曖昧さ回避
- インド哲学に登場する名前。カリ・ユガ(インド哲学)
- スーパーロボット大戦UXに登場するラスボス。本稿は2で解説する
概要
CV:松井菜桜子
ゲーム『スーパーロボット大戦UX』のラスボス。
輪廻の終焉における宇宙崩壊を防ぐため、一度宇宙を無に還し、新たな輪廻を生み出す神であり悪魔。
外見は金髪と八本腕の美しい女性ながら、サイズが3Lの上にHP・能力値が高く異常に硬い。また、強力なMAP兵器も有しているため、密集しているとひどい目に遭う(取り巻きを巻き込む場合は撃ってこないが、この取り巻きも各種ステータス低下武器を持っているため非常に鬱陶しい)。
…が、そもそも彼女が現れた理由は『輪廻を繰り返しすぎて可能性が宇宙を圧迫するようになったため、一度まっさらな状態(混沌)に返して宇宙をやり直す』というもの。そして、その原因たる『繰り返し過ぎた輪廻』の原因がこの人だったりする。
つまり、彼女自身は主人公たちに何かしらの悪意を持っているわけではなく、役目に従ってその後片付けに駆り出されただけである。
それで倒されたのだから、ある意味彼女も被害者と言えなくもない。
また、イベント戦闘で撃墜された時の断末魔の悲鳴がやたらと悲痛な恐怖混じりの声色となっており、上記の理由と合わせてシリーズで最も不憫なラスボスと評される事も多い。
その一方で、イケナイ何かに目覚めてしまったプレイヤーも少なからず確認できる。
上記の通り巨大な女性そのものがユニットであるため(攻略本に掲載されている設定画によると最小でも2km)、基本的にSD体型である味方機とのサイズ差の都合上、味方側ユニットにやたらとふとももあたりに攻撃を受ける羽目になっていることもネタキャラ化の一因かもしれない。
ラスボスなのに…
具体的にどれぐらい不憫かというと
- ラスボスなのに黒幕ではない。
- 最終話まで影も形もない(一応、ある程度は言及されるが、カリ・ユガという名前は最終話まで出てこない)。
- 上記の通りあまりにも巨大であるため、高確率で攻撃が当たりやすい。
- だというのに切り払い、分身などの回避スキルを一切持っていない。そのため規格外のHPもゴリゴリ削れる(ただし底力とガードスキルのせいで、最終的に無茶苦茶固くなる)。
- その上にHPが半分ほどになるとイベントが挟まれ、HPが全快するが味方ユニットのHP・EN・SP・弾薬も全回復するため実質仕切り直しである。
- さらにイベント後はラスボス恒例であったラスボス専用戦闘BGMの優先権が消失し、戦闘を仕掛けたor仕掛けられたユニットのBGMの方が優先されるようになる(MAP兵器のみ普通にBGMが流れるが…)。
- 刹那からはリボンズの同類と断定され、関羽ガンダム&張飛ガンダムからは外道と呼ばれ、旧神化した九郎からは紛い者の神様呼ばわりされ、挙句にフェイに至っては「勘違いして上から目線のマシンは、再インストールしないとね!」と言い出すほど。
- 女性の外見をしているにもかかわらず、自軍の誰も彼もが躊躇する気配が無く、版権作の主人公の多くは戦闘前会話で激しい怒号を上げ、地獄コンビに至っては一切の容赦も見せず殺る気マンマンであり、フェイに至っては彼女の行動の本質が根本的におかしい事、そしてそれこそが危機の元凶だと指摘する(実質的に存在の完全否定に等しい)。
- 挙句の果てには通常戦闘とイベント戦闘で2回撃墜される(断末魔はイベント戦闘の方)。
…もうやめてさしあげて…。
もっとも、放置すればカリ・ユガの手で宇宙がリセットされていたこと、さらに人が新たなユガへと至った事を最後まで認めなかった(=対話の余地がなかった)ことなど、自軍側からすれば生きるために戦わざるを得なかったのも事実である。
シリーズの歴代ラスボスと比べてもかなり規格外のスペックを持ち、恐らくBXの裏ボスや第三次Zのラスボスよりも格上かつ、この人?とも対等に渡り合えるであろう数少ない存在…なのだが、ユーザーの間では「ユガたん」という、やたら可愛らしい愛称で呼ばれ、更にはかの筆頭政務官と同じような扱いをされる事が少なくない。
それでも歴代スパロボのラスボスでは最も美しいユニットと評されている。
その顔グラフィックや容姿から『輪るピングドラム』のあるキャラクターに似ているとの声も。
関連イラスト
関連タグ
暗闇の雲:FF3に登場するラスボスで、カリ・ユガと同様に世界に異常が起こった場合(こちらは光の闇のバランスが乱れた時)に世界を創り直す為に全てを無に還す宇宙の理(神)。
女性の姿を持ち、ラスボスだが黒幕では無いなど類似点が多い。