密封した容器を加熱し、大気圧以上の圧力により封入した液体の沸点を高め、通常より短時間で調理することができる調理器具。
加圧源に水蒸気を利用するため、水分を伴わない調理には向かない。
1679年、フランスの物理学者ドニ・パパンによって発明されたが、家庭に普及するようになるのはアメリカのアルフレッド・ビッシャーによる「自動密封鍋」の特許出願(1938年)を待たねばならなかった。
内圧は外気圧+0.8~1.2気圧程で、応用として沸点の下がる高地での煮炊きにも多用される。
通常素材はアルミ合金かステンレスの厚板で成形されているのは、これが圧力容器であるため。