューム値が低い環境だと普通の人でも現実改変ができるらしく、潜在的にヒューム値の低い場所などで、多くの人間の意思が統一され一点に向けられる様な何かが発生するとその人間達の思念によって現実が押し負け現実が改変されてしまうことも起こりうる。
しかし現実性が無くなることでその空間ではあらゆる法則が通用しなくなるので死にたくても死ねない状況も生まれる。実例はSCP-3001の報告書を見ること。
逆にヒューム値が高い空間だと現実改変が困難になる。そのためその場所はいわゆるパワースポットとして認識される。
現実改変者は周囲のヒューム値を下げ、相対的に「自分の現実性のほうが上」とすることで現実を捻じ曲げる。周囲の現実性が低いとより高いヒューム値を持つ自分の現実を押し付けることができるので現実改変が可能である。
つまりわかりやすく説明すると
- ヒューム値が乱れると宇宙の法則が乱れる!
- 現実改変者はスーパーヤバい
ってことである。
gocと財団職員の胃が壊れる原因は大体コレである。いつもお疲れさまです
基本的に高ければ高いほど「現実を思い通りに捻じ曲げる事ができる」、逆に低ければ低いほど「"うまく行かない現実"に押し負け、不幸になる」
ただし、「現実に負ける」程度で済むのは誤差の範疇であり、これが度を超えて低くなりすぎると「その存在が、多大な苦痛と共に現実に攪拌し、個を保てなくなる」という恐ろしい末路が待っている
ヒューム値を固定するための装置がスクラントン現実錨である。
なお、現実改変者は「改変対象を自分より現実性を低くする」或いは「自分の現実性が周りより高い」ため現実改変を行えるため、常に自分と同じ現実性を持つ自分自身は改変出来ない
そのため「お前が撃ってくる銃弾の威力は豆鉄砲!」と定義して銃弾が効かなくなる事はできても「一度自分を貫いた銃弾」を治療や再生などで無効化する事は不可能である
それゆえに自分を無敵と勘違いした現実改変者達を殺害することが可能なのだが…
これは逆説的には「自分の能力で自分の能力を封印、抹消する」ことも不可能ということになる、そのため「マトモ」になりたいのにそうなれず苦しんでいる善良な現実改変者も少なからず存在する