この記事は星のカービィディスカバリーのネタバレを多く含みます。
こうかいしませんね?
憑依獣
レオン・フォルガ
ソウルとなった ID-F86は、ドリーミー・フォルガの
はてから 反げきすべく、思念のビーストたちを
生み出し、自身は レオンガルフの体に とりつく。
ただ、かれの 中に残るソウルは ていこうを続け、
カービィの こうげきにより 正体が あらわになった。
概要
裏ステージ「絶島ドリーミー・フォルガ」の最終エリア「フォルガトゥン・ランド」のボス。
表エンドでカービィに敗れたフェクト・エフィリスだったが、魂だけを切り離して残留思念体「ソウル・フォルガ」と化し、獣王レオンガルフの体を依り代に復活を画策。
カービィ達に復讐するために、自分の思念から裏ステージに登場するEXボス達を生成していた。
体に取り憑きやすくするためにレオンガルフのソウルを切り離し、ドリーミー・フォルガ中にバラまいており、レオンガルフを探すカービィとエフィリンがそれを回収していた。
条件を満たすとエフィリンが取り出したレオンのソウルによってレオンガルフは復活。
しかしその喜びもつかの間。直後に突然苦しみ始めてソウル・フォルガに体を乗っ取られ、カービィを襲う。
戦闘
第一形態
レオンガルフ第二形態と同じ技を繰り出す。ただし通常版と使用順が少し変わる。
戦闘開始後はしばらく動かないので、エフィリンが渡したマキシムトマトとコピーのもとで準備しよう。
第二形態
体力を減らすと、ソウル・フォルガが幽波紋の如く現れた後、レオンガルフの顔が黒いモヤでマスクするように覆われ、第二形態戦に突入する。BGMも後半部分が流れるように。
主にレオンガルフ第一形態と同じ攻撃を行うようになるが、攻撃が大幅にパワーアップしている。
- 憑獣の痛撃
形態移行時の確定行動。
両手を床に叩きつけて放つ衝撃波「痛撃」の強化版で、電撃を発している。
衝撃波のスピードは遅くなったが、3連続で行うのに加えてフィニッシュとなる3回目は電撃が激増する。
- かぎ爪
レオンガルフ第一形態と同じ通常技だが、引っ掻いた跡がしばらく燃える。たまに3連続で行う。
- 強襲のネメアー
四足歩行からの飛び掛かり。3連続で行うことも。
- 憑獣のサイコハウリング砲
第一形態でも使う口からビームを放つ攻撃「サイコハウリング砲」の強化版だが、今度は天井からたくさんの瓦礫を落とすようになるため、足元の影を見て上手くかわす必要がある。
第二形態の状態で体力を残り半分まで減らすとレオンが苦しみ始め、ソウル・フォルガ本体が登場する。
今度はレオンの攻撃に加えてソウル・フォルガによる攻撃パターンが追加される。
- 豹変のサイコドリーミーガルフ
後半戦移行時の確定行動。
レオンガルフが斬撃ラッシュ&高速ビームのコンボを繰り出した後、カービィの近くにワープしてきたソウル・フォルガがドーム状の黒い衝撃波「ソウルクラッシュ」を繰り出す。
特に気をつけなくてはならないのが「ソウルクラッシュ」。ビームを発射したレオンガルフは疲れるため一見するとチャンスに見えるのだが、この技はなんとガード不可であり、逃げ遅れると多段ヒットして体力を大幅に削られてしまう。そのため、この技が発動されたら急いで攻撃範囲外に逃げるしかない。
- ソウルキャノンボール
レオンの攻撃に加えてソウル・フォルガも光球を放つ。ワープしながら発射され、着弾地点から衝撃波を生み出す。ただでさえ激しい攻撃に援護射撃が加わるため、非常に厄介。
このソウル・フォルガには攻撃が当たらないので、レオンガルフに攻撃を集中しよう。
実はレオンガルフのソウルも体内でソウル・フォルガに抵抗しており、レオン・フォルガを撃破するとレオンガルフの体からソウル・フォルガが姿を現す。
戦闘BGM
正式曲名:「隆隆たる獅子叢の哮り」
作曲者:小笠原雄太
レオンガルフと同じ曲が流れる。
ただしサウンドトラックでは「隆隆たる獅子叢の哮り(レオン・フォルガ)」名義となっており、レオン・フォルガのボイス付きで別個に収録されている。
余談
肩書きである「憑依獣」はソウル・フォルガに憑依された獣王から。
レオンはID-F86(フェクト・フォルガ)と出会ったを境にレオンガルフを名乗っているが、「ガルフ」を逆さに読むと「フルガ」、それを更に捩ると「フォルガ」となる。
レオン・フォルガと名前を見比べると彼がフェクト・フォルガに洗脳されていたのを暗に示す名前である事が分かる。
「憑依獣」の名称は二十数年前に月刊少年ジャンプで連載されていた故・黒岩よしひろ氏の漫画『鬼神童子ZENKI』で使われており、あちらは「憑依の実」由来の化物である。
戦闘開始前のレオンに関してだが、カービィとエフィリンのカービィダンスを見て最初は困惑するも、最終的にはノリノリで踊って決めポーズする。かわいい。
小説版
「絶望せよ、おろか者ども!われは、ふたたびからだを得たぞ……われこそは最強の王、レオン・フォルガ!」
角川つばさ文庫の小説版では、体を得たことによりフェクト・エフィリス同様にハッキリとした口調でテレパシーで会話している(ただし、ソウル・フォルガ自体はフェクト・フォルガ同様のカタカナ混じりの口調である)。
圧倒的な力でカービィとバンダナワドルディを追い詰めるが、バンダナワドルディが囮になっている間にストームトルネイドをコピーしたカービィの竜巻と電撃を受けて倒された。