概要
『星のカービィ3』と『星のカービィ64』に登場。シリーズお馴染みの全ボスと連戦するゲームモードであり、俗に言うボスラッシュ。
ただし、「格闘王への道」と違い回復のための休憩所はなく、各作品の最終決戦能力を除きコピー能力を使うことも不可能であるため「丸腰」で挑まざるを得ないのである。
また、登場するボスの順番はステージ順で固定されており、中ボスやルームガーダーなどは登場しない(『夢の泉デラックス』などの「かちぬきボスバトル」と似ている)。
どの作品でも100%クリアの必須条件になっている。
回復不可で強制的にすっぴんで挑むことになるため難易度は高いが、バーチャルコンソールやNintendo Switch Onilneではどこでもセーブ機能があるため当時よりもクリアやノーダメージクリアは容易になった。
作品別
星のカービィ2
「Boss」表記。ただしシステム自体は上記のぼすぶっちと似ているため便宜上記載。
リック・カイン・クーは使えないが、コピー能力はカッター(Mr.シャインの出す星)、バーニング(Mr.ブライトの出す星)が使用できる。
本作のみデデデ大王戦前とダークマター戦前に体力回復の機会がある。
戦闘順
星のカービィ3
「ぼすぶっち(Boss Butch!)」という名称が初登場したのがこの作品。公式ガイドブックでは「ボスブッチ」とカタカナ表記になっている。
タイトル画面には「NINTENDO16」と書かれているが、これは発売当時(1998年)の最新ハードだったNINTENDO64のCPUが64ビットのものを搭載していたのに対し、『3』のハードであるスーパーファミコンが16ビットだったから。
1人用モードであるためグーイの呼び出しができない。
失敗すると各レベルに応じた一枚絵が表示され、クリアするとアドが描いたパターンのもう1つのエンディングを見ることができる。ゼロを倒した後に「L+R+X」のコマンドを入力した場合、裏エンディングの代わりに特別な一枚絵を見ることができる。
ゼロ戦の背景が見えにくいことで有名だが、バーチャルコンソール版などといった移植版では修正されており見やすいものになっている。しかし、後の作品では……?
戦闘順
ボス | 敗北時の一枚絵 |
---|---|
ウィスピーウッズ | ナスを頭に乗せられる |
アクロ | アクロに食べられる |
ポン&コン | 爆弾を頭に乗せられる |
アド(アイスドラゴン、スイートスタッフ、Mr.ブライト&Mr.シャイン、クラッコ) | 絵の具を頭に塗られる |
デデデ大王 | ハンマーで潰される |
ダークマター/ゼロ | ダークマターとゼロに押し潰される |
星のカービィ64
おやだまたちがととうをくんでやってきた!まるごしでかるくひねってやるぜ!
(星のカービィ64での説明)
ポーズ画面では戦闘を離脱する「でなおす」が「まけをみとめる」になっている。
ゲームオーバー画面ではカイショウナシ(「甲斐性無し」=自分の役割や責任を果たす能力が無い、頼りにならない人)と表示される。この文言は『ウルトラスーパーデラックス』・『トリプルデラックス』・『ロボボプラネット』・『スターアライズ』のボスラッシュでも序盤で負けると見られる。
ノーダメージクリアすることでカービィが64の全ボスをコピーしたような姿になる。