曖昧さ回避
- (建造当時の想定で)敵の猛攻撃に十分耐えられるよう重装甲で堅牢に設計された艦船、特に戦艦。プリンス・オブ・ウェールズ、大和型戦艦などがこれにあたるが、いずれも太平洋戦争中に航空攻撃で沈没している。なお客船や商船でも安全性の高さ(特に浸水に対する耐性の高さ)を強調して不沈船と謳われることがあるが、これも軍艦との場合と同様に大抵アテにならない(むしろ死亡フラグでさえある。タイタニック号は厳重な浸水限局構造から就役当時は大々的に「不沈船」と謳われていたが、その結末は広知の通りである。
- 激戦をくぐり抜け今なお健在な艦船(ラフェイ(DD-724)、宗谷(PL107)など)、あるいは現役引退までに沈没しなかった艦船(ウォースパイト(戦艦)、エンタープライズ(CV-6)、雪風など)。幸運艦とだいたい同じ意味だが、その中でも抜きん出た存在というニュアンスがある。
- 1と2から転じた、頑強・タフネス・敗北を知らない者などを指す比喩。
「不沈艦」とあだ名された対象には、以下の例がある。(個別記事のあるもののみ)