概要
ある事に対して、密接に強く結びついてることである。
元々は医学的な用語で、「何らかの原因により、本来離れているべき臓器や筋肉、体組織などが密接にくっついてしまう」症状(あるいは状態)を指す。
手術を行った後になりやすいため、多少の傷を負っても、自分で自分を治癒させようとする身体の機能(自己治癒能力)のある意味弊害ともいえる。
そのため、手術時は癒着防止のために様々な処置が取られるほか、癒着が発生してしまった場合の対処も様々である。
軽度のものは回復後の通常の生活への回帰に伴って自然と離れたり、そもそも身体的に問題の無い癒着も存在するが、重度のものになると整体などで施術してもらったり、再手術しなければならないものもあるため、決して侮れない。
ここから転じて「本来離れているのが正常なはずの人(あるいは組織)同士の間に、密接な繋がりがある」ことを比喩的に「癒着」と呼ぶことがある…というか、近年は「癒着」というとそっち方面を指すことが圧倒的に多い。