概要
初出はスーパーロボット大戦α。当時はグルンガスト弐式のグラフィック流用であったが、第2次スーパーロボット大戦OGにおいてグルンガストのデザイナー宮武一貴の手によって新規にデザインが描き起こされた。
主なパイロットはイルムガルト・カザハラ。
スーパーロボット大戦α
2機が建造され極東支部に送られたグルンガスト壱式をSRX計画にてロバート・H・オオミヤ博士が強化改造した機体。
カラーリングは黒を基調としており、通称は「ブラック」。
グルンガスト弐式のプロトタイプにあたると同時に、グルンガスト参式のベースとなった機体でもある。
機体強度を確保する為に変形機構は一部変更されているが、グラビコンシステムが搭載されており単独での飛行やグラビティテリトリーの展開が可能となっている。
主人公がリアル系であった場合、イングラム・プリスケンに不信感を抱いたイルムがこの機体を奪取し、主人公達と敵対。条件次第ではストーリー後半で味方となる。
ぶっちゃけた話、グルンガスト弐式のカラーリングとステータス等を変えたものである為、モーションかれこれは弐式と同じである。(ヒュッケバインMk-Ⅱに対してのヒュッケバインEXも同様)
スーパーロボット大戦OGシリーズ
イルム機の改修型。
機体そのものの強化に加えて「ラウンデル・ウィング」と呼ばれる飛行ユニットが搭載され、人型形態での飛行が可能となった。
本体の武装に加えてラウンデル・ウィングに搭載されている6連ミサイル・ランチャーやグルンガスト本体のファイナルビームとラウンデル・ウィング側のツイン・ビームキャノンを一斉発射する「アルティメットビーム」など、火力も強化されている。
また、計都羅睺剣の新必殺技として「暗剣殺」の上位に「五黄殺」が追加された。
本体の変形機構もそのままであり、ガストランダー改、ウィングガスト改への三段変形も可能。
機体スペック
分類:改良型特機
形式番号:SRG-01-1C(α)
全高:50.0m(α)、48.7m(OGシリーズ)
重量:280.0t(α)、399.0t(OGシリーズ)
動力:トロニウムエンジン(α)、プラズマ・リアクター(OGシリーズ)
補助動力:グラビコン・システム(α)
装甲材質:VG合金
補助MMI:脳波制御装置、音声入力式武器選択装置
開発:テスラ・ライヒ研究所
武装
αシリーズのグルンガスト改
オメガレーザー
目から発射される集束レーザー。
改式爆連打
拳による乱打を浴びせる技。
ブーストナックル
ファイナルビーム
計都羅睺剣
いずれも改修前と同じもの。
OGシリーズのグルンガスト改
ハイパー・ブーストナックル
強化版ブーストナックル。
ダーク・ロック
クナイ状の投擲武器。一度に複数基を投げつけた後、接近して格闘で追い討ちをかける。
6連ミサイル・ランチャー
ラウンデルウイング内に水平に内蔵されたミサイル。
アルティメット・ビーム
強化版ファイナルビーム。ファイナルビームより大幅に射程が長くなっている。
計都羅睺剣
改修前と同じもの。
ダブル・オメガレーザー
ビッグ・ミサイル
スパイラル・ブレイカー
オメガ・キャノン
ドリル・アタック
いずれも変形時に使用する武装で、改修前と同じもの。スパイラル・ブレイカーはスパイラル・アタックに相当。
ツイン・ビームキャノン
ウイングガスト改で使用。
ちなみに、アルティメット・ビームの発射の際に連動する。
ガスト・バースト
ガストランダー改で使用。一斉射撃の後にドリル・アタックで突進する。
必殺技
計都羅睺剣・暗剣殺
改修前と同じもの。
計都羅睺剣・五黄殺
計都羅睺剣で上空から斬りつけ、さらに斬り上げることで敵機をV字状に斬り裂く。「五黄殺」は「暗剣殺」と逆の方角で、こちらも凶方位の名称である。