概要
中華鍋とは、中華料理に使われる鋼製の丸底鍋。中国以外では東南アジアや日本でも広く使用されている。炒める、焼くはもちろん、煮る、揚げる、蒸すなども可能であり、幅広い料理法に対応できるため万能鍋とも言われる。
料理に関する漫画で中華鍋が使われる場合、チャーハンや野菜炒めを作るときに鍋を振りながら炒める描写が定番化しており、特にチャーハンの場合は盛んに上下に鍋を振っている。
このため女性・子供・老人など、一見して筋力が低そうな人が鍋を振れるかどうか、また上手に振れないとしてそのハンデをどう補うかが作品の見せ所となることがある。
中華鍋には大雑把に二通りあり、ある程度の長さのあるハンドルの付いた北京鍋と、鍋肌からあまり離れていない両手ハンドルの広東鍋(鑊、ウォック)がある。英語など欧米名は全て広東鍋から由来する"wok"である(北京鍋含めて)。どちらかというと揚げ物やら何やら万能に使うには広東鍋だが、鍋振りのあおりが楽なのは北京鍋である。
ちなみに広東鍋は腕力だけで振ろうとしても振れるものではない(第一取っ手が短すぎる)。中華料理にある程度対応したコンロ台(丸い輪っか)の五徳に載せた上で鍋を引っ張る、その状態で五徳を支点にしてテコの原理で取っ手を押し下げると作用点(鍋)が持ち上がる、などの組み合わせ技で振っているので、家庭用のコンロの平たい五徳の上でそんなことやろうとしても無理である。
放物線を描いているので衛星放送受信用のパラボラアンテナとして使えるのではないか?と思われるが実際にパラボラアンテナの代わりに使える。ただしコンバータと呼ばれる装置をパラボラアンテナから移植しなければならない。外部リンク
なお、その逆でパラボラアンテナでチャーハンも作れる。(探偵ナイトスクープ調べ)