概説
具体的には、現代の日本では一般的に10^52(10の52乗)とされる。
これは塵劫記の寛永11年版に基づくものであるが、百科事典によっては、寛永8年版に基づく10^56で紹介されている。
寛永11年版と寛永8年版とで値の異なる最初の単位である。
元は仏教用語の一つで、「ガンジス川の砂」、またそれほどまでに数え切れないほどである、という意味を持つ。
仏典では度々登場する単位の一つで、特に仏(如来)の総数を指して「この宇宙には恒河沙の如き数の世界とそれぞれに仏が既におわすのだ」と説く場面が多い。