概要
この記事にはスターアライズのネタバレが含まれます。
星のカービィシリーズとして2018年春に発売された、『星のカービィスターアライズ』。
このゲームのやり込み収集要素の1つとして数々のイラストを見ることの出来るイラストピースが存在する。
本作最後のアップデートである第3弾アップデートにおいて追加されたイラストがこの「さよならカービィ」(作:熊崎信也)である。
このイラストは本作をやり込んだ末に完成する最後のイラストの名称である。
カービィの冒険、フレンズ達の冒険、ボス達との戦いの祭典…そして異空間での決戦。
それらをやり遂げたプレイヤーが得られる今作の1つの終着点と言えるイラストである。
ただ、このイラスト、そのタイトルもさることながら…。
夕日の中、涙を浮かべながら旅に出るようなカービィの姿。
そしてバックに流れる本作メインテーマ「ティンクル☆スターズ」のオルゴールアレンジ。(後述)
この事から…このイラストを見たファンの中にはとある可能性の1つを悟った人も多い。
もしかしたら…スターアライズが星のカービィシリーズにおいて1つの節目を迎えるのではないか。
果たしてこの「さよならカービィ」が示唆しているものは何なのか。
例の蝶も付いてきている点を含め、意味深な要素の多すぎる一枚となった。
考察
- ファンによってはシリーズ終了の噂まで立ったが、それは翌年2019年に『毛糸のカービィプラス』と『スーパーカービィハンターズ』がリリースされているため覆されている。
- そもそも前者は第3弾アップデートの時点で既に情報が公開済みである。
- カービィの世界内で単純に考えると、初代星のカービィより前の旅の始まりと何かとの別れという見方はできる。ちなみにカービィは旅人ではあったが、出身がポップスター内外か不明。
- 星のカービィスターアライズは平成30年度のカービィゲームであり、リメイク版ではない完全新作カービィゲームにして、平成最後の完全新作の本編カービィゲームと言える。そのため平成の時系列とさよならをする意味とも考察されている。
- 『星のカービィ スターアライズ』の最終アップデートが終わって久しい2019年9月に、HAL研究所は「今までとは違う全く新しいカービィ作品」のプロジェクトスタッフを募集する(当時のリンク)という旨の求人募集を行っていた。後の2022年に初の本編3D作品『星のカービィディスカバリー』が発売された。今後は3D作品に路線変更することを意味するかもしれない。(2D作品自体はリメイクや番外編作品の続編という形で継続している。)
- 星のカービィシリーズが30周年を迎える2022年に完全新作となる『星のカービィディスカバリー』の発表され、シリーズ初の完全3Dアクションになっているが、舞台はポップスターではない惑星にある廃墟の現代都市であり、シリーズ第1作で「旅人」だったカービィはいよいよポップスターにさよならをして新たな旅に出たのでは、という説も。だが、OPムービーにてポップスターから『新世界』へと飛ばされたためそれも否定する見方も強い。カービィがエンディングにてポップスターに帰還したのであれば、否定された事が確定になる。カービィは果たしてポップスターに帰還したのかどうかは、実際にプレイして確かめよう。
- 単に最終回ネタを終わりではないが区切りのいいところに持ってきただけなのだろう。
と色々考察されていたがスターアライズの公式設定資料集を見るに、旅の終わりとしばしの間の別れとして描かれているため、「これで『スターアライズ』の物語は終わり」ということを表していたのだろう。
BGM
正式曲名:「さよならカービィ:未来行く星のひと」
編曲者:小笠原雄太
先述した通り「ティンクル☆スターズ」のオルゴール風アレンジ。
しかも本物のオルゴールのように3ループ目からは段々曲が遅くなっていき、最後はサビに移るパートの前で音楽が完全に止まる。そしてその後は別のイラストを参照しない限り、繰り返しこのイラストを参照しても音楽は流れない。
関連イラスト
関連タグ
さようなら、ドラえもん…さよなら(さようなら)とあるが最終回ではないことが共通する。
終わる終わる詐欺…結局のところこうなってしまった