概要
主に10の68乗を意味するが、10の88乗を意味する事もある。
前者は寛永11年版での定義、後者は寛永8年版での定義による(寛永8年版では、極以降が8桁区切りになる)。
仏典由来の名称であり、無量と大数に分けられていたという説もある。
寛永11年版での場合、英語ではshort scaleで「Hundred unvigintillion」、long scaleで「Hundred undecillion」と表現され、寛永8年版での場合、short scaleで「Ten octovigintillion」、long scaleで「Ten thousand quattuordecillion」または「Ten quattuordecilliard」と表現される。
しばしば混同されるが、無限大とは異なり、あくまで有限の数である。
銀河系の原子の個数として見積もられている10の69乗(外部リンク参照)に迫る数であったり、更に定義によっては、観測可能な宇宙における原子の数として見積もられている10の80乗を遥かに超える数であったりと、とてつもなく巨大な数ではあるが、巨大数の中では極めて微小な数となっている。
クヌースの矢印表記においては、兆以上共々、10↑↑2以上ではあるが、10↑↑3よりは遥かに小さい。
関連タグ
数字…数値タグのまとめ有り。